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必滅の魔女  作者: 坂井 ユキ
第二部 魔女と学園
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平和な日常

第二部スタートです!

神聖王国でのなんやかんやから既に数ヶ月。


私は屋敷の自室でゴロゴロしていた。


ほんの一年前までは先の大戦からの混乱や、その混乱に紛れて暗躍するアホ貴族共のせいで色々と大変だったこのイシュレア王国だけど、最近はそれらもすっかり落ち着き平和になった。


ただ、その分貴族の数も減ってしまっているから、その穴埋めやらで陛下や宰相は相変わらず忙しそうにしてるけど。

そして、未だにしつこく私を貴族にしようとしてくる。

くれるって言う爵位がずっと伯爵だったのが、最近はとうとう辺境伯にしてくれるって言い始めたもん。


それでも、私としてはそんな話を受けるつもりは今も全くないから、陰ながらに陛下達を応援してるフリをするだけの日々だ。


つまりは、アホ貴族共の暗殺や拷問を生業としていた私には、ほとんど仕事らしい仕事がないということ。

それはもう、ゴロゴロして過ごすしかない。


「サキ様、最近少しだらけ過ぎではございませんこと?」


そんな私に、部屋にいた侍女から厳しい声がかかる。


「いいじゃん、別に。私が暇なのはいいことなんだよ」


「確かにサキ様のお仕事が暇なのは国内が平和な証ですから良いことだとは思います。

ですが、お仕事が暇なのと、毎日ゴロゴロして過ごすのとは別ですわ!」


きゃんきゃんと喚き立てているのは、元公爵令嬢で、最近私の専属侍女へと昇格?したレイシア。


初めて会った時は、怯えてお漏らしまでしてた子とは思えない変わりっぷりだ。


兄が犯した罪により、実家の公爵家が取り潰しになったから、私が引き取る形でうちの使用人になったんだよね。


それで、最初は来客対応をさせていたんだけど、仕事が暇になると同時にこの国に友達なんていない私は来客も激減。

うちに来るのなんて、部下の隊員達とか仕事関係だけだからね。

だったら、もうわざわざ来客対応担当とか要らなくね?ってことで私付きに仕事を変更したってわけ。


まぁ、私としてはわざわざ私付きにするつもりはなかったんだ。

だって、私はレイシアの目の前でレイシアの兄である公爵を拷問したんだからね。


それなのに、レイシアは来客対応担当から変更するならと私付きを希望したって言うんだから驚きだ。

私の近くにいて殺そうとでも思ってるのかなとも思ったけど、そんな気配全くないしね。


何より、レイシアが少しでもそんなことを考えていたなら、アーシャがこの人事を認める筈もないし。


そのアーシャだけど、ずっと一人で私付きの専属侍女をしてくれていたけど、本来の役職はこの屋敷の侍女長。


レイシアが加わり、私付きが三人になったのもあって、最近は侍女長としての本来の役割をメインにしている。


それでも、本人的にはまだ私付きの専属侍女でもあるという意識みたいで、暇を見つけては私のところに来てくれる。

私としても、アーシャは長い付き合いで信頼してるから嬉しいけどね。

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