委員長は静かに悶絶する ーマンホール?校門?彼女の前では地雷でしかないー
賢すぎるがゆえに全ての言葉が「あらぬ方向」に変換されてしまう、受難の委員長のお話です。
彼女のポーカーフェイスの裏側で、どんな高度な自爆が行われているのか。
温かい目(あるいはニヤニヤした目)で見守ってください。
あぁ、今日もまた突かれ…疲れる一日が始まってしまう。
みんな平気であんなことやこんなことを言うんだから。どういう神経してるんだろ。感度が悪すぎる。
でも私は委員長。みんなに憧れられる委員長を目指すの。しっかりしないと。
「おはよー!今日も委員長はちゃんと委員長だね」
「おはよー。意味がわからないけど今日も元気ね」
「それがさー、起きてから腰が痛くて」
いきなり!腰が痛い…?そ、そんなの、絶対あれじゃない。back and forthじゃない。腰が痛くなるまで腰を酷使するなんて。むしろあなたは腰を使う側なのね?意外…
「そ、そうなの?大丈夫?」
「うん、大丈夫だと思う。誰かに揉んでもらおうかな」
「ややややめなさい、腰を、も、揉んでもらうなんて」
「ん?だめかな。女の子だったら」
「だめよ、学校は勉強するところなんだから」
「そっかー」
綺麗な百合は見たいけど。
私は委員長で、黒髪ロングの美少女なんだから。みんなの期待にしっかり応えるの。
「そういえば、昨日マンホールにはまっちゃって」
マンホール!公道に「マンホール」なんて…まん…ホール…しかもマンホールにはまる…ハメられたわけじゃないのね…いや、ある意味百合が咲いてる可能性もあるのね、ていうか「マンホール」って意味が重複してるじゃない、馬から落ちて落馬する的な、マンホール…はまるってどんな状況なのよ。
「それどんな状況?」
「だよねー私もそう思う!よそ見しながら歩いてたら地面がなくなっちゃったの」
「そ、そうなの、大変だったのね」
「そう、黒くて怖かった」
黒いマンホール…使い込まれてるのね…
「あ、今日も先生立ってる。うちの校門って狭いよねー」
え、狭いの?あなたの、こ、こ、こう…狭いの?なんでわかるの?まさか…ほかの人の具合もわかるぐらい、そんなに先に進んでたのね…そうね…腰も痛くなるわね…
「気をつけてね」
「え?まぁそうだね。門に当たらないように気をつけないとねー」
「あ、校門ね」
「なんだと思ったの?」
「考え事してた」
朝から気が抜けないわ。
抜かないわよ!
はぁ…みんなもっとちゃんとして。
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