↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/163

第81話 余計なお世話

第81話を公開しました。

今までで一番短いです。

今回で事件の黒幕が明かされます。

「大変な事をしてくれましたね」

「……」


 与人が三つ巴のバトルに巻き込まれている頃、屋敷から少し離れた場所にてストラはこの事件の大元と対峙していた。

 何も話そうとしない黒幕に対してストラは独り言の如く、一人で語り続ける。


「恐らく仕込んだのは夕食の時。その時に殆どの面々に媚薬を仕込むチャンスがあったのは、日替わりの食事当番の面々。つまりはユニ殿、リント殿、カナデ殿、そしてアナタの四人に絞られます」

「……」

「その中で、まだ納得いく理由が考えられるのはアナタのみです。……スカスカの理論ではありますが、反論する気はありますか? ラン殿」

「……特にないかな? そもそもあんまり悪い事してるつもりは無いから」


 そう言いながらランはストラと向き合いながらいつものように笑いながら話始める、


「でもよく理由思いついたね。てっきり最後までバレないと思ってたけど」

「個々の考えを理解して動かすのも役目ですので。ラン殿が現状に不満を持っているのは見ていて分かりました」

「流石だね。でも一応、答え合わせといこうか?」


 ランは再び遠くからでも騒動が起きてる分かる屋敷を見ながら、心の内を語り始める。


「私は今のメンバーも、もちろんお兄ちゃんも大好き。だけど、今のまま関係をあやふやにしておくのは良く無いと思うだよね」

「……否定はしませんよ」


 現在エクセプションの上下関係は非常にあやふやである。

 与人を頂点とした組織であるという事以外は、特に決められてないと言ってもいい。

 無論ストラも改善しようと頭を巡らせているが、与人自身がこの事に関して決めたがらないため進まないのであった。


「だから媚薬の話を聞いた時に思ったんだよね。皆がお兄ちゃんの恋人になれば解決するんじゃないかって。……というより、最終的にはそういう目的なんでしょ? 遅いか早いかの問題だと思うけどな」

「分かってますか? そういうのを余計な世話、と言うんですよ。まだ覚悟も定まっていないのに事を急かす理由がありません」

「かもね。けどもうやっちゃったからね。流石にあの二人でも欲望丸出しの皆からお兄ちゃんを守るのは不可能でしょ」

「随分と作戦の成功に自信があるようですが、ラン殿に一つ今後の為に忠告しておきましょう」


 ストラはモノクルを弄りながら、ランと同じく屋敷を見守る。


「敵の戦力を見誤ると、思わぬしっぺ返しに合いますよ。味方の戦力は過少に、敵の戦力は過大に。臆病なぐらいが丁度なのです」

今回はここまでとなります。

次回でこの騒動に決着がつきます。

文字数も戻ってきますので、皆様よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。