第33話 隠し通路
中に入ってたら何と言うか伝統ある図書館みたいな雰囲気がした。
さて、私がどんな事を調べたいかといえばズバリ、魔物の事だ。
そら、剣と魔法のファンタジーだよ? 居るに決まってるじゃん。
出来れば魔族の事や、この世界の地図とか見てみたいんだけど、地図は貴重すぎて無理かな、地図はしかる所に厳重に管理されてるって言うし。
地図は軍事的に利用されるらしい。
ん? もしかしたら、ここの図書館の地下2階以降に有るんじゃない?
まあ、今は置いておこう。
「兄様、魔物とかが乗っている本ってあります?」
「魔物? う~んその類の本は地下にあると思うから行ってみようか」
ということで私達は地下1階にやってきました。
地下の管理員さんに魔物の本の場所を聞いたら地下2階だと言われたのでもう一段おりました。
地下は凄く広かったいやほんと。
地下1階で床から天井まで5~6メートルはあって見上げるほど本が詰まれているのだ。
地下2階もそんな感じだった。
という訳でもう一回管理員さんに聞いて本の場所を聞きました。
ふむふむここね。
あったあった、でも私の背じゃとどかない、ぐぬぬ。
私が本と睨めっこしてたら兄様が取ってくれましたさすがです。
「ありがとうございます、兄様」
私は兄様から本を受け取り開いた。
ふむふむ、流石ファンタジーと言うべきか私が知っている魔物が沢山あるね。
スライム、ゴブリン、コボルト、オーク、オーガ、ハーピー、ガーゴイル、スケルトン、ゴースト、バンパイア、リッチ、デュラハン、ミノタウロス、メデューサ、サーペント、ワイバーン、ドラゴン、フェニックス、ユニコーン、クラーケン、ケルベロス、キマイラ、グリフォン、ウルフ、アラクネ、アルラウネ、ヴァルキリー、ウィル・オー・ウィスプ、ウロボロス、などなど。
うん、本当に色々載ってあるね、でもまあ都市とかには出ないからね会える訳無いね。
ふむふむ、これらは魔大陸にから来ると書いてあるね。
魔大陸って何かな?
「ねえ、兄様、魔大陸ってなに?」
「魔大陸か、確か魔族が主に住んでいる大陸だったかな」
へー大体は予想できていたけどやっぱりそうなのか。
「なんだったらこの世界の大陸の事が書かれている本を見てみたらどうだい?」
「そんなのあるの! 読んでみたい!」
「ふふふ、じゃあ取ってくるよ」
私が目をキラキラさせながら言うと兄様が微笑んで本を探しに行った。
大陸か~どんなのだろう。
わくわくしちゃう。
私がわくわくして踊っていたら躓いてしまい、後ろの本棚にもたれ掛かってしまったそれで右手が一つの本を押し込んでしまい、カチッ、と音がなった。
それから、後ろからゴゴゴ、と何かが動く音がした。
これってまさか……まさかね……。
私は思い切って後ろに振り返った。
私はその光景に絶句した。
そう隠し通路がそこにあったのだ。
つまりここから地下3階にいける、と。
兄様に聞いてみたけど兄様も地下3階の行き方を知らなかった、つまり隠し通路、そういうことだ。
やべぇーーー!!! どうしようーーー!!!
これどうやって戻したらいいんだ!? これ絶対不味い!!
権限有る人しか知らないんでしょう、それを見つけてしまったヤバイ。
そうだ! こういう時こそ「真理眼」だよ!
「真理眼」発動!
ふー良かった。
なるほど、ここの本を引いたらいいのか。
私が隠し通路のある右側の本棚の左下の本をクイッと引いたら、ゴゴゴと音を立てて通路が閉まっていった。
……夜にもう一回来よう。
いや、だって気になるじゃん?
今は兄様も居るし無理だけど一人の時は大丈夫、うん、大丈夫だよね!
ふー、ひと働きした気分だぜ。
私がそこらにあった脚立に腰を着いて居ると兄様が本を片手に持って来てくれた。
本当に見られなくて良かった~。




