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気持ちは溢れる

楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、僕は生きていてたくさんあった。けれど、どれも物足りない。

僕は学生だった。地元小学校のただの「人」だった。どれも普通だっただろう。普通だからだろうか。僕は恋をした。早いとも思った。君は力があった。学力だろうか。運動能力だろうか。魅力だろう。なんの魅力だろうか。顔か、学か運動神経か。それとも行動力か。その全てだろう。君にはその全てがあった。だからかどうか、僕は何も行動しなかった。普通だからだろうか。いや、異常だからかもしれない。君は思わせぶりのところがあった。僕はそこが輝かしく思った。君の顔を見るだけで心臓がしまった。

僕は中学生になった。ある、私立中学校だ。共学だった。けれど、君とは違う学校だった。でも君の学校も共学だった。君がどこのがっこに行ったか、この時は覚えていただろう。いや分かっていただろう。でも、知らなかった。わからないふりをしていた。そうしていたら、僕は君についてわからなくなった。僕の学校は、恋バナとか、誰が誰と付き合ってるとかそんな感じの噂がよく流れていた。どうでもよかった。とも思わない日々だった。僕は告白されたり、僕は〇〇が好きみたいな噂が流れたり。いやでも流されてしまう毎日だった。僕は、君がすごいと思った。僕が浮かれている「時」に君は生徒会長になっていた。これは風の噂で聞いたようなものだった。わからなかった。自分の気持ちが。僕が中学3年生になった時、君と僕は会った。と言っても同窓会のようなものだった。僕はその「時」バカだった。定期考査とかでしたから数えた方が早い順位になっていた。君は上から数えた方が早かった。それも、とても断然的に。そして、久しぶりに会った君はとても光っていた。美しさに輝きを増していた。化粧をしていたからかもしれない。でも絶対に君は美しかった。君は言った。「すごいね」と。僕に向けて言った。それを知ったのはもっとあとだった。僕はその言葉を流して聞いてしまった。それよりも前に僕にとって衝撃的なことが起きたから。君には彼氏がいた。彼氏ができたという表現の方がいいだろう。その人は、君の生徒会長選挙の「時」の演説に感動した人だった。その人は頭が良かった。君よりも。そして僕よりも。とても。とても。勝てないと思った。実際勝てているところは何一つなかった。けれど僕は諦めきてれていなかった。それは僕が高校生になっても続いた。

僕も生徒会長になろうと思った。どれか一つでいいから、君と同じになりたかった。そして、その人に勝ちたかった。

そして高校生になった。君にはまだ彼氏がいた。それはその人だ。君の目は光っていた。光り輝いていた。君は何かの大会で優勝した。僕は生徒会選挙で落選した。僕は才能がなかった。そして、自分で強くそう思った。僕は何かをしようと思った。思いついたのはプログラミングだった。なぜプログラミングをしようと思ったのか。それは自分でもわからなかった。僕はプログラミングで一つだけ賞をもらった。賞をもらったことが嬉しかった。誰かに褒められたかった。けれど君には褒められなかった。いや、それを言ってなかった。そして、君に会えなかった。でも、僕は自信がついた。受験の時になった。

君が国内のトップ大学に行くって聞いた。だから僕は勉強をした。たくさん。たくさん。でも、僕は合格しなかった。残念。というよりも、自分の能力の低さと、自分の努力の量を恨んだ。君は合格した。僕はそのあと、一年遅れて入学した。君と同じ学科に入った。君と会いたかった。でも学年が一つ違うだからだろうか。君と会うことはなかった。また、自分を恨んだ。

成人式になった時に君にあった

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