第34話 三大大陸
「おまたせ、これが大陸の事が書いてある本だよ」
兄様から渡された本には「三大大陸」と書かれてあった。
ではさっそく読んでみますか。
ふむふむ、なるほど。
簡潔にまとめると、本にはこう書いてあった。
この世界には、大きく別けて3つの大陸が存在する。
1つ、人大陸、これは主に私達人間が住んでいる大陸だ。
2つ、精大陸、これは主にエルフ、ドワーフなどの精霊、妖精が住んでいる大陸だ。
3つ、魔大陸、これは主に魔族、魔物が住んでいる大陸だ。
さてここまではいいんだけど、やはりというかなんというか。
魔族と人間は仲が悪いみたいだ、ここの本に魔族は非道で残虐な性格をしていて見つけたら排除しなくてはならない、とか書いてある。
これ絶対決め付けだよね。
こういう世界でよくあるやつだよ。はー。
つまり、魔大陸と人大陸は敵同士って訳だね。
逆に人大陸と精大陸は中がいいらしい。
仲がいいみたいな事が書いてあるけど、私には精大陸はただ中立でいるだけだと思うな。
確かに人大陸と精大陸は貿易などもしているが、それは人大陸だけではなく魔大陸ともしているみたいだ。
つまり勝手にこっちが仲がいいみたいに思ってるだけで、結局は中立だろう。もし人大陸と魔大陸で戦争が起きてもどちらにも手は貸さないだろう。
これらの大陸を大体の感覚で言うなら、まず正三角形を浮かべてみる。その上の頂点が魔大陸、右下の頂点が人大陸、左下の頂点が精大陸。
ざっとこんな感じか。
もう少し魔族の事も調べてみようかな。
「兄様、もう少し魔族の事に付いて分かる本は無いですか?」
私がそう言うと兄様が苦笑して。
「ユキ、もう昼にしないか。本に没頭していたから気が付いて無いだろうけど、もう昼の時間はとっくに過ぎてるよ」
えそんなに時間が経っていたんだ、気付かなかったよ。
「では軽くお昼にしましょ」
そう言って、私達は王都の店で軽くお昼を食べた。
驚いた事に、兄様は普通の料理も大丈夫みたいだ、普通の料理店で食事をすませた。
さてと、じゃあもう一回図書館に行きますか。
ふと、視界に何かを捕らえた様な気がした、何かに呼び寄せられるそんな感覚。
でも、あまりふらつくと兄様に心配を掛けるから夜にもう一回来る事にした。
てことで図書館到着。
兄様に魔族の事を詳しく載ってある本を持ってきて貰い、読んでみた。
ふむふむ、なるほど、なるほど。
分かった事はざっとこんな感じだ。
魔族とは大抵身体能力、魔力が人より高く、長命であるらしい。
大まかな事は分からないが一説によると、1万年もの歳月をゆうに超えると言われている。
あと魔族は人間と比べると総数が少ないらしい。 まあ当然だよねじゃんじゃん長命なのが生まれたら食事とか如何するんだって事だし。
そして人間の事を下等種だとか見下しているだとか。
うん、これってどっちもどっちだよね。
この世界の人って皆アホなのかな? そうでない事を祈ろう。
人間と魔族の見分け方は角が有るか無いからしい。
予想はしていたが、やはり人間と魔族は敵対同士であり、魔族は人間を滅ぼそうとしているらしい。
さて、ここがちょと私の知識と違う所なんだが。
やはり、魔王という存在が居るらしいんだが、それが1人ではなく2人居るらしい。
詳しい事は書いてい無いみたいだ。
「ユキ、もうそろそろ帰ろうか」
「分かりました」
丁度本も読み終わったし帰るとしましょう。
さて、やって来ましたよこの時が。
今は夜、ふふふ怪盗に成った気分。
私は服の上に黒のコートを羽織り、黒の手袋をしている。
実はさっき、夕ご飯を終えてから街などに行って調達してきたのだ。
なんで街の場所を知っているかって? それは学園の帰り道に馬を休ませるだとか食事だとかでいろいろよったからだよ。
そこの結構豪華な服やで買いました、このコート結構着心地がいいんだよね。
さて、ではなんで手袋がいるかなんだが、『光の剣』で指輪を作って「瞬間移動」と「存在隠蔽」の効果を載せるつもりなんでけど、『光の剣』ってほら光るじゃん、夜とか目立つんだよね。
だから手袋でその光を遮断しようって訳。
ならコートの中で何かしら、腹巻とかでしたらいいじゃんと言う人も居るかもしれないが、かっこ悪いじゃん? それに黒服くろ手袋ってなんかカッコよくない?
という訳だ。
左手の小指と薬指に『光の剣』の指輪を付けた。『光の剣』って複数のスキルを付けれないんだよね。
じゃ早速行ってみよう~、「瞬間移動」。
私は図書館の隠し通路の前までやって来た。
私は本を押した、そしたらやっぱりゴゴゴっと音が鳴り隠し通路が開いた。
私は隠し通路の中に入って「真理眼」で観たもう1つの中に入ってからの閉め方を実行した。
階段の右の石壁を押す。
そしたらカチャッと沈んでゴゴゴっと音がなり通路が閉まったのを確認してから下に下りた。
さて、じゃあ散策を初めよ~




