予兆
廊下で
ズキッ
「つっ~」
頭に痛みが走った
「どうかしたのか?」
「いや、なんでもないよ。」
「?ならいいけど。」
ズキズキ
まだ痛む。
とりあえず授業だけは乗りきって
今日はなるべく速く帰ってすぐに寝よう。
教室内で
「おはよう晋也くん」
「おはよう西條さん」
今あいさつしてくれたのは西條凪沙さん
クラスの委員長で頭がすごく良い。
でも前体育の体力テストを見ていたが
運動はそんなに得意ではなさそうだった。
「どうしたの?顔色が悪いわよ?」
「そお?全然大丈夫だよ。」
「ならいいけど、あまり無理したらダメだよ?」
「ありがとう、心配してくれて。」
そう言って自分の席についた。
授業中
「そういえば朝の手紙読んでなかったな」
そう思い出して鞄の中から手紙を取り出した。
そして手紙を開けて中を見た。
手紙の内容は「放課後に屋上で待ってます。」
という単純なものだった。
今日は速く帰る予定だったが
そんなに時間はかからないだろう思い、
少し期待をしながら手紙を鞄にしまった。
放課後あんなことが起きるとは知らずに。
こんな小説を読んでいただいてありがとうございます
まだ物語の本編には入りませんが
次回も読んで下さいお願いします。
感想などがありましたら書いてください。