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あかるい空  作者: につき()
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浅い眠り

西の山が黄昏れて今日を晴れで終わらせた。東の空は果てしなく光を追って消えていった。ふたつの真ん中にざわめきが集まって春の夜が始まり、ようやくと薄闇の香りが甘く立ち籠めた。奥底への視線が憧れを想い出す。卑怯な劣情が慕情のふりをしている。春の月が玲瓏に冴えて照らしている。山ではツツジが燐光を放ち、眠る虫たちを明日へと呼び覚ましている。この頃になってひび割れた景色の明るさと表情の暗さが夢に何度も現れる。夜明けがどんどん早まっていく。

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