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かんたんファンタジー  作者: 挫刹
†最終ステージ
43/66

・憐れな虫けらどもよ……、



 血も流れない機械の怪獣型機械が、轟音の音声で咆えて少年を睨む。


「……他に喋ることはないの?」


 睨まれたまま、

 他に喋ろうとしない怪獣を見ながら並行して敵陣に向かったまま逃走する。

 (日本語がおかしい)


 逃走したまま見た怪獣はやっぱり少年を見たまま走っているだけだった。


「言わせといてやれよッ!少年ッ!

そいつはなっ!ガキって生き物が不思議なんだッ!

そいつは「心」だからなッ!

人の心を完全に持ち!理解し介する機械ッ!

スげぇだろっ?


そんじゅそこらの普通の虚構だったら、

機械なんてのは「人間の心」がまったく理解できなくて苦悩に苦悩するのが葛藤の定番の設定だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(この言葉をここまで強調したくて、ここまで感嘆符にした!)


だがな?


この今、おまえのその隣の橋で走っているその怪獣機械は、その人の心が理解できる。

お前ら人間の意味不明な思考回路が理解できるのだッッッッ!!!


その機械は最凶の「心」だからなッ!


機械は力しか振るわないッ?

機械には人間の心が理解できないッ?


いいやァッ??????!!!!!


その設定はもう古いなぁッッッ?!!!!


フルいッッッ!

古ずぎるぞっッ!!!!!!!


なんだそのカビの生えた古典的なコッテコテはっッッ?????!!!!!!!!!


いまや、

この怪獣機械の心はな?


人間の心よりも「心」なのだッッッ!!!!!!!

人の心よりも「心」なのだッッッッ!!!!!!!

ヒトの心よりも「心」を持ったッッッッ!!!!!!!

血だけが通っていない「悲」で苦しむ機械なのだッッッ!!!!!!」


 叫ぶ黄金騎士を余所に、

 怪獣機械の口が荷電粒子光を集めていく。


「血ヲ流セ……、

ソシテ、サラ二、

悲モ流セッ、

憐レナ虫ケラ供ヨ……ッッッ!!!!」


 今更、機械らしく喋る言葉にしてみたいと思って送り仮名をカタカナにしてみたが、

 もはや手遅れ。


 怪獣の口から放たれたのは人を殺めるほどの威力を持った射線の線光。 


 その先に待つのは、

 きっと、


 人の心を完全に理解する、

 機械によって用意された……、


 せめてもの最後の決断ココロ……。



【次回予告】


 次回! 血を悲に変えて文字数も頑張れなかった かんたんファンタジー 第43話


 「定めだ……!」


 次回か次々回では八月の更新予定も発表予定です(まだ一文字も書いていない)

 (デン♪デンデデデン♪)


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