ぎゃー
ストレスで苛々する。
今日こそは頑張ろう、動こう、張り切ろうと心に決めて、でもほんのちょっとしたことで心が折れる。
爆発的な成長を遂げた苛々が、脳天を突き破る。
膝カックン、もう立てない。
ストレスの解消の「なろう」だけれど、それは必ずしもストレス解消には繋がらず、むしろ苛々したりとか、そわそわしたりとか、酷く落ち込んだりとか、依存の対象というべき存在でもある。
現実逃避がしたい。
続きを読みたい作品がある。
小説を読むことが割と好き。
自分の中のもやもやする何かを書いて吐き出したい。
喋りたい愚痴りたい腹の底から叫びたい。
人恋しい、他ユーザーと交流したい、誰かに相手にされたい。
距離感を考えるのが苦手で不得手な人付き合い、他人という存在を気にせず自分のやりたいことをただしたい。
イラストが好き可愛い絵が好き綺麗なファンアートを見たい。
「なろう」には好きなことがたくさん。
でも、赤文字の有り無しに一喜一憂し、翻弄される。
感想が、コメントが付いたことに喜びながら、時に返信が重くのしかかる。
評価に喜び、また、凹む。
書きたいから書くだけ、投稿したいから投稿するだけの作品と、沢山の人に読んでほしい、反応がほしいと望んで投稿する作品と。
「なろう」の利用に心の矛盾を感じながら、心のバランスを言い訳にし、手放せずにいる。
そもそも最初は?
読みたい作品があって読みに来た。
振り出しに戻れるか? 否。
もちろん読みたいものは読む、でも、それ以外もやめられない、やめたくない、でもやめたい、矛盾。
ゆーらゆーら揺れながら、ぐーらぐーらぐらつきながら、年度末のプレッシャーに押しつぶされつつ、スマホを握り、「なろう」を開く。