第三百二十六話
夕方に買い物に出向き、翌日の朝方に戻ってきたフロンとたっぷり睡眠をとったリューンにより術式の魔改造が急ピッチで進められ、その日の晩には我が身への施術が行われた。
魔力身体強化二種、足場魔法、魔石の変形と変質、索敵と浄化術式、水生成に加えて『鑑定』ときた。最早自分が何なのか、よく分からなくなってくる。
これで当人は結界師や浄化使いのつもりでいるのだから滅茶苦茶だ。あちらこちらに手を出しすぎな自覚はあるが、この辺りを身綺麗にするのはこの一件が終わってから。今はどれも手放せない。
いずれ《転移》も技法に到れるか検証する必要がある。フロン曰く、あれは必要な魂のスペースが膨大とのこと。魔力の格が育った端、スペースが産まれる度に細々とした術式をねじ込んでいてはそれも叶わなくなる。
「──ビンゴ」
だが術式を増やした翌朝は、期待と不安に胸が高鳴る。いつになってもきっと慣れず、この感動を味わいたいがために、私は今後もきっと葛藤を繰り返す。
明確にできることが増えるというのは、すごい。本当にすごい。昨日まで不可能だった事象を、今日からいきなり発現させることができるようになる。
特に技法のデタラメ感は半端ではない。《探査》の技法、然と会得致しました。
リューンを叩き起こして二人を呼び、下準備を整えた後に《次元箱》からメモを取り出す。
剣 並 特記事項なし。 短剣 良 特記事項:極めて鋭利。 短剣 特良 特記事項:類稀な切れ味。 剣 良 特記事項なし。 剣 良 特記事項:不合理な形状ながらも鋭利────。
魔剣 黒いの 評価■■ 特記事項:神器。不壊。魔力破壊。切断力強化術式。剣身保護術式。■■鋭利。
「そんなに時間は経っていないはずだけど、懐かしく感じるよ。『黒いの』の方は……ビックリしたよね」
二つの記録、これもリューンとの思い出。ヴァーリル時代に作った作品と神器に魔法術式で鑑定を行えばこのようになる。
私が鑑定魔法を行使してもおそらくこれらと同じ結果が出るが、今この魔法を使うと反動でポンコツになることを知っているので、これは後だ。
「技法を用いるとどうなる?」
フロンは興味津々だ。焦らしてもいいが、この後にも予定が詰まっている。検証は簡略化してサクサクと済ませよう。
「『黒いの』だと──」
ナイフは分かりにくいので、最近日の目を見ていない倉庫の肥やしを取り出す。それに《探査》を鑑定術式で技法化して向けると──。
種別:神器 品目:魔剣 諱:『黒いの』 評価:良 使用歴:有 所有者『サクラ』 契約者:『サクラ』 生産者:『サクラ』
産地:ヴァーリル 年日:新暦六万八千七百二十六年四百二日
組成:アダマンタイト 八七・一 浄化黒石 十二・零七 双頭蛇 零・八二 赤色鋼 零・零零一 黒鉄…………。
特性:不壊。魔力破壊。その他:切断力強化術式。剣身保護術式。極めて鋭利。剣身保護術式は不合理。数多の命を奪っている。
サラサラとメモを走らせ、比較すれば違いは一目瞭然。製作者から産地、新品であるかどうかに加えて、誕生日や構造についてまでつぶさに把握できる。色々と突っ込みたい点もあるが、これも後でいい。
(……なんで毒蛇なんて混ざってるんだ、これ……買った石に鱗か体液でもくっついてたのかな)
しかも結構な割合だ。これだから冶金の手間を惜しんで既成品を使うと──いや、後! 後にするの!
