表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
必滅の魔女  作者: 坂井 ユキ
第二部 魔女と学園
88/403

超一流だった

ひとまず全員が席に着いたところで、楽しい楽しいお茶会が再開された。


ちなみに、レイシアは何も言われてないのに勝手に座っている。さすがだね。


「ところで、エフィーリア様とレイシアは親しかったんですか?」


愛称で呼び合ってたみたいだし、何となく気になったので聞いてみる。


「そうですね。血縁関係と言うのもありますし、歳も近いですから。

幼なじみと言うやつでしょうか」


エフィーリア様の言葉に、レイシアも頷いている。

こんな素晴らしい幼なじみがいたのにあんな性格になってしまっていたのかレイシアよ……。


「最近のシアは少しばかりお転婆が過ぎていたようですが、サキの元で落ち着いてくれたようで何よりですわ」


「なっ!?ちょっとリア!昔のことを言うのはおやめくださいまし!!」


私と同じことを考えていたのか、クスッと微笑むエフィーリア様に、レイシアが顔を真っ赤にして反論している。

まぁ、過去の自分をそう思えるだけでもレイシアの成長だよね。

うむ、よきよき。


「そ、それより先程のお話の続きはどうなりましたの!?」


恥ずかしいんだろうねぇ。

無理やり話題を変えようとするレイシアを、エフィーリア様がきょとんと見ているので、そんな二人が可愛くてもう少し見ていたい気もするけど、仕方ないから何の話をしていたのかを私から説明してあげることにした。


ちなみに、ずっと静かなソフィアは、まだ緊張が解けないみたいでカチコチになったまま強ばった顔をして座っている。


「ちょうど今、ナターニャ先生のこと話してたんですよ。

やっぱり只者じゃないなぁって思って」


「あぁ、さすがはサキ。やはり気付きましたか」


満足そうに頷くエフィーリア様だけど、そりゃあれだけの殺気ぶつけられればねぇ。

もっとも、こちらに何かしようと言う意図はなくて、単純に私を止めようとしただけだとは思うけど。


「ナターニャ先生は、実は元々は王族付きの魔術士だったのですよ。

ですが、わたくしが学園に入学することになりましたので……」


「あぁ、やっぱり陛下の差し金ですか?」


「えぇ、その通りです。

わたくしとは年齢差もある兄妹だからなのか。

昔から陛下は少し過保護と言いますか。

大切にしてくださってるのはわかるのですが、先生にも申し訳ないですし、何よりも少し恥ずかしいですね」


そうは言いながらも、やっぱり陛下の心遣いが嬉しいのかな。

照れてはいるエフィーリア様だけど、嫌がってるような感じは全くしない。


まぁ、王族付きの魔術士なんて本当に一流も一流。

国内でも間違いなくトップレベルの魔術士だろうし、過保護なのは間違いなさそうだけど。

それに、それだけの人ならあの殺気も納得だ。

人は見かけによらないもんだねぇ。

私は面識がなかったから、王族の護衛が主任務だったとかかな。


そう言えば、エフィーリア様ってまだ婚約者もいないんだよね。

王族なら幼い子どもの頃から婚約者がいるのが普通なのに。

もしかしたら、その辺も陛下の過保護が原因なのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