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第7話 光魔法 闇魔法

6話に「完全再現」でも再現できない、を追加しました

 今日は待ちに待った兄様と一緒に兄様の学園に行ける日が来た。

 楽しみだな~早く行きたいな~と思いながら朝ごはんを食べた。

 そして、やっと時間になった。

 やっと兄様と一緒に学園に行ける、兄様に連れて行かれてもといエスコートされながら初めて家の外に出た。

 家の外は広大な庭って感じだった遠くを見たら家の門らしき物がある。

「兄様すごく広いです」

 私が目を輝かせて言ったら兄様は笑顔で返してくれる。

「確かに広いねでもこれから行くところはこの何倍も広いんだよ」

 まじですか、広いとわ思っていたけど私の想像していたのより広いじゃん、さすが兄様でもまいごとかにならないのかな。

 聞いて見ると管理員とか清掃員みたいな人がいて迷ったらその人達に聞くらしい、でも兄様は入ってすぐに学園の地図を見て覚えたらしいさすが兄様。

ここから馬車で家の門まで行くみたい、こんな敷地や家を見たらやっぱり私は貴族の娘なんだと再確認できる。

 兄様と手を繋ぎながら馬車に乗った、馬車に乗ってまず思ったことは、揺れるとにかく、揺れること、こんな乗り心地の悪い乗り物初めて乗ったよ。

 あれだね、前世の乗り物がいかに優れているかが、今頃になってやっと分かったよ。

 べつに、酔ってはいないのだが、私が俯いているのが酔っていると思ったのかやさしく「少し横になるかい?」、と声を掛けてくれた、兄様!大好きです!

 お言葉に甘えて兄様に膝枕をしてもらった、兄様は笑顔で私の頭をなでてくれた、えへへ~幸せ~。

 そして、馬車が門に着いてしまつた。

 ちょっと!空気読んでよ!もう少しゆっくり走れたでしょ!

 ちぇ~しょうがない、もう少し膝枕をされていたかったけど、降りますか。

 馬車から降りる時も兄様は私をエスコートしてくれる、幸せ~。

「ユキ今から学園に瞬間移動するから、驚かないでね」

 え? 兄様、「瞬間移動」使えたんですか。

 そういえば兄様に対して、今まで「鑑定」したことってなかったね。

 少し無粋かもしれないが、気になったので「鑑定」してみた。



 キリ・ライトリア


 HP44(体力20 パワー14 スピード10)

 MP2100


「完全再現」……一度視た、スキル・魔法を再現する

「確率操作」……あらゆる物事、事柄の確率を操作する

「思考加速」……思考を加速する


 魔法適正

 火

 水

 風

 土



 うん…なんだろうこの敗北感、特にMPにたいしての……いや、いいんだ、別に兄様に対してどうこうって訳じゃない、ただ前世でも分かっていたことだが、世の中って不公平だよね、よし! この話終わり!

 見たところ、兄様のスキルでトンデモスキルが2つある、「完全再現」「確率操作」この2つはマジでヤバイまず「完全再現」これは見てのとうり、すごいスキルだ。

 魔法だけでもすごいのにスキルまで…これってこの世界のスキル全部覚えたり出来るんじゃない? これは、チートすぎる、唯一防げるのは、私みたいにプロテクト能力があるスキルだけじゃないかな。

 次に「確率操作」だ、これは私は「完全再現」並みにすごいスキルだと思う。

 人によれば、べつに凄くないんじゃない? と言うかもしれないが、私はそうは思わない、これは戦いのときに非常に役にたつスキルだ、例えば、スキルや魔法の命中率を上げたら相手に当たりやすくなるし、相手のスキルや魔法の命中率を下げたらかわし難くなる。

 さすがに、100%命中、100%回避などは、出来ないと思うが限りなく近くには出来るだろう、これは一緒にいる仲間にも言えることだ、もし仲間というか、軍隊とかでそんなことされたらゾッとするね。

 そんなことを考えていたら、兄様の「瞬間移動」で学園に到着した。

 聞いていたとうり広いね。

 私だったら一人じゃ絶対迷子になる自信がある。

 なにやら兄様は学園に入る手続きをしているみたいだ、それはそうか、こんな貴族や王族しかいない学園が警備がしっかりしていない訳がない。

 さて、手続きも終わったことだし行きますか、まぁ兄様に連れて行ってもらうのだけど。

 道中兄様に手を繋いでもらいながら、ルンルン気分で歩いた。

 図書室に着いたいいが、さすがというかなんのいうか…これ、図書室と言うよりも図書館だよね? それも大図書館並みの。

 これなら、私の探している、光と闇の属性に関する本があるかもしれない、てか無かったら泣くよ?

