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第78話 自信がなく気弱で臆病者

 前の話が少なかったのでもうちょっと書きたかったのですが、ちょっと無理でした。

 出来たら次話は多く書けたら書きたいです。

 僕の名前はクンツ・アルノルト、アルノルト伯爵家の次男だ。


 シュトローム学園に在籍する5年生。


 何の因果関係か、今年度の学園対抗戦の総当たり戦で勝ち残ってしまった。


 僕は生まれてこの方自信というものを持ったことがなかった。

 伯爵という凄い家柄に恵まれた僕だが、家の者からグズ、のろま、ごくつぶし、と散々言われてきている。

 まだ学生なのだから、ごくつぶしは違うと思うんだけど。


 まぁそんなことはいいか。


 悔しい事に、言われてきたことは全て真実である。


 何をするにもダメダメな人生。


 そんな人生。


 誰でも思うことだろう、僕も思った。


 こんな自分を、人生を変えてやると。


 その為に色々頑張ってきた、勉強、剣の修行、魔法の練習。


 どんなに頑張っても、結果はついて来なかった。


 いや、勉強はそこそこ出来た、だから成績の方は然程悪くはない。


 だけど、それ以外っが問題なんだ。

 勉強だけできても意味がないいんだ。


 いざ本番になると僕は緊張で頭が真っ白になってしまう。


 いつも一人で出来たことが出来なくなってしまう。

 人と話そうとするとテンパってしまいいつもオドオドして、ウザがられる。


 どのたびに。

 だって僕だから。

 どうせ僕だから。


 そう思う自分が居て情けなかった。


 自分に自信が持てたらどれだけ良かったことか、今後も僕は変われないんだろうか。


 そんなダメな僕だが、何故か学園対抗戦の総当たり戦、本戦まで勝ち残ってしまった。


 そもそも、総当たり戦に出場する予定なんて僕には無かったんだ。

 だけど、兄様や姉様たちが勝手に僕をエントリーしていた。


 勿論嫌がらせだろう。


 でも僕はいい機会だと思った、これはチャンスだ。

 変われるチャンスなんだ、と。


 だから気合いを入れて予選に挑んだ。


 結果、緊張で足がすくんでしまい、頭が真っ白になってしまった。


 これで負けたな、って思ったんだけど。


 何故か僕は勝っていた。


 僕以外の人たちが同士討ちしてしまった為、僕が勝ち残った。


 戦わないままに。


 ただ立っていただけだと言うのに。


 これじゃあ本戦で無様な姿をさらしてしまう。


 本当に、どうしてこうなってしまったのだろうか。


 そんな思いのままに、試合は始まってしまってのである。




 ◇ ◆ ◇ ◆




 さて、試合の会場まで行きますか。


 会場み行くまでの道のりで物凄い歓声が聞こえてきた。


 着くと観客席に人があふれかえっていた。

 学年対抗戦の時でも人は一杯いたのだが、こんなにも沢山の人は居なかった様な気がする。


 やはり今日からが本番ということだろう。


 楽しみに試合を見に来たのだろうけど、ごめんね、私は本気で戦うつもりは無いんだ。


 他の試合も一杯あるから、それで楽しんでね。


 会場に着いたけど、やっぱり広いね、この空間を二人だけで使うちは何とも贅沢なことだろうか。


 まぁいいか。


 さて、相手はクンツ・アルノルト君。


 …………大丈夫か?


 物凄くオドオドしているし、目とかせわしなく動いている。


 落ち着きがなさすぎでしょう。


 緊張で口とかガクガクだし。


 いやいや、本戦まできたんだし大……丈夫と信じよう!


『やってまいりました、それでは総当たり戦、本線ユキ・ライトリア対クンツ・アルノルト戦でございます!!』


 司会の人が合図をする。


『試合! 開始!!』


 さて、行きますか!


 私は腰に差してあり剣を構えた。


 クンツ・アルノルトもぎこちなく剣を構える。


 ……いや、本当に大丈夫か?


 もし、これが私を油断させる演技だとしたらいいんだけどそうじゃ無い場合は問題だ。


 なぜなら、これが演技ではない場合クンツ・アルノルトは物凄く弱い人物ということだ、偶然ただ予選を通過しただけ。


 そんな人物に簡単に負けてしまったら周りから絶対怪しまれるだろうし、仮にも私は三年の対抗戦準優勝者を打つ倒してしまっている訳だ。


 そこそこの激戦の末負けないと、兄様に迷惑がかかるってしまうかもしれない。


 そんなのは絶対に嫌だ。


 でも、この試合を勝ってしまって目立つのも嫌だ。


 ……どうしよう。


 ま、まぁ、演技という可能性もあるわけだから……まだ大丈夫……。


 私はクンツ・アルノルトに迫った。


 様子見として自分の剣を相手の剣の上側を滑らしながら相手の剣の鍔まで来て一気に加速し首を狙う。


 さぁ! どうする!?


 鍔まできた。


 クンツ・アルノルトはまだ反応出来ていない、首を狙いに行く。


 まだオロオロとしている。


 あ、これダメだわ。


 私は一旦攻撃を中断して後ろに飛ぶ。


 うーん、どうしよう、本当にどうしよう。


 でも、今ので分かったことがある。


 これは本当に意外なことだったのだが、クンツ・アルノルトという人物はの肉体は相当に鍛えこまれていたのだ。


 私が剣を打つ合わせたときにぐらつきが全然なかったのだ。


 なるほど、つまりは精神面も問題というわけか。


 クンツ・アルノルトという人物は自信がなく気弱で臆病者ということ。


 ……そんなもの私にどうしろっていうんだよ。



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