第37話 ノイルちゃん
よっよし! 結果オーライ。
まっまあ、付けてくれたんだし良しとしよう。
まずは、そうだね、井戸の周辺を見せよう。
「!? これは!!??」
まぁー驚くよね、急に視界とは違う映像が流れるんだから。
「き、君これはなんだ!」
「さっきも言ったとうり「千里眼」ですよ」
「これが……」
「では、賊の根城を映しますね」
私は映像を井戸の入り口に近ずける。
そういえば此処どこか分かってるのかな。
「此処の場所分かりますか」
「ああ、騎士団でも巡回しているからな」
映像を入り口に映した時おじさんはかなり驚いた様だ。
「! こんな所に」
「まず、中を映しますね」
私は中も人たちを映した。
どんな感じの構造をしているのか、またどんな人たちが居るのか、そこを知って貰うためだ。
おじさんに間取りを一とうり見せたあと、とんな人が居るかを見していく。
「こいつらは、まさか、犯罪組織ネズミか!」
ネズミ? そこら辺は知らないんだけど。
「私はそれは知りません、だだ見つけただけなので」
「そうか、こいつ等は確実にねずみだ。王都を根城にしているは掴んでいたんだがそこからが全く分からなかったのだ、感謝する」
「こいつ等はどんな事を?」
「暗殺、人攫い、強盗、色々な事に手を染めている奴等だ」
やっぱりね、予想はしていたけどクズ共だね。
「捕まえてくれますか?」
「ああ、騎士の誇りに掛けて、だがネズミは大きな組織だ、手練れも数多くいる。こいつ等を捕まえると成ると慎重に成らなければならない」
確かに、「鑑定」したけど強い人結構居たね。
まぁ、だから面倒くさくて騎士団に任せ様としたわけだけど。
「フィン!! 何故お前が居る!!」
ん? 知り合いでも居たのかね。
良く考えたら、王都に居るって分かってるのに今まで見つからなかったのって、内通者が居たからじゃない? まあ私には関係無いか。
さて、粗方「千里眼」で見せたしもういいだろう。
魔族の子は問題が有るので見せないけど。
「さて、もう大体見せましたので私は帰らして貰います」
「まっ待て! 色々聞きたい事は有るがこの際置いておこう、だが一つ聞かせてくれ。何故この事を俺に伝えた?」
そんな事か、答えは簡単。
「貴方だったのはただの偶然です。この事を報告しようと思い「千里眼」で探していたら貴方が見つかった、ということです」
「そうか……」
「さて、じゃあ返して頂いてもいいですか?」
私はおじさんのしている指輪を指差した。
「ああ、すまない」
おじさんは慌てて指輪を外してこちらにくれた。
「さて、もう会う事も無いでしょう。さようなら」
私は瞬間移動で井戸の入り口の戻った。
あ~~~疲れたーーー。
何あれ、精神的にどっと疲れたよ。
こうしちゃ居られないさっさとあの魔族の子を助けなくちゃ。
私は「千里眼」でもう一回あの子が居る部屋を見た。
部屋と言うより牢屋とかのが正しいね。
鉄格子の中に魔族の子が鎖で繋がれている感じだ。
鉄格子の左右に見張りらしき人が居る。
よし、こいつ等しとめよう。
私は「瞬間移動」見張りに者の後ろんひ移動して一発ぶん殴る。
「ぐは!」
一人目終わりました~。
「何だ!?」
直ぐにもう一人の人が気付いた、でも遅い!!
もう一人の見張りにもワンパンでだまらせる。
「ぐほっ!」
は~い2人目終わりました~一丁上がり。
見張りも倒した事だし、魔族の子を助けますか。
「瞬間移動」で鉄格子の中に入って私は鎖に対して「却下」を使用。と同時に「完全防御」でプロテクトを掛ける。
プロテクトは保険かな、もしこの子を助ける為に何かしらのスキル、魔法を行使している恐れがある。その場合魔族が此処に来る可能性があるからだ。
私はこの子えお連れて、森に「瞬間移動」をした。
この森は学園から家に帰る途中で通過すた森だ。家だと見つかると怖いからね。
「お~い、起きて~」
私はこの子と話あをする為に起こす事にする。
「うぅ」
起きたみたいだ、瞼が徐々に開いている。
「こんばんは」
「だっ誰!」
幼い声だ、でも声が掠れている。相当怖かったのだろう。
「大丈夫、もう大丈夫。私があそこから助けて上げたから」
「貴女が助けてくれたの?」
「うん」
それにしてもあの呼ばれる様な感覚なんだったんだろう。
もしかしたらこの子の能力かな?
