表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かんたんファンタジー  作者: 挫刹
†連載予告
1/66

・酒場のオヤジの話



「よぉっ、お疲れさん。

ほいよ、ご注文の品だ。


お、いい飲みっぷりじゃねえか?


なんだ?いやにご機嫌だな。


そうか、もうすぐだったな。


例の新入り(・・・)が来るってのァ……。


お手柔らかにご指導、賜わってやれよ?

また逃げ出すかもしれねえぞ。


最近ここも、若いヤツラを下に取られちまってるからな。

今度は長く続くといいが……、


あ?そんな甘い世界じゃない?

あたぼうよ。

そんなのぁ、どこの世界だって同じよ。


だがな?

知ってるか?

ちょいと斡旋している嬢ちゃんたちから仕入れてきた情報なんだが、

その今度来る若ぇヤツってぇの、都会育ちらしいぜ?


そんなのが頼りになんのかよッ?

しかも13(・・)のガキとか、きたモンだとさっ。


ああ?女かって?スケベジジイがッ。

野郎だよ!


男の子供だッ!


やれやれ、

そんなヤツが酒場ここに入り浸るのかと思うとゾッとしねぇぜっ!


と、

いけねぇや、仕事に戻るわっ。


お代、勝手にツケに入れとくかんなっ?

どうせ持ってねぇんだろ?


結構、タマってんだぜ?

やっと来た新入りに押し付けんなよ?


おめぇさん、やりそうでいけねぇや。

ヘラヘラ笑ってんな。褒めてねぇよッ!


飲み終わったんなら、

とっとと、

カラダあったけぇうちに服くるまって、けぇんなっ。


酔い醒めねぇ内に次の仕事が待ってんだろ?

ナニやってるか知らねぇけどよ?


おめぇさんが入ると山が静かになる(・・・・・・・)

そんだきゃあ、確かだ。


ま、こんな調子で簡単(・・)にツラツラと書いてくんだとさ。

こんぐらいの長さのを、

毎週の、休みの朝ら辺にな?


だからつって、期待はすんなよ?


ん?

誰のセリフかって?

知るかよッ。

事情通の嬢ちゃんたちになんか変わったことがあるか?って聞いたら、

このメモに書かれている事を、

その時その場所で喋ってくれれば、教えてやるっつわれたんだよ!

まったくワケわかんねぇよな。


そら、

おんじゃ気ぃ付けてけえれ。

また寄るんだったら新情報、仕入れておくからよ!


ほんじゃあなッ!」


  バタンと、重厚な木の扉が勢いよく閉まった。





 次回予告、(※お好みの次回予告BGMを鑑賞しながらお読み下さい)


 やっと辿り着いた彼は。これから自分の活動拠点となる地に足を踏み入れる。

 錆びれた入り口をかいくぐり、

 『何処かで見た』はずの賑やかだが過疎の足音が着実に忍び寄りつつある、

 待ちわびた住民たちの生活の場へと案内されていく。

 まず、必要だったのは自分に用意された個人生活の空間の確認だった。


 新連載!『かんたんファンタジー』第一話ッ!


 『自室』


 ……2月3日、毎週日曜・朝8時00分より、投稿、開始!


 これは、

 挫折しながら、かんたんに描かれていくファンタジー……。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