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第20話 第六感

 決着は付いた、ガイの負けだ。

 ふぅー結構手加減って大変だったね、ガイのおかげで力の調整はもう完璧だここだけはガイに感謝だね。

 私は未だに試合終了を言わない先生達を見た。


「先生、私の勝ちでいいですよね?」

「……あ、ああ、この試合ユキの勝ちだ」


 締まんないねーここはもっと、試合終了! 勝者ユキ! みたいに言って欲しいものだ。


「おい! お前、最後の何だよ、何で俺の姿が見えていたんだ! 目を瞑っていただろう」


 何って言われてもねー、どう説明しよう。

 面倒くさいから適当でいいよね。


「ただ感じただけだよ」

「感じた? どういう意味だスキルか何かなのか」


 これだから説明が面倒なんだよね。


「スキルじゃないよ、目ではなく体感じて観たんだよ」

「意味が分からん、体って何なんだよ」


 私達が言い争って居ると先生達がやって来た。


「俺も気になるんだが、ユキくん今のは何なんだ?」


 はーアレス先生もか。


「目で見え無かったから、体の感覚全てを使って観たんですよ、ガイは姿を消せる様だったので」

「それはつまり、第六感を拓いた、と言う事ですか?」


 イリス先生がそんな事を、言ってきた。

 確か、第六感と言うのは、才能ある人が研鑽に研鑽を、重ねて漸く拓ける、だったね。

 本にそう書いて有ったけど、もしかしてマズった?


「おいおい! この歳で第六感が拓ける訳が無いだろ!」

「ですがアレン先生、ユキさんは私達の目の前で拓いたじゃあ有りませんか」


 何かやばい事に成ってる? 適当に誤魔化そう。


「あの時は、切羽詰ってたし偶然拓けたんですよ先生、今拓こうとしても出来ませんし」

「確かに、偶然拓けたかもしれませんが、普通は拓け無いんですよ、拓けたということは、貴女にはそれだけの才能があるんです、まったく貴女には驚かされてばがりです」

「確かにそうだよなー、俺もステータスを見た時は驚いたよ、正直、半信半疑だったんだが、ガイのあの攻撃を初見で交わすし、第六感拓くし、もう信じるしかねなー」


 アレス先生何呑気に言ってんのよ!

 はーもういいや。


「それにユキくん、君、ガイくんの事を力のコントロールの実験台にしてたでしょう」

「!? おい今のは本当なのか!」


 本当に何言っちゃってくれてんのアレス先生。

 ほら、そんな事言うからガイが鬼の形相で迫ってくるじゃない。


「アレス先生、それ私の個人情報ですよね、何で先生がばらしてるんですか」

「別に俺はステータスの事は言って無いしー、ただこの模擬戦の試合の感想を言っただけだしー」


 うわー凄くむかつくー。

 はーもういいよ。


「そうだよ、私まだ自分の力が調整が出来ないから、ガイにはちょっと練習させて貰ったの」


 私がそう言うとガイは驚きのあまり絶句した。


「さて、模擬戦も終わったんだし授業に戻るぞー」


 アレス先生はそう言い、クラスの皆を教室に戻した。

 残りの時間で一般教養をやったが、やった内容は私が本を読んで知ってる内容だった、たぶん私は一般教養の殆どは知ってるんじゃあないかな。

 実技は運動場で素の肉体をまず鍛えるみたいだ。

 今日、あれからずっとガイは心ここにあらずだったけど、大丈夫かな。


 学校も終わり、今私はアリアちゃんの部屋に居ます。

 アリアちゃんの部屋はカーペットや座布団みたいなものが要り、色々と家から持ってきているみたい、一言で表すなら、可愛い部屋である。

 何故私がアリアちゃんの部屋に居るかと言うと、話は簡単だ、アリアちゃんに連行されたのだよ、ドナドナなれたのだよ、因みにサキちゃんも居るよ。


「さあ、ユキ、吐きなさい、何でガイが見えていたんですの」


 どうやらアリアちゃんも気に成ったらしい、私は第六感の事を説明した。


「なるほど、偶然にあの時、第6感が拓いたと言う訳ね」

「やっぱり、ユキちゃんは凄いです」


 えへへ、サキちゃんに言われると照れますな~。

 私は第六感は偶然拓けた事にした、いつでも拓けるけど面倒くさいしね色々。

 もう今日は疲れたし休むとしよう、サキちゃんとアリアちゃんと別れて私は自分の部屋に戻った。



 

 ~~~学園のAクラス~~~


 そこには2人の人影があった、アレン先生とイリス先生だ。


「アレン先生、ユキさんの事どう思いますか」


 イリス先生が真剣な顔つきだ。


「あれは一種の化け物かもねー」


 アレス先生は呑気に言う。


「そうですね、言い方はあまりよろしく有りませんが」

「第六感の事どう思うー?」

「アレス先生も分かって居ると思いますがユキさんは……」

「ああ、あれは自分から第六感を拓けたねー、そんな事が出来る7歳の女の子、末恐ろしいよ」


 イリス先生はより一掃真剣に言う。


「物凄い才能の持ち主です、それを間違った方に行かなければいいのですが」

「それは無いと思うよー、あなたもこれまでの彼女の行動を見てきたでしょう」

「ええ、貴族にしては珍しい考えの持ち主ですね」

「貴女も貴族でしょう」

「いえ、私は成り上がりです、だから貴族の考えにはあまり浸透してないのですよ」


 成り上がりと言うのは、最近貴族に成ったばかりの人をさす。


「確かにそうですね、でも王宮の招待を断ってここに居るのですからあなたも変わってますよ、剣姫イリスとも言われたあなたがね」

「それを言ったら貴方もでしょう、魔法師アレスとは凄く有名だったじゃあないですか」


 アレス先生は苦笑いした。


「まぁ、それは置いていこう、イリス先生、あの子は今年の学園対抗戦の1年代表に選ばれると思いますか?」

「十中八九、選ばれるでしょうね、ですが、今年は才能ある子が一杯いますしどうなるかまだ分かりません」

「そうだね、特にガイくん、あの子はユキくんのお陰でいい刺激に成ったね、あの子はプライドが高すぎる、自分は誰にも負けないとね、でも同年代のユキくんに負けてこれからはもっと強くなるだろうね」

「そうですね、これからが楽しみです」


 2人は自然と頬が緩んでいた、生徒の成長を思いながら。

 良ければ評価感想をお願いにします、私は褒められたら伸びるダイプです…たぶん……きっと。

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