私はこの子を「鑑定」した
ノイル・セイブル
HP158(体力70 パワー40 スピード48)
MP900
スキル
「招き者」……あらゆる物事を限定的に引き寄せる
魔法適正
土
闇
うん? 目が可笑しく成ったのか?
明らかに常人よりもヤパイステータスなんだけど。
でも、この子かあの時私の事を呼んだのは分かった、限定的というのはあの場合、私の事をこの子は認識していなかったし「束縛」もあったから、助けて欲しいという感情が私を引き寄せたのだろう。
たぶんこの子はスキルを使いこなしていないのだろう。
スキルで謝ってネズミと言う組織を引き寄せてしまって捕まったのだろう。
……さて、現実逃避はここまで。
何この子、ちょと可笑しくない?
子共だよね? もしかしたら……まさかね。
「助けてくれてありがとう!」
助かったと分かったら安堵の笑みをにしてくれる。
この子絶対成長したら100人いたら100人は振り返る美人に成るよ、羨ましい!
「ねえ、君って何歳なの?」
気になったから聞いてみた。
5.6歳だよね? そうだよね?
「私? 56歳だよ」
「ぐっふ!」
なっ、なにーーー!!!
そんな、こんなに可愛い子が!!
クソう、魔族は長命だからか。でもこの子年齢の割には幼く見えるね。
捕まって泣いてたし。
私がもし拉致されて、監禁されたら……泣くわ、うん泣くわ。普通に怖いよ。
56歳でも怖いわ、精神年齢幼く見えるとか思ってごめん。
「ぐーーーー」
ん? 何の音だ?
ノイルちゃん……ちゃん付けていいのか? 一応年上だし、まあいいや、ノイルちゃんが恥ずかしそうに顔を赤らめた。
ああ、監禁されてたし碌にご飯も食べて無いのか。
「どうぞ」
私は「異空間箱」から料理を取り出す。
料理といっても街とかに寄った時に食堂みたいなと事で一杯注文して「異空間箱」に入れただけだけど、私が作った訳ではない。
「いいの?」
「お腹空いてるんでしょう、いいから食べなよ」
「ありがとう」
お礼を言った後ノイルちゃんはバクバクと料理を食い始めた。
「ごちそうさま」
どうやら食べ終わった様だ。
私は食べ終わった食器をなおしていく。
「これからどうしよう」
「え? 帰るんじゃ無いの?」
「それはそうですけど、まず帰るにしても如何やって帰るかなの」
ああそういう事ね、それに付いては私が送るつもりだけど。
「私が送ってくよ」
「いいんですか? 何から何まで」
「いいのいいの、困った時はお互い様。って言うでしょう」
「初めて聞きました」
ありゃ、この世界には無いのか。まぁ考えて見れば当然かこの世界は自分の事しか考えてない人が多いがらそんな事考え無いよね。
「改めてありがとうございます。捕まった時はもう駄目かと思いました。それで此処は何処です?」
「ディーイレ街の近くの森だよ」
「ディーイレ街、そんな街知らないです。魔大陸の何処です?」
ん? まさか魔大陸と思っているの。
「魔大陸じゃないよ、人大陸だよ」
「え?」
そも事は予想していなかったのか。
「そんな……でも良かったです人大陸で同じ魔族の方に会えて」
んん?? え、どういうこと。私魔族じゃないんだけど。
まさかフードを深く被っているから分からないとか?
「私が人だとは思わないの?」
「人が私達魔族と助けるなんて有り得ない!」
これは私が人だと言わない方が良さそうだね。
「まぁまぁ、それは置いといて。あなた魔大陸の何処から来たの?」
「ハイトの首都ハイトから来ました」
うん、オーケオーケそこなら分かるよ魔大陸一の山麓にある街だね。
図書館の地下の地図に書いてあったよ。
「送って行くよ、掴まって」
「え?」
私は右手を差し出した。
「私には「瞬間移動」のスキルがあるんだよ」
「ああそういう事ですか」
私の手をノイルちゃんは掴んでくれた。
「「瞬間移動」」




