第14話 大事な事なので、もう一回
最近少な無かったの少し多めに書きました。
書き方を少し変えました。
二人とも、私の部屋に来てもらった。
さて、何から話そう、そう考えていたらアリアちゃんが真っ先に話始めた、流石だね。
「私は、アリア・ヴェレントですの、ユキのお友達ですわね、これからよろしくですわ」
アリアちゃんの自己紹介に一瞬キョトンとしたサキちゃんだったが、ユキは私だとすぐに分かり、頷いた。
「私はサキと言います、よろしくお願いします、家名があるという事は、やっぱり貴族なんですね」
「ふふん~そうですわよ、男爵家のヴェレント家ですのよ」
貴族と言う事はかんづいていたらしい、まぁ、格好が格好だしね。
サキちゃんは出来るだけ貴族に対して、あまり関わりたく無い、と言う印象だったんだけど…アリアちゃんに対して結構普通にせっしてるね。
もしかしたら、私の紹介だから安心しているのかも、ははは、そんなわけないよね自惚れてはいけない、きっと、アリアちゃんのことが、無害だと自分で判断したのだろう。
さて、私も自己紹介しますか。
「じゃあ次私ね、私はユキ・ライトリア、ライトリア家の長女で、貴族階級は子爵です」
「え!? ユキちゃん貴族だったの!」
サキちゃんは凄く驚いていた。
まぁ、格好は貴族じゃないし、貴族みたいな言動とかしてないし。
「子爵…ユキあなた、本当に子爵家なの!」
何で、さっき私のステータスみた時以上に信じられんなと言う顔してるんだ。
こっちもこっちで何をそんなに。
「そうだよ、何をそんなにおどろいているの」
「普通、子爵家みたいな人がこんな辺鄙な学園に来たりしませんわ、それに…子爵家ぐらいとなると庶民とこんなに、私やサキみたいな人なんて見向きもしませんわよ」
ああそういうことか、普通貴族は上とのこねを作り、のし上がろうとする、とくに子爵はその傾向があるしね。
でも、サキちゃんは何をそんなに驚いているのだろう、アリアちゃんにみたいに貴族事情をそこまで詳しくないだろうに。
私はさっきから固まっているサキちゃんに声を掛けた。
「サキちゃんはどうしてそんなに驚いているの?」
「あの、ユキさんがあまりにも貴族らしくなかったもので、これまでその…結構な失礼をしま」
「そんなの良いじゃんいいじゃん、私達もう友達でしょう」
なんだ、そんな事、私は貴族らしくするつもりないし、そもそも、貴族だからと、サキちゃんに避けられたら、もう立ち直れない自身あるんね、ここはもう少し無理やりに友達にしておこう、うん、そうしよう、サキちゃんと友達…うへへ。
「!? 私達が…友達…」
「えっ違うの、あの時あんなに心配してくれたから、てっきり…ぐすん」
私は、サキちゃんに泣くそぶりをしてみる。
「ユキちゃん私たちは友達だから泣かないで」
「サキちゃん!」
やっぱり、サキちゃんは優しい、私はたまらずサキちゃんに抱きついた。
何か、後ろからアリアちゃんの呆れたような視線が刺さるが知った事ではない。
「ユキさん、あなた私とは随分態度が違うのね、それにあなたは、そんな事で泣く様な人ではないでしょう」
まぁ、アリアちゃんの言うことも最も何だけど、サキちゃん相手だから仕方ない、何たってサキちゃんは天使のだよ! 仕方ないよね!
「そんな事無いよ、私は気弱な女の子だよ」
「あそこで、私に絡んで置きながらよくも気弱とかいえるわね」
ははは、そんな細かいとこ気にしていたらいけないよ、ははは。
私はサキちゃんに対してこれ以上ボロが出ないように、話を変える事にした。
秘儀! 話題逸らし!
