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十三番目に輝く星(2005)  作者: 瑞城弥生
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一 ゆめ

 それは突然現れる。

 いつも同じだ。

 何の前ぶれも無く。

 何の伏線も無く。

 

 フリルのついた黒のワンピース。

 腰まで届くほど長く、闇よりも黒い髪。

 そして何よりも――。


 わたしは怖かった。


 その少女の表情はまるで。

 そう、まるで機械だった。

 恐ろしいほどに無表情の。


 いやそうじゃない。

 彼女は笑っていた。

 凍るほど冷たい目をして笑っていた。


 わたしはこの少女を知っている。

 

 だけど思い出せない。見つけられない。

 彼女に出会った記憶を。彼女との想い出を。


 それは突然現れる。

 わたしの夢に、なんの断りも無く。


 そして最後はいつも同じだ。

 彼女の足元に無数に転がっているもの


 それは――。

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