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Mission 2 プレイヤー

{ようこそ、アクト様}


起動時、VRG(バーチャルリアリティギア)に写るのは、部屋の光景だったが、

そこにモニターが現れて、段々と部屋の光景が電子化された光景へと変貌していく。


{これより、ピースアイランドへ向かいます}


初心者であろうと、そうでなかろうと、はじめは必ずピースアイランドへ向かう。

平和の島と評されたそこでは、PvPが禁止され、プレイヤースキルが発動できない。

また、女プレイヤーに対する男プレイヤーの行為の規制もされており、

監視下、と言った方がいいかもしれない。


このROTは、基本的にパーティ組んで

レイドボスというダンジョンの奥にいるボスを倒すといういたってシンプルなものだ。

が、本質はそれだけじゃあない。


レイドボスは、パーティ同士で組み、レイドという団体にて攻略するのが王道だ。

しかし、そんな中にパーティ壊滅を目論む輩もいるわけだ。


ギルドという組織団体では、彼らを総称して『クライミナル』という。

『クライミナル』の目的は、プレイヤー及びパーティの壊滅。

PvPというシステムを使う事により、プレイヤーへの攻撃が可能となる。


{メッセージが届いております、ご確認ください}


して、このピースアイランドの最初のテレポート地点は

東部地区ポータルエリアだ。

街並みは自然に満ちた所で、古代的だ。

白い柱が多々あって、それらに模様がつけてある。


そして、円形の模様のある石段の上にテレポートされるわけだ。


{今回の得点は、『タルタ平原のポッポークロウ討伐』です!}


柱に描かれた文字が浮いて、その表記と共に、脳内に直接聞こえた。

プレイヤー同士は耳で聞こえるような感じで、

GMの通知などは、脳内に直接聞こえる。


「あぁ…ここだ、この感じだ…」


僕は、またここへ来たんだ。

何度もこの光景を目にするために、幾度となく待ち望んだ。

ああ、いつ見てもいい…素晴らしい。


「これは…僕の世界だ」


オンラインゲーム。

ゲームという世界は、僕の理想の世界でもある。

その世界が僕にとっての全てであり、僕はいつまでもそう思うだろう。


そんな僕は、最初、ソードナイトを選んだ。



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