第328話 感じるな、考えろ
前回のあらすじ
城ってダンジョンでよくあるよね
「おっと、見〜つけちゃった見〜つけちゃった。」
3個目の部屋の中を探索していると、イタズラ好きの彼女がベッドの下から隠し通路を見つけた。
「こんなのよく気づけたな…」
ベッドの下、しかもただ見ただけでは分からず、床ではなくベッドそのものの下側にボタンが付いてあって、それを押すことで隠し通路が開くようになっていた。
「私だったら、こういうとこに隠したいからね。隠し物の基本だよ。」
隠し物の基本とやらはよくわからないけど、俺達だけだったらかなり時間かかりそうだったのは事実。素直に心の中で礼を言った。
「こんなところに繋がってるんだ。面白〜。楽しいな、リアル脱出ゲーム。」
「リアル脱出ゲームじゃないんじゃ…」
「比喩だよ比喩。そんなこと分かってるって。でもさ、そんな感じじゃない?」
隠し通路はまだ行ってない部屋へと繋がっていた。でもこの部屋は出る扉が開いていない。これ、本当に脱出ゲームっぽいかも。
「鍵が必要みたいだけど、それっぽいのある?」
「この中か?南京錠で鍵がされてあるけど。それに怪しそうなノートもあった。」
部屋は子供部屋みたいなところだった。そんな子供部屋のおもちゃ箱?っぽいやつの中に鍵付きの箱が入っていた。また、おもちゃ箱の中には怪しい日記も入っていた
1=100 2=141… 3=173… 4=200 5=?…
「?に入る3桁の数字が南京錠の鍵かな。脱出ゲームの考え方ならそうだけど。」
これが謎…だけどこれはなんだ?
「41,32,27…等差じゃなさそうか。てかなんで…が付いてるんだ?」
全員で頭を唸らせた。
「あ、あーそういうことか!完全に分かった。」
3分ほどして、元異小課の彼女が大きな声を上げた。
「答えは、223っと…正解〜。南京錠開いたよ。」
「え、なんで分かったんです?」
「これね、それぞれの√を小数点第2桁まで表してたんだよ。√1は1.00、√2は1.41…ってこと。それで、√5は富士山麓オウム鳴くなくで、2.2360679だから、223ってわけ。」
俺はなんとか理解できたけど、愛香はあんまり理解できていなさそうだった
プロフィール
名前 波山愛香
好きなこと、もの 抹茶
嫌いなこと、もの 背の低さ
特技 利き抹茶
長所 誰にでも優しい
短所 抹茶が絡むと性格が変わる




