第21話 身体強化魔法
少し書き方を変えました。
あれから3ヶ月がたった。
一般教養はやはり私かすでに知っている知識だった、実技の方はずっと素の肉体鍛錬だ、基礎をしっかりする事はとてもいい事だと思うだけどその正で私のステータスがとんでもない事になってしまった。
MPは……まぁ、いいだろう。
だけどそろそろ、肉体の鍛錬では無く、無属性の身体強化魔法をやるみたいだ、今日の実技はそうらしい。
あれからガイは私の事を勝手にライバル認定したらしく事あるごとに勝負を挑んで来る、正直うっとしい、今日もたぶん、どっちが早く身体強化魔法出来るか勝負だー、言って来そう。
私は身体強化魔法使えないのに。
でも私は考えた、「真理眼」を使えばいいんじゃね? と、「真理眼」は理解した魔法を使えるはずだ。
だけど……少し不安要素が有るんだよね。
はい、やって来ました。
今は運動場で授業が始まる所です。
私達の前にはアレス先生が立っています。
「これから授業を始めるー、今回の授業は初めて身体強化魔法をする」
皆がはーいと答えてアレス先生が説明を始めた。
「今回は誰でも出来る身体強化魔法の、ハールをする。これは単純に肉体を強化するだけだ詠唱は『身体よ我が魔力を糧に進化せよ。ハール』だ、だが一般教養でも教えた通り、魔法とは理解すれば詠唱なんてしなくていい、こんな簡単な無属性魔法なんざ、さっさと理解してしまえ」
そうなんだよね魔法は理解すれば無詠唱で使える。
だったら使える魔法全部理解すれば? 何て思うかも知れない。だけどそれは現実的に不可能だ。
一般的に今先生が言っている『ハール』は初級魔法だ、初級魔法は大体皆理解が出来るが、中級魔法と呼ばれる魔法の難易度が上がると、魔法を理解出来る人がぐっと下がる。上級魔法とも成ると、ほんの一握りの天才でしか理解が出来ない。特級魔法が理解出来る人は聞いた事が無いね。
まぁそんな訳で簡単にはいかないのだよ。
「まぁ、そんな訳だからやってみろ」
先生かそう言ったら皆が散らばって魔法を唱え始めた。
あれ? 一番やる気があると思っていたガイは佇んだままだ。
「ガイやらないの?」
「お前こそやらないのか、俺はお父様に教えて貰ってるからもう出来るんだよ」
へー、ん? ちょっと待てよ、じゃあ何で模擬戦の時にしなかったんだ。
「じゃあ何で模擬戦の時にしなかったの?」
「そんなの、女の子相手に大人気ないじゃないか」
それで負けてたら笑えないね。
でも丁度いい、ガイに身体強化魔法をやって貰おう。そして「真理眼」を使って理解さして貰おう。
「ねぇ、ガイ」
「なんだ?」
「『ハール』観してくれない」
「は?何でだよ」
そんなの私が理解したいからに決まってるじゃない。
「じゃあ条件がある」
「なに?」
変な条件なら叩き潰すけど。
「今度また模擬戦しろ」
「何だ、そんな事か」
私はあれから事あるごとにガイからの勝負を断って来たからなー。
まぁ模擬戦ぐらいならいいか。
「どうなんだ」
「いいよ、また今度してあげる」
「よし、約束だからな」
「はいはい」
ふふん~騙されおって、何時やるかは言ってないよね。
まぁ、やらないのは可哀想だから気が向いた時にでもやってあげる。
ガイは2,3歩下がった。
「よく観とけよ『ハール』」
オーケー、オーケー。しっかり「真理眼」で理解させて貰いました。
「見たか、これで今度模擬戦な」
「分かったよ~」
「何か怪しいな、まぁいい。中級の身体強化魔法『フィスト』も出来るが見るか?」
「うん、お願い」
中級の身体強化魔法も出来るのか。
やっぱりガイって凄いね。
「『フィスト』身体強化魔法は見た目変わらないから出来てるか分からないけど、しっかり出来てるんだからな」
「分かってるよ、でも中級の身体強化魔法を無詠唱で出来るんだ」
ガイが身体強化魔法を使ってる事は「真理眼」で観れば分かる。
でもガイの歳で中級の魔法を使うなんてしかも無詠唱で、幾ら無属性が覚え易いからって……凄すぎね?
「ああ、最近無詠唱で使える様に成ったんだよ」
こいつ絶対隠れて努力してるダイプだわ。
さて、私もやってみますか。
私はガイと離れる、近くだと何か嫌だし。
「さて、やりますか『ハール』」
……出来ないね。
はー期待した私がバカだった……クソッたれーーー!!
魔法は適正が無いと使えない。つまり私には身体強化魔法の適正が無かったと言う事になる。
この世界の適正魔法でステータスに現れるのは、4大属性と光 闇、である。無属性はステータスには無い、たぶん誰でも使えるからだ。
これは推測だけど、私には、無属性の身体強化魔法の適正は無い、だが他の何かしらの無属性の魔法が使えるのではないだろうか。
いや、これは希望的観測か、私には無属性の適正が無いのだろう。
さて、どうしたものか。
私が佇んでいるとアレス先生がやって来た。
「なにこんな所で佇んでるんだー。お前もガイみたいにもう身体強化魔法が使えるのか?」
先生逆ですよ、逆。
「違いますよ先生。私には身体強化魔法が使え無いんです」
「え? 嘘だろ」
もう! いいじゃないですか! プンプン!
私が拗ねてると先生がいきなり笑い出した。
「ふふ、アハハは、マジかよ。第六感拓く程の才能が有りながら身体強化魔法が出来ないって」
「笑うなんて、酷いじゃあないですか」
「ごめんごめん」
もう、こちとら5歳の時から気にしてるですからね。
「『ハール』の魔法は理解しました、でも出来ないんです」
「へー理解してもダメなのか、こんな生徒教えたのは初めてだそ、まぁそれなら仕方が無いな。ここ等辺で自習でもしときな」
「はーい」
まぁ、他の人たちでも見ときますか。
最後の6間目は何故か教室に戻ってきた、何か連絡が有るみたいだけど何だろう?
何故か皆緊張しているね。
「これから、夏に有るアルタ王国の学園対抗戦の1年代表を決めたいと思う、まずAクラス代表を決める。それから1年各クラスの代表が戦い、1年代表を決める」
そんなのが有るんだね。
前に本で読んだ読んだ様な気がするけど、興味無かったから忘れてたわ。
「代表はトーナメント形式で行ないます、明日の実技で行ないますから今日は明日に備えてゆっくり休んでください」
つまり今日は皆夜更かしするな、と言ってる訳か。
何か面倒くさそうだ、辞退出来ないかな。
「アレス先生質問なんですが」
「なんだー」
うん、辞退しよう。
「辞退出来ないんですか」
「は!?」
私の言葉に皆の目が点に成った。
私そんなに変な事言ったかな?




