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必滅の魔女  作者: 坂井 ユキ
第二部 魔女と学園
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新しい組織

「さて、レイシアで遊ぶのはこの辺にして、少し真面目に考えますか」


たっぷりレイシアを揶揄って遊んで満足したので、脱線しまくってた話を元に戻す。


「なっ!?」


レイシアが真っ赤な顔で何か言いかけたけど、そこで口を開くとまた揶揄われるのがわかってるみたいで素直に口を噤んでいる。

うんうん、我慢出来るようになって偉いぞ。


「やっぱり、出来るだけ生徒主導で何とか出来ればなと思うんですよね。

一応生徒会ってありましたよね?」


これまでの学園生活では特に存在感がある感じではなかったけど、確かあったはず……あったよね?


「ええ。生徒会という組織はありますね。

どちらかと言うと裏方のような役割をしていることが多いので、目立つ存在ではありませんが」


そうなんだよね。

エフィーリア様が言うように、完全に裏方なんだよね、学園の生徒会。

もしかしたら大切な役割を担ってるかもだけど、本気で存在感ないもんな。


日本の小説とかで出てくる学園の生徒会ってすごい権力を持ってたりするけど、ここでは残念ながらそんなことないんだよね。


「そうですね。学園での諸々の行事の時はそれ専用の実行委員会が都度立ち上げられるので、生徒会はその補佐的役割をしていることが多いイメージです。

普段は学園生活における細々とした部分のフォローなどでしょうか」


ソフィアの言葉になるほどと思う。

そうなると、確かに学園にとってはなくてはならない存在なんだろうけど。

地味なイメージが定着してそうだなぁ。


「なんかもっとこう、風紀委員……て言っても伝わらないか。

学園の秩序を守るような役割をする組織が欲しいですね。

出来れば高位の貴族を中心にしたメンバーで」


「確かに現状既に問題が起きている以上、秩序を守るための組織が必要なのはわかりますわ。

ですが、そう言ったことでしたら騎士の家系の方ですとか、剣術の実技を履修されているような方々のほうがよろしいのではありませんこと?」


確かにレイシアの言うこともわかる。

警備的なイメージで考えるなら、その手の腕っ節に自信がありそうなメンバーがいいんだろうとは思う。

でも、私のイメージはそれとは少し違うんだよね。


「仮にも学園だし、物理的な力で押さえ付けるのはどうかと思うんだよね。

それに、そうやって抑えるとかえって反発されそうだし、その時に相手がそれなりに力のある家柄だと難しいこともあるでしょ?」


「それは……有り得ますわね」


いくら学園内では平等だって言ってもね。

卒業後のこととかもあるだろうし、やっぱり家柄の差は大きいと思うんだよね。


「だから、それなら誰も逆らえないような地位や権力のある生徒に先頭に立って欲しいんだよね。

学園の理念とは矛盾しちゃうかもしれないけどさ」


まぁ、そうは言ってもバレないように暗躍するやつはいるだろうけどね。

実際今も表立って堂々とやってるわけじゃないんだから。

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