プロローグ
初投稿です。表現が下手ですが宜しくお願いします。
黒川美琴は極めて珍しい性格の男子である。
なぜそんな評価を受けるかというと努力しないと出来ない事などが面白いと感じる「面倒くさいことが大好き」な男の子であるからだ。
そんな性格だからか家事から家の修理まで出来る器用な子に育ち、高校二年の今では日曜大工が趣味になっている始末である。
しかし彼にもよわいところがあった。それは············
人見知りが激しいことである
そんな美琴が東京から転校することになった。理由は母親黒川禊の仕事と家族のためだった。母は何かのエネルギー利用?の研究者で美琴が幼い頃に父が事故で死んでから仕事一筋の人であり、10年前に研究者の義父の黒川真治と再婚して義妹黒川桜を連れてきてからはより仕事一筋となった。
しかし体が弱かった桜は東京の空気が体に合わず、体調を崩してばかり。それを見かねた義父と母が話し合い、7年前守入島という田舎の島に義父と桜は移っていったである。義父は母と同じ研究をしている人だが、可愛い娘のため守入島で研究すると決めたようだった。
可愛い桜と離れるのは嫌だったが桜のためであると我慢したものだ。桜が旅立つときは号泣していたが···················
それから7年たった今、義父の研究が実を結びそうだから手伝ってくれと母に連絡が来た。母は年に数回しか会えない家族とまた生活できると喜んでいた。義父との研究も嬉しかったのだろう。もちろん美琴もついて行く。母に迷惑はかけられないし、可愛い桜との生活も楽しみだから。
義父とは会うことは出来たが、桜とは7年全く会えずはがきなどでしか成長を見届けることが出来なかったのだ。
いや別にシスコンではないと思っている。
美琴達が移る守入島はまず本島ではない。富山県の北側に浮かぶ人口2万人弱の島で、綺麗な海と美味しい果物をアピールし観光地として成り立っている。
また、自然が豊かで母や義父の研究の場としては最高の場所だったらしい。空気が綺麗だということで、桜にも良い環境だったらしく、少しづつ体も丈夫になっている。
実は美琴達は7年前に守入島に訪れている。夏休みに三週間ほど滞在し、研究ができるかどうかなど確かめてきたのだ。その時、一人友達になった女の子がいたのだが、元気だろうか····································
そんなことは置いておいて、要するに守入島には2回目だということだ。根っからの東京人の自分が田舎に馴染めるかわからないが人見知りなのでとても不安である。まあ、なるようになるだろう。
「とにかく頑張るしかないか…………」
一応プロローグなのでこれから頑張って書いていくつもりです。せめて三千文字は書きたいなーと思います……………