第327話 白い雪の中の城
前回のあらすじ
面白そうじゃん?
「うわぁーー。楽しそう!」
「凄い。こんなところに…」
話をしながら雪原を10数分歩くと、雪原でお城が見えた。
皆目を輝かせたり驚いたりしている。かという俺も驚いた。誰もこんなところにこんなに立派な城があるとは思うまい。
「多分ここだな。奴の根城。元の世界の建築様式の城だし。」
確かに言われてみればこんな城は見たことが無い。城マニアと言うわけでもないのだけど、この城は和風の城とも洋風の城とも言えなかった。
「城門を開けっ放しとはな。都合がいい。ここから入ってみるか。」
「お城とかいろんな仕掛けがあるだろうから、楽しみだな〜」
一人のせいでいまいち緊張感が持てなかった。いいことでもあり悪いことでもある。
「中は暗めだな。誰か明かり持ってないか?」
「あ、それなら私が。ちょっと待っててね。……はい。ちょっとチカチカするけど、そこはご愛嬌。」
シャベルを使ってチカチカする懐中電灯を取り出していた。肝試しのいたずらとかで使うやつなんだろうな。
「大丈夫そう。…じゃあ、ボスのところまで行きましょう。」
城らしい無駄に天井が高い廊下を歩いて通り抜けた。
「魔族か?」
目の前から奇妙な見た目をした生物が現れた。目が3つある。
「戦うって言うなら容赦しないよ。ほう、戦うとね」
相手から襲ってきたので返り討ちに合わせておいた。
「そういえばあいつはあっちの世界の頃喋ったりできない魔族を懐柔してたな。この先こんな感じで襲ってくるかもしれないぞ。」
「はい!」
魔族を懐柔か。まぁまぁ面倒くさそう。
特に強い魔族と戦う羽目になると肉体的に受けるダメージが大きくなる。最悪そこで倒されかねない。
出くわさないことを祈るしかない
廊下をとりあえず突き当たりまで進んだ。でも上へと上がれそうな場所も見つからなかった。
そして、俺達は廊下から行ける部屋を一個一個調べることになったのである。
「長い間使われて無かったっぽいな。ホコリが酷い」
最初に入った部屋の中、翔はホコリなどから予想していた。
「やつはここで住んでいるというよりただ根城にしているだけ、使われなくても当然。」
「はぁ…なんでこんな山奥にあるんだろう。家の近くだったら色々と楽しめそうだったのに。」
やっぱり普通の人と考えていることが違った。でも何にでもいい感じに解釈できるのは、ある意味才能なのかもしれない
プロフィール
名前 神代新
好きなこと バスケットボール
嫌いなこと 難しい勉強
特技 頭脳戦
長所 色々と考えて行動する
短所 他の人に比べて個性が薄い




