スポッテッドガーとセネガルスの 〜スポガーの受難〜
俺の名前はスポガー、とある町で飼われている、スポッテッドガーパイクだ。
なにもしなくても飯が毎日二回は出てくるからなに不自由なく生活出来るんだけど、
二週間前までの飯は俺の大好物のメダカだったんだか、最近の飯は主人がケチって人工飼料しかくれない、
たまには生きた魚が食いてぇなあ〜。
ところで俺にはお気に入りの場所がある。浮かんでいる水草の陰が俺のお気に入りの場所である。そのお気に入りの場所に今日もアイツが突っ込んでくる!
俺が飼われている同じ水槽にいるポリプテルス・セネガルスのメディだ!アイツはいつも俺が和んでいる、お気に入りの場所に突っ込んでくる!
メディ
「苦しいー!
ちょっとどいてー!!!ふう、やっと息ができた。あ、邪魔だった?」
スポガー
「邪魔どころじゃねえよ!
いつもいつも、俺が和んでいるところに突っ込んで来やがって、落ち着いて漂うことも出来やしねぇ!」メディ
「イヤー、ゴメンね。息が苦しくなって慌てちゃうんだ。それで君に迷惑かけて悪いと思っているよ。」
スポガー
「それだけ、じゃねえだろ!いつも、主人から飯もらいたいからって媚び入りやがって、そのたびにお前が動くとこっちまでとばっちり受けるじゃねぇか!」
メディ
「イヤー、ゴメンね。でもやっぱり主人からご飯もらいたいから、ついアピールしちゃって。」といつもこんな感じだ
主人がもう少し大きな水槽にしてくれれば少しはマシになるんだろうが、まあ、それまではこんな受難がいつまでも続くのだろう。
そんなこといってたらまた、うわ!!
スポガー
「お前、いいかげんにしろよ!いつも!」
メディ
「イヤー、ゴメンぇ〜。」
終