「そう言えば、サキちゃんってどんなステータスなの? 嫌なら言わなくていいよ」
「ユキあなた、話かえましたわね」
あっばれた、くそう、アリアちゃん結構カン良いじゃない、聞かなかった事にしよう。
「別に良いよ、ええと私のステータスは」
サキ
HP35(体力15 パワー8 スピード12)
MP350
スキル
「癒合領域」……スキルの影響圏にある者は傷の回復効果付与、指定可
「念話」……離れていても対象者と会話が可能
魔法適正
水
風
土
え? うそん、サキちゃんってこんなに才能あったの!?
サキちゃん、恐ろしい子! なんちゃって、でも「癒す者」は納得かな、なんたって私はサキちゃんと会う度に癒されてるしね。
アリアちゃんも固まっているね~スキル2つ持ちがこんなに身近に居るなんて驚きだね。
「サキ、あなたもまぁまぁやるじゃない」
「えへへ」
少し強がっているね、アリアちゃんと同じぐらいの才能の持ち主だからね。
照れてるねサキちゃん…可愛い、抱きしめたい!
「それじゃあサキには、私のステータスを教えてあげるわ」
そういってアリアちゃんは自分のステータスをサキちゃんに教えてあげた。
「アリアさん凄い、凄い才能の持ち主だったんですね」
「そうでしょう、そうでしょう」
サキちゃんはアリアちゃんのステータスを聞いて凄く驚いた、まぁ、先生に今年一番才能か有るかもしれない、っていわれてるからね、私も驚いたよ。
「MPも凄いですが、アリアさんの歳でこのHPは凄いですね、今年でも一番じゃないですかね」
「え…いや…」
HPで今年で一番と言われてアリアちゃん戸惑っているね、アリアちゃんは私のHPを見た後だと、どうも自分のHPが凄いと思えないみたいだ。
「実は、HPはユキの方が凄いのよ、桁違いに…」
「ユキちゃんそうなんですか?」
まぁ、私のHPはチートだしね、凄いよほんと、HPだけは、ね…。
私はサキちゃんにステータスを教えてやった、もうサキちゃんの驚きようったら。
ぽかん、と口を開けて固まっている、もうね、可愛いったらないの。
正気に戻ったら、凄い凄いと自分の事の様に喜んでくれた、もうね、可愛いったらないの、大事な事なのでもう一回、もうね、可愛いったらないの。
「ユキのHPは凄いでしょう、私もみた時とても信じられなかったわ」
「そうですね、私もこんなHPみた事も、聞いた事もありませんね」
「HPだけですけどね」
「あなた、まだそんな事言っているの」
だって、私はHPよりもMPのほうが良かったもん。
「まぁまぁ、でもユキちゃんこれは本当に凄いと思います、これで、身体強化魔法を使ったら凄い事になるんじゃない」
「私は、身体強化魔法は、つかえないの、他の無属性も試したけど無理だったわ」
「「え?」」
なんだよ、使えないんだよ、どうせ私は簡単な無属性魔法も出来ない、これっぽっちも才能が無いひとですよ~。
私が拗ねてると、二人は苦笑いした。
「ユキちゃん大丈夫だよ、何時か使えるようになるよ」
「そうそう、それにユキは身体強化魔法を使わないでも、良いくらい凄いじゃない」
まぁ、何時まで拗ねても大人げ無いので、いいでしょう。
そんなこんな話合っていると、夕食の時間がやって来た、そういえばお腹すいたね。
「皆で食べに行きましょう」
二人共頷いてくれて、皆で大食堂に行って楽しくお喋りしながら食べた。
食事は、貴族が食べるようなものではなく、庶民が食べるような感じの者だった、そう、私はこんな食事をもとめていたんだよ。
二人共私がなんの躊躇いもなく、食べた事に少し驚いていたようだ。
食事も食べて、お風呂にも入ってもう、ベットだ明日から楽しみだね、あやすみ~。
書いていると、自分の才能の無さに気づく日々、特にストーリの展開の仕方や文章力が……めげずに頑張ります!