・死闘
「よっしゃ。
これで一つ目の戦争、参議院選については勝手に終わらせたッ!
そんじゃ、お次は二つ目と三つ目の戦争。
著作権に人種差別的表現の戦争に取り掛かりたい訳だが?
少年っ!
キサマ?
よくも俺の独り言の最中にずっとだんまりを決め込んでくれたなッッ?」
言葉とは裏腹に、ニヤニヤしながら黄金の騎士は言う。
「……なんか楽しそうだったんで、
もう、そっとしておこうかな、って思って……」
「かーっ、半野木昇ッ!
お前っ、この俺に「剣」で刺されたことをもう忘れたのかッ?
あの時の『痛み』は、もう忘れたのかッ?」
黄金騎士が問い詰めると、
アズルもどこ吹く風と頭をポリポリと掻く。
それを見て黄金の騎士も黄金の剣を構えたッ。
「いいだろうッ!
怪我がなくなれば、すぐに自分の痛みも忘れるその感覚ッッ!
まさに俺のキライなガキそのものじゃないかッ!
ならば、ここで「この剣」の力を教えてやろうッ!
そうだッ!
盾を攻撃に使うなら、オレのこの剣は何に使うのか?っていう、
あの問題だよッ!
その答えはこうだッ!」
言って、
黄金騎士は、
なぜかまた豪奢な黄金の盾を凶器に構えて、
剣を捨ててしまった青いマントのアズルに襲い掛かるッ。
打撃に襲い掛かってきた盾の風圧を感じて、
攻撃を躱したアズルに黄金騎士が即座に追い付く。
「フハッ、
鎧を着てるからって動きが鈍いわけじゃないんだよな?
それどころか鎧を着た騎士の動きは加速できるッ!」
言った騎士の足元、鎧の具足の脛の横辺りからボボボボボと、
リアルロボットさながらの噴射スラスターが推進威力で放たれているッ!
「機動騎士ギルガムッッッッ!!!!!!!!(ダサイッ!!!!)
ムッはァッ!
俺に限らず、
この世界の騎士が着ている鎧は、その全てが機動防具だッッ!
魔法効果によって機動力を高めきった属性防具ッッ!!!!
はっはっハッ!著作権違反かぁッ?これはァッ!
だが、これはファンタジーだァッ!
剣と魔法のハイファンタジーぃっ!
しかしなぁッ?
リアルロボットアニメでは常套手段のビーム兵器ももちろんあっちゃったりしちゃうんだぜぇぉッ?
雷属性魔法としてなぁっ?
どうする?「小説家になろう」運営っ?
これも利用規約違反かッ!
とか何とか言っちゃってるうちにそらぁっ?
オレ様の盾の攻撃する防盾前面が、
なんか「荷電粒子光」を集めっちゃってるぞぉッッ?」
タぁーっ、タ、タ、タ、タとビーム粒子を一点に集め出す、
よくあるあの少年が自分の口でも口遊んでしまうタメをタメまくるあのカッコイイ効果音を響かせながら、(男のロマンッ!)
黄金騎士の盾が前面で、高エネルギー反応のピンク色の蛍光色をした荷電粒子を一点に収束させていく。
「避けろよぉッ!少年ッ!
ギガサンダービームキャノンッッッッ!!!!!!!」
すんごくダッサい名前なのに、
カッコよく直線する稲妻の一閃が、天空の橋から突き抜けたッッッ!!!
後半「-M-A-K-I-N-A-」に、つづく(今日9時更新)




