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アフタースクールRPG  作者: 白川
3人1組
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1



始業式の次の日。今日からASRシステムが始まる!


1~4時間目は通常の授業。左隣に座る安田は眠たそうに授業を受け、右隣の青山さんは真面目に授業を受けていた。


たまに俺の視線に気づきニコりと笑う顔はついドキっとしてしまう。


そして5、6時間目、ASRの説明。


「今日のASRに行く前の説明を~始めるわっよ~」


相変わらずのきゃぴきゃぴテンションで先生は話し始めた。


「では皆さんの机にある2つの説明をしま~す」


俺らの席には一人ずつ5cmくらいのサイコロのような鉄でできた黒色のボックスと白色の首輪のような物が置いてあった。


「その黒色の箱はメニューボックスっと言って、グリーンワールド内でメニューバーが使えるから後で試してね!」


「それともう一つ。そこにある白い首輪は横にあるボタンを押すとデータとかプログラムが体を覆ってグリーンワールドに入れるようになるの!」


これに覆ってもらうおかげで俺らは武装した姿に見えるようになるらしい。


「ちなみに横にあるボタンを押すと自分の首に自動調整されるから安心してね」

生徒たちに無駄にウィンクをかます。


俺も説明では読んでいたが実際にみるとなんかすごいな。

最新技術って感じだ。



「ではこれからみんなにはASRでの職業決めてもらいま~す」


職業?と生徒たちが顔を傾けている。


こいつら全員、説明書読んでないな! 絶対。


「職業は前衛タイプ、後衛タイプ、職人タイプと3つに分かれています」


そう、ここでは戦士など魔法使いという定番の職業がない。


「前衛タイプは魔法が使えない代わりに基本パラメータが強い。後衛タイプは基本パラメータが低い代わりに補助魔法がつかえるよ」


補助魔法は回復したり、攻撃力を上げたりとかなり便利だ。


「そ・し・て」


先生……悪いがうざい。


「職人タイプは後衛タイプと同じくらい基本パラメータは低いけど武器、防具、消費アイテムを作る事がでまーす」


「今のところは職業は一回決めると変えられないからよ~く考えてね」


説明書によると各職業によって、使える武器が異なるから慎重に考えなくてはいけないな」


「お前は何にする?」


「お、俺はまだ決めてないよ。安田は?」


「俺はやっぱ前衛タイプだろ」


やっぱりな、そう言うと思った。


青山さんは何にするんだろう。


「青山さんは職業、何にするの?」

ナイス安田!


「私はやっぱ後衛かな」


おお、これもまたイメージ通りの答えだな。


って、人の事を考えてる場合じゃなかった。


職業……どうしよっかな。


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