「ユキはどんな本が読みたいんだい?」

「光属性と闇属性に関して詳しく載っている本です」

 まずそれ以外あるだろうか、ないね。

 兄様は図書室の管理員さんに、光と闇の属性に関する本があるか聞いているみたいだ、流石の兄様もそこまではしらないか。

 場所を聞いた兄様の後ろをトコトコとついて行く。

 兄様から受け取った本には「光と闇の深奥」と書いている。

 おお! これは期待できるかも。

 待ちきれなくて近くにある席にすわって読み始める。

 兄様そんなほほえましい顔でみないで!

 私は本に没頭した、もう周りが見えないくらいに。

 


 1時間くらいだろうか? それぐらいで読み終わった。

 収穫はあった、大いにあった。

 簡単に内容を説明するとこうだ。

 これを書いたのは、魔法研究者のギン・ハンという人らしい、彼は生涯をかけて光魔法と闇魔法を研究した、彼自身が魔法適正が、光と闇だったことも関係しているのだろう。

 彼が生涯をかけて発見した魔法は、光 闇ともに1つずつだった、それほどにこの両属性の魔法は、発見しにくく、厄介だった。

 光属性と闇属性の適正者が少なかったのも要因の1つだろう。

 まぁ経緯はここまでにして魔法だ。

 彼が発見した魔法は、光の剣 闇の剣 だ、なんかカッコいいね! わくわくする。

 本に書いていたのが、これらの魔法はあまり魔力を必要としない、つまり! 私でも使えるかもしれない! ということだ。

 闇の剣の効果がえげつないのだが、まずは、光の剣から説明さしてみらおう。

 

 光の剣……光の剣を生成、これはかならずしも剣でなくてもよい

      この魔法は自分が理解したスキルをMPに生じて剣に付与することが出来る、所持者に共有可


 これ普通に強いよね、これってつまりさっきの兄様がしていた「瞬間移動」を、光の剣に付与したら「瞬間移動」私も使えるってことだよね。

 しまった、兄様が「瞬間移動」時に、「真理眼」使うってなかった、帰りに時に使おう、フフフ。

 次は闇の剣なんだけど、これえげつなさでいったら過去1番かも、効果は。


 闇の剣……闇の剣を生成、この剣は物質に干渉せず精神に干渉する

      1度目の干渉から4度目までは、何も起こらず、5度目で発狂、6度目で精神崩壊、7度目で死に至る


 うんマジパネーすは、なに、7度目で死に至るってこれ頭おかしいだろ!

 てか、この剣は物質に干渉せず精神に干渉するって、つまり相手の剣とか鎧とかをすり抜けて攻撃できるってことだ、防ぎよいあるのかこれ? 鬼畜すぎる。

 闇の剣は、むやみに使うのはやめよう危険すぎる、使うとしても5度斬ったら魔法を解除しよう。

 本にこれらの魔法は適正があっても才能がなければ使えないとかいてあるが、大丈夫だよね?

 私は「詠唱破棄」があるからいけるけどこの魔法、詠唱の文字がすごいある、ざっと見て1000文字はあるよ、これ「詠唱破棄」必須だね、戦闘のときにこんな長ったらしい詠唱しているひま無いしね。

 

 本を読み終わり、体を伸ばしながらあることに気づいた、兄様がいない!

 たぶん何か用事があり、先生などに呼ばれたのだろう。

 うん? なんか10人から12人くらいの人達が私の所に来た。

「キミがユキ・ライトリアだな」

 なんか下種な笑みをうかべてるヤツが話掛けて来た。

 これは…イベント発生かな?

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