第333話 無敵なものなんてない
前回のあらすじ
落とし穴は深すぎると法律違反になりかねません
「ヘイト管理してるのか。多分」
さっきから色々なイタズラをして敵を怒らせて敵の攻撃の狙いが自分に行くようにしている。翔がその前で盾を使って防いでいる。落とし穴なんかも使うことで、押し切られないよう戦っていた。
そのため、敵はこっち側へのマークが薄れていた。
「とはいったもの…こんなんじゃ時間がな…」
「さっきから銃で狙っているんですれど、そしてちゃんと当てているんですよ。なのに涼しい顔してます。炎に当てても凍らせようとしても…」
繁はひたすらに銃を一点に集中して撃っていたが、それでもあまり進展は見られてなかった。
「手間はかかるが、こんな感じでやっていくしかないのか…。翔の体力が心配だが…」
敵の攻撃のほぼ全てを翔が受けている。翔が倒れたら、ドミノ倒しの如く全滅する可能性が高い。
一撃一撃集中して入れる。
「これだけの落とし穴なら、どう?」
「キサマら…」
近くに誰もいない好きを狙って落とし穴を仕掛けて落としている。
「早い早い!もうちょっと時間をちょうだい!」
落とし穴作戦を何度も繰り返しているからか、脱出する速度も速くなっていた。
「落とし穴じゃだめなのか?なら別の方法を使うまで!」
落とし穴以外…何かちっともわからない。
「それにしても…本当にどこの皮膚も超硬いのか?」
ふと思うようになった。生物として、どこかだけは硬くないところがあるのではないか?
「そういえば…ぃまでの戦いのシーンで違和感があったような…それが何なのか思い出せない…」
とにかく、まだ狙ってない足首や手やら首やらを狙ってみる。
そこ3つを狙ったが、どこも硬さは変わらなかった。
「いや…でも…そうだ!」
だけど、さっきまで抱いていた違和感が何なのか、それがわかった。
おかしかったのはこのとき。最初に落とし穴にハネミスが落ちたとき、その時トラバサミが挟まった状態で戻ってきた。
そこがおかしかったんだ。どう考えても、こんなに硬いなら、トラバサミ自体が挟まることはない。皮膚に少しの傷を与えるだけだ。
でもそうならずに挟まったのは、二種類考えられる。そのトラバサミが異常に硬いか、そこの皮膚が硬くないのか。
だけど前者なら既に使ってるはず、トラバサミを仕掛けたのはそれ一回のみ、つまり後者である可能性が高い。
「はぁ…はぁ…まだ…守れる…」
翔の体力切れより早く倒せるかもしれないということだ。
プロフィール
名前 山井純
好きなこと・もの 助手
嫌いなこと・もの 自分の境遇
特技 他人から情報を引き出すこと
長所 推理力が高い
短所 目的達成の手段を問わない
ことがある




