第27話 は?
また2日掛かっちゃいました。あ~本当にリアルって忙しいですよね。やになっちゃう。
それはそうと少し問題が……ガイくんを強くしすぎてしまった(笑)
当初はここまで強くするつもりは無かったんですけど、ついつい調子に乗ってしまいました。
驚いた。
先生達が止めに来たのも驚いたけど何よりも、イリス先生が『光の剣』を使える事に驚いた。
でもなんで止めに来たのかな? やっぱりガイが戦技なんて使うからだね。
でも先生が、変な事を言って来た。
「ユキさん! 貴女なんて魔法を使うんですか!」
んー?
いや、あなたも使っているじゃないですか。
「え、『光の剣』ですけど」
「何で使えるんですか! しかも無詠唱で」
イリス先生は鬼の形相だ。
いやいやいや、『光の剣』って物凄く簡単な魔法じゃないんですか? 凄く簡単に出来ましたよ? 確かに『光の剣』が載ってあった本には才能が無いと出来ないみたいな事が書いてあった、でも私は魔法の才能なんて無い、だからあれは本の作者の誤りだし。
事実イリス先生だって無詠唱で出来たじゃないですか。
イリス先生がこんなに取り乱すなんて始めて見たな、何か問題が有ったのかな。
「イリス先生、落ち着いてください、何か問題ありましたか?」
私の言葉にイリス先生が、はっとした、自分が取り乱している事が分ったのだろう。
チラリとガイの方を見た。
もうアレス先生の魔法は解けていた。
私はガイの姿に目を見張った、なぜなら。
「げほっ! げっほっ!」
ガイは吐血していた、口から大量の血を吐いて体がボロボロだ。特に足が酷い、酷い粉砕骨折をしている。
私の前世世界なら、治ったとしても後遺症でもう歩けないだろう、そう前の世界なら。
「アレン先生! ガイは大丈夫なんですか!?」
もし、先生が治せないなら私が治す。私の能力の応用で治す事ができる、いや、無かった事に出来るのだ。
でも、出来るだけそれは避けたい。私の能力の事は隠してあるから。
だけど、戦技ってこんなに酷いものだったのか? いや、ガイが使いこなせ無かったのだろう、それに体がまだ出来ていない、幾ら身体強化魔法で補ったって、子共の体じゃ限度があるんだろう。
「ああ大丈夫だ、ったく無茶しやがって『ああ癒しの女神よ、彼の者に挽回の幸あれ。ヴィーダー・ベハンデルン』」
私は先生の事を侮っていたかもしれない。
『ヴィーダー・ベハンデルン』これは上級の回復魔法の中でも最上級の回復魔法だ。それを詠唱短縮するなんて。
普通はこのぐらいに成ると最低でも3分は詠唱している。だけど先生は全然時間なんて掛けてはいない。それは凄いことだ。
ガイの体が光ったと思ったら、そこに無傷、というか最初よりも体調が良さそうなガイがいた。
ガイは倒れていた体をひょいっと、起して調子を確認しだした。
呑気なヤツだ、私は呆れた様な目つきになった。
「なっなんだよ、その目は」
「べつに~」
私はやれやれと、肩を竦めた。
「ていうかガイ、何であんな大技使ったのよ、調整全然できて無かったじゃない」
「ガイくん、確かにそうだ。君のお父さんが止めたのは相手が危ないのは勿論の事、君も危ないからなんだと思うよ」
「確かにそうなんだけど……使ってみたくて」
あはは、というガイになおも私は呆れた視線を送った。
するとイリス先生が。
「ユキさんもユキさんですよ」
「え?」
「なんで『光の剣』なんて危ない魔法を使うんですか」
「んん?」
あの魔法危ないのか? 確かに良く切れるし、効果も凄いと思うけど……。
「あの魔法って危ないんですか?」
私が首を傾げながら言うと、呆れた顔をされた。
なぜだ。
「ユキくん、あの魔法は凄く難しくて危険な魔法なんだよ。『光の剣』は魔法で生み出せる聖剣と言われるぐらい危険な魔法なんだよ」
聖剣それはアルタ王国で3個しか無い物凄い剣らしい。聖剣は切れ味も然る事ながら、何かしらの凄い能力が付与されているという。
聖剣の持ち主は聖剣が決めると言われ、もし無理やり聖剣を扱おうとするなら聖剣が刃を向くらしい。
因みに魔剣という物もある、が、まあ今はいいだろう。
てうか『光の剣』ってそんなに凄い魔法だったの、それじゃあ光属性の人はラッキーだね。
難しいと聞こえたような気がするんだけど、簡単に覚えれるから、覚えれないのが難しいという意味なんだろう。だって身体強化魔法すら使えない私が使えているのだから。
「そうなんですか。じゃあ光属性に適正が有る人って皆聖剣を扱えるってことですよね?」
なんかそう思うと聖剣ってあまりありがたみが無い様な。
確かに光の属性の適正者は少ないけど、全然居ない訳じゃ無いしね。
「ユキさん、何を言っているの? アレス先生の話聞いていた?」
先生達が私の言っている事がまるで分からない、みたいな顔をされた。
いや、こっちが分からないよ。
「聞いていましたよ、何ですかその顔は。あんな簡単な魔法覚えられない方が難しいと言う話ですよね、簡単すぎても無闇に使うなって事でしょう?」
「「は?」」




