第11話 天才アリアちゃん
指摘があり、10話まで来て今まで全然気づきませんでした、ユキが長女だという事に。
恥ずかしいかぎりです。
てことで、次女から長女に修正しました。
さて、ここいらでMPの回復速度について、説明しようと思う。
個人差はあるが、普通、大体10分に1~2するのが、一般的だ。
だが、MPが上がればそれに比例して、回復速度は上がるらしい。
やはり、それにも個人差はある様だが、MP500ぐらいまでくると、1分に1~2ぐらいは回復するだろう、兄様ぐらいにもなると、もう1秒で、1は回復するんじゃないだろうか。
で、私なのだが…1時間に1、回復するか、しないか、っていう結果だった。
前に試したの時、そんな結果だった、ふざけるなと言いたい、こんなの全然魔法を連発できないよ…。
仕方ないので、どっかの神さんにこの怒りをぶつけたいと思いながら、受け入れる事にした。
この了承した先生は、さっきアリアちゃんと揉めていた先生だったね、見た目は20歳前後と言った所か。
「じゃあ二人とも名前は何かな?」
あらかじめこの学園は、事前に必要な書類は送らなくてはならないので、受付は面倒な手続きは要らないのである。
名前で思い出したのだが、サキちゃんにも、このアリアちゃんにも、名乗っていなかった。
ああ~サキちゃんに名乗るの忘れた、これほどの失態をおかすなんて、これじゃサキちゃんが私に気づいても、なんて声を掛けたらって、迷うじゃん、いいや、サキちゃん探して私から声を掛けよう。
「アリアさん、そういえば名乗っていませんでしたね、私はユキ、ユキ・ライトリアです」
「バカに名乗る名など、無かったんじゃありませんですの?」
アハハ、そこを付かれると痛いね。
私の中ではもう、アリアちゃんは、お転婆で可愛い女の子になっちゃたしね。
「私もきちんと、そういえば名乗っていませんでしたね、私はアリア、アリア・ヴェレントですわ」
確かに、言い争いの時にチラッと名乗っていたけど、正式には名乗っていないね。
こういう、しっかり名乗り直してくれるところが、根はいい子って分かるね。
根はいい子なんだけど、親の影響をもろに受けてしまったんだね、だからさっきみたいな、ことになったのか、親の影響って怖いね。
「もういいかな、一緒に受けるのは構わないが、ほんとにいいのかユキくん」
ステータスの事を言ってるんだね、別にいいよ、スキルはしっかり隠してるし。
「大丈夫ですよ」
「分かった、じゃあこちらに居る先生に、着いて行ってあちらにある、建物の部屋に行ってもらおうかな」
先生の指を指した方を見ると、学園の入り口も門を入り、右も方に小さな建物があった。
たぶん、普段は使われて無いのだろう、あまり整備されてる様には見えない、この入学の受付のステータスを見るために、作ったのだと思う。
受付の先生の隣に若い、これまた美人の20歳前後の人が私達のステータスを見てくれる様だ。
「それでは行きましょうか」
美人の先生が行くよ、と、促がしてくるので、素直に着いて行く。
建物に入ったら真っ直ぐの廊下に左右に2つずつドアが在り、私達は手前の左の部屋へ促がされた。
入って見ると、奥に机がと棚以外何も無い質素な部屋だった。
「さて、今からあなた達のステータスを確認させて貰います、確か勝負をするのでしたね」
先生はそういうと机に向かい、引き出しから紙と羽ペンを取り出した。
羽ペンって思うんだけど、書きにくくないのかな、あんな羽がついてたら、邪魔じゃない?
まぁそれを差し引いても、羽ペンってカッコいいよね。
「私が紙に、あなた達のステータスを写します、始めはどちらにしますか?」
私は次に、隣のアリアちゃんがなんて言うかが、想像出来てしまった。
お転婆な人ほど、自分を観せたがる、つまり…
「最初は私に決まってますわ、ユキ、私がすごいって事見せてあげる」
やっぱりね、分かってましたとも。
まぁ、私はどちらでもいいので了承する。
「では、アリアさんからですね、ユキさん宜しいですか?」
「はい、いいですよ」
私が了承すると、先生はづっと手に持っていた頑丈そうな箱にカギを入れて箱を開けた、中には少し丸みがかった、メガネが入っていた、確か、鑑定眼球と言うアーティファクトだったね。
「ではアリアさん机の前まで来てください」
先生は机に座り、紙と羽ペンを綺麗に置き、インクを少し紙から離して置いた。
そして、鑑定眼球を掛けた。
先生は、フンフン、ほうほう、と頷きながら紙にステータスを書いていく。
先生の反応こらするに、結構いいステータスなんじゃなかろうか。
書き終わったのを見せて貰らった、おお! いいステータスじゃん!
アリア・ヴェレント
HP49(体力25 パワー10 スピード24)
MP500
スキル
「魔力強化」……魔力が上がりやすくなる
最小の魔力で魔法が使え、魔法の効果上昇
「危険察知」……危険を察知する
魔法適正
火
風
土
「アリアさん、あなた今年で入った人の中で一番才能があると思うわ」
先生がそんな事を言うので、アリアちゃんのテンションMAXだよ、アリアちゃんがハイテンションでステータスが書かれた紙をみしてくるよ。
まあ確かに、すごく才能があると思う、でも性格がね…てかさっきから少しうっとしい、すごいのは分かったから!
しかし兄様…HP普通に6,7歳の女の子に負けてますよ、兄様は魔法やスキルで身体能力をカバーしてるけど、少し素の肉体を鍛えたほうが良いかもしれませんね。
この世界のHP100(体力50 パワー25 スピード25)の基準って、たぶん大人がなにもせず、鍛えずの基準だと思う。
剣と魔法の世界だけあって、鍛えれば、鍛えるだけステータス影響するんだよね、それは、ここ一ヶ月で検証済みだ。
アリアちゃんはお転婆だから、日中屋敷とか走り回っていたんだね、きっと。
テンションが収まっても、ドヤ顔で自慢してくる、ドラ○もんみたいに暖かい目で見守ろう、そうしないと少しうざい。
「でも、油断しちゃだめよ、今年スキル2つ持ちがアリアちゃんを含め3人も来たんだから、それに、他の生徒だって才能のある人は一杯いるんだから、直ぐに追い抜かれるわよ」
え? スキル2つ持ちってそんなにいるの? 稀じゃないの?
まぁ、この学園は庶民でも才能がある人を集めてるから、そんなもんか?
「今年はスキル2つ持ちが多いわね、大体毎年に1人居るか、居ないかぐらいなんだけど」
ああ、やっぱりそうなんだ。
「では、次はユキさんの番ですよ、前に出てきて下さい」
そして、先生は鑑定眼球で私のステータスを観た。
結論から言おう、鑑定眼球で私のステータス観た先生はそれはもう、盛大に、吹きました。
ドラ○もん、のところは思いつきで書きました、批判があった場合この文は消します、結構前の映画のネタなんで分からない人も居るかもしれませんし。
まぁ私自身この小説を思いつきのままに後先考えず書いてるのですが。