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第十九話と第二十話

【第十九話】


夜中の図書室に幽霊が出るという噂が生徒の間で密かに囁かれていた。


真っ白な髪の老女だという。


私達は肝試しのために、合い鍵を作って夜の校舎に忍び込んだ。


図書室の時計が二十四時を告げる。


ふと背後にあった鏡を振り返ると、白髪の老女の顔が映っていた。


五十年後の私自身の顔だった。




【第二十話】


意識が有るか無いかは外部から判断できない。


刺激に対して反応しないことイコール意識が無い、ではないことからも明らかだ。


そもそも意識とはなにかという定義すら無い。


でも生命の始原を考えれば簡単なことだ。


泥だぜ。


意識なんてものは元々無いのだ。


それこそ人間は自意識過剰なのである。

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