仕事しているように見える
最近のドラマなどでは若者(表現が昭和ですが 笑)が事務所で仕事をする場面が多いですね
まあ、都会にあるとても大きなビルが本社の会社に勤めていて
颯爽とした服装で首から社員パスをぶら下げて、入口のホールには電車の改札口のようなゲートがあって、社員証をピッと読み込ませて、その先のエレベーターへ向かう
テレビではよく見るのですが、実際にそんな会社へ行ったことが無い私です(笑)
社員としてだけではなく、入口のホールの横に受付があって、来客者として伺うようなこともしたことがないですね
だいたい撮影場所になるような協力企業さんもある程度は決まっているのかもしれませんね
事務所ではパソコンがお洒落な各デスクにセットされていて、開放的な雰囲気の中で画面に向かう、何故かコーヒーカップもあるんですよね?
仕事中でも飲んでもいいんですよねぇ
さて、こういうシーンが出てきたら、仕事をしているように見えるのですね
最近のドラマはこういう展開をしているシーンがほんと多い気がします
パソコンに向かってさえいればよい!
それらしくマウスを使用して、キーボードをたたく・・・
いやいや世の中そんな仕事ばかりじゃないでしょうにね?(笑)
確かに画面を見るクリエイティヴな仕事が増えたことも事実です
でも、物作りの製造業なら製造現場に行かないとね
運送業なら配達しないとね
コンビニの店員さんなら商品補充もレジ打ちもね
でもね、職人技のシーンを撮影するのは至難の技かもしれません
だって、その仕事に習熟していないと嘘だとバレますからね
そりゃ大変ですわ
私でも職業柄、ギターを弾くシーンを番組で見たら、この弾いている人はちゃんと解って弾いているのか?
どのレベルの人なのか?
なんて興味津々であら捜し?しますからね(笑)
餅は餅屋と言う昔からの言葉があります
餅はやはり餅屋さん製のものが美味しいのだ!
ということですね
どんなことでも「お上手ですね!」と言われる素人さんがいても、それでお金を稼げるかどうかは別ですからね
玄人さんには叶わないことが多いのです
そして玄人さんが偉いのは、素人さんのすることを、知らないふりをしながらでも一応興味を持って観察するのです
そこに発見があるかもしれませんからね
そうすれば自分の技の肥やしになって儲けもんですからね
玄人さんはそこまで度量が据わっていないと本物とは言えないことをよくご存じです
しかし、スーツを着て事務所でパソコンを触るシーン
仕事ってそれだけじゃないけど、仕事しているように見えると言うこと
つくづくパソコンとはドラマでもほんと便利な小道具だなぁと思います
でも、オールマイティな魔法の小箱ではないのですね
使用用途をしっかり決めないと単なる遊び道具にもなりますしね