第79話 よし! やるぞ!! ……って、ちょっと待て
今回の話題も文字数が少ないです。
私が言うのも何ですが完全にエタッてますね、何とかここから挽回していきたいです。
誠に申し訳ございません、ここまで書けないとは私自身思ってもいませんでした。
さて、本当にどうしたものか。
私はこの試合に絶対負けないといけない、この試合に負けると言うことはもう確定事項と言っていい。
だけど、それをする為にもそれなりの試合をしなければいけないのだ。
もし、殆ど何もしないでちょっとの攻撃で負けたらほかの人は納得しないだろう。
周りから負けてとやかく言われるのは面倒である。
試合の相手、クンツ・アルノルト君は結構鍛えているみたいだし、本気を出して戦ってくれたら何も問題はないだろう。
だけど、メンタルが弱すぎて全然実力が出せていないみたいだ。
……どうしよう。
(なぁユキよ、こんな時こそ能力を使おうぜ)
ん? 珍しい事もあるもんだね、カラドボルグから話してくるなんて。
(急にどうしたの? ていうか能力って一体なんのこと?)
(つまりよぉ、昨日おめぇが言ってたみたいに負けなきゃなんねぇんだろ? 正直、俺は自分から負けるとか意味がわかんねぇが今はいい)
まぁカラドボルグからしたら意味不明かもね、でも目立ちたく無いのよ。
因みにカラドボルグと話せているのは戦技【一心同体】をカラドボルグが使っていたからだったりする。
(そうなんだけど、緊張をほぐす能力とかないでしょう? だからこうして悩んでいる訳じゃん)
(分かってねぇなぁ。俺の能力の事を)
(カラドボルグの能力?)
(そうだ、お前もついこの前にやったことあるだろう? 恩恵装備能力「戦技創造」の事だ)
最近、使ったけ?
ええーと、あ、そうだ! そういえばサキちゃんをさらった賊どもを凝らしめる為にも使ったんだった。
あの時は余り作ろう作ろうって意識していなかったんだよね、ただ何か天誅を下してやろうと必死だったけど、そういえば使ったな。
(どうたら思い出したようだなぁ。俺の能力「戦技創造」は創造の力、扱う物が優れていればいるほど、どんなことでも出来る。ユキ、おめぇなら相手の精神状態をより良い状態に出来る空間を戦技で創れるんじゃねぇか?)
確かに、そうかもしれない。
これはやってみるだけの価値がある。
さて、どういう感じにしますか。
う~ん、クンツ君は自信が無い。
そして、臆病。
つまりは心の奥から自信が湧き出てきて、行動力が漲る空間を創ればいいわけだ。
よし! やるぞ!!
……って、ちょっと待て。
「戦技創造」って恩恵装備能力じゃん!!!
装備してないと使えないじゃん!!!
(ってカラドボルグ!! 「戦技創造」って装備しないと使えないじゃん!! 能力使えないじゃん!!)
(装備すればいいことだろ?)
(私は目立つのが嫌なの! カラドボルグを出したら一発で目立つよ)
(それなら、俺を出した瞬間に「戦技創造」で隠蔽すればいぃことだろ?)
そんな簡単に、つまりはカラドボルグが言っていることってカラドボルグを出した瞬間にカラドボルグ事態を隠蔽する戦技を使って、その後にクンツ君に本気を出してもらう為にこの試合会場に戦技を掛けるってわけか。
クンツ君自身に掛けてもいいんだけどそうした場合触れるなど何かしらのモーションが必要になってくる、それで周りに気づかれるのも嫌だから試合会場に掛けるという寸法だ。
仕方ない、それで行きますか。




