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月は綺麗だった  作者: 紫姫
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乱される思考

死にたいと思った。家にも、学校にも居場所がない。のけもの扱いされて、端っこにいることすら許されなくて、逃げ出しても追い詰められて、どうしようもなく死にたいと思った。


なにもできなかった。なにしたって失敗した。自身の心に残ったものは悲しみと悔しさであった。他者の心に表れたものは憐れみと清々しさであった。その感情はどんな努力をしても変わらなかった。


みんな私がのけものでないと気が済まないらしい。みんな私に居場所があると気にくわないらしい。みんな私が哀れでいると嬉しいらしい。私は私がどうなれば幸せなのか、嬉しいのか、或いはなにが悲しいのか、なにが悔しいのか、なに1つ知らない、なに1つ分からない。


いや、1つだけ、たった1つだけ、私には希望が()()()

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