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第二十三話と第二十四話

【第二十三話】


鏡の中に映る女に私は問いかける。


私が愛する人を殺したのはあなた?


女は答える。


ええ、私が殺したのよ。


私は問い詰める。


なぜ殺したの?


女は答える。


愛していたからよ。


私は不思議に思って尋ねる。


なぜ愛していたのに殺したの?


女は答える。


愛が深いと憎しみも深くなるのよ。




【第二十四話】


七つの頭を持つ蛇を見て人々は恐れた。


大きな災厄が訪れる予兆に違いない。


そこで人々は神殿を建てて祈った。


蛇は口を開け災厄を吐き出した。


農作物は虫の大群に襲われた。


地が揺れて建物は崩壊した。


人々は流行病に苦しんだ。


神はなぜ祈りを聞かぬ。


蛇は笑うだけだった。

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