「……自作自演がモロバレですわね」
「正直どうかと思うよね……」
「一目で露見するとはな……」
私が一人で蛇について頭を悩ませ、どうしても我慢できずに鍛錬の甘さについて反省などをしている最中、うちのエルフ達は揃いも揃ってドン引きしていた。
「鑑定神にかかれば、これもお見通しなのかな……気にはなるよね」
試しにリューンの剣やリリウムの猫棒なども《探査》してみたが、得られる情報は基本的に同じだ。私個人は業物だと思っているが、リューンの剣は神器ではなくあくまでも量産品扱いであったり、それにしては評価がやたら高かったりと面白くはある。
それと、私の二代目『黒いの』よりも『黒猫さん』の方が大幅に、そして『黒猫さん』よりも『灰猫さん』やフロンの杖の方が評価がいくらか高かった。単純な鍛錬の練度や篭められた想い、あるいは素材の価値によるものかもしれない。
立て続けに数回の鑑定をこなしたが、私本体への負担は魔力と神力の消費がやや激しい程度で、野良鑑定特有の反動のようなものは感じられない。
「さて──」
さて、だ。ここまでは試運転、または暖機。本題はここから。
普段ならもっと検証に検証を重ねるが、とりあえず必要な項目を調べ上げられることは判明し、扱いにも小慣れてきた。
いくらなんでも視界に入ったものを片っ端から無差別で調べ上げられるほど、《探査》の技法はイカレてはいない。きちっと術式に魔力と神力を通し、それらを合一させ、意識を向けなければ技法とはならない。
だからと言って間違ってもスイッチ入れっぱなしで過ごせるようなものではない。それにしたって些か規格外過ぎるとは思うのだが、技法だしこんなもんだろうと納得しておくことにする。
プライベートも何もあったんじゃない力だ。咄嗟に使えなくはなるが、精神の安定のために普段は鑑定を消しておくのも当たり前のように視野に入る。それくらいマズイ。見れるなら、見たくなるのが人の性だ。
さておき、平静を装うよう努めている今、視界に入っている私の十手からはまだ何の情報も入ってこない。正直怖くはある。
「ごめん、これに関しては──」
「あぁ、分かっている。言いたくなければ言わなくていい」
「正直気にはなるけどね。でも……いいよ」
「アレに触れたくないからと嘘は仰らないでしょうし、心の赴くままにどうぞ」
あんまりイジワル言われると、リリウムの情報を丸裸にしてしまいそうだ。私の守りたい一線はここなので、やらないけれども。
頷くのみで言葉を返さず、初めて私の相棒の真価を問う──。
種別:神器 品目:鍵 諱:不可 評価:下 使用歴:有 所有者:■■■ 契約者:■■■ 生産者:■■■
産地:ウラル 年日────。
組成:■■■ 百
特性:高伝導。その他:■■■の亡骸による鍵。亡念は消え去っている。
「──ふむ」
鑑定結果に関して、私は既に一点のみ虚偽を記載している。リリウムは遅い。
『黒いの』を作ったのは『サクラ』ではなく■■■であり、契約者も『サクラ』ではなく■■■。もちろん所有者も■■■だ。リリウムの猫棒ズなどは、しっかりとリリウムの名が契約者と所有者に表れている。
技法化した《探査》から得られる情報は、この世界の意志のような何か──で伝わってきていて、悪いのは伝え方か私のオツムか、とにかくここの所が正しく理解できていない。
『黒いの』やトンファーの製作者から伝わる情報と、十手の所有者と契約者から伝わってくる情報は同一であるのだが、十手の生産者は異なっている。分かりやすくすれば▲▲▲や□□□か。訂正しよう。
種別:神器 品目:鍵 諱:不可 評価:下 使用歴:有 所有者:■■■ 契約者:■■■ 生産者:▲▲▲
産地:ウラル 年日────。
組成:▲▲▲ 百
特性:高伝導。その他:▲▲▲の亡骸による鍵。亡念は消え去っている。
組成や特記事項……その他にある亡骸という点から、▲▲▲は女神様を指していると断じてしまって構わないだろう。
──便宜上分けたが、やはり違和感がある。■■■と▲▲▲の間には、ほとんど差がないのだ。
名前に差がほとんどない、というのもおかしな話だとは思う。サクラとザクロのように読み方や発音が似通っているというわけではなく、名前というよりは、それが指し示す情報や存在について、という方がより正鵠を得ていると思う。
(何を言っているんだ、って話だよね……変なの)
とにかく、常々想像はしていたが、やはり私と私の名もなき女神様は本質がとても近い。《探査》の技法は記号としての名称ではなく、その奥を指し示している。
色々と思い及ぶことはあるのだが、とりあえず必要な事柄は判明した。次に行こう。
早朝であるにも関わらず、相も変わらず謎のオブジェの周囲にはいくらか野次馬が屯している。
ミッター君もその一人で、例の騎士っ娘の姿も共にある。
彼は普段、あまりうちのわんこズとベタベタしていない。先日の夕食時も別行動をとっていて、それは珍しい風景ではなくなっている。
勝手知ったる仲ではあるので、戦闘の際にはチームを組んでいることがほとんどなのだが。
そんな彼と、美人系の彼女とが並んでいると割りと絵になる。飼い主とわんこというよりは、彼と彼女的な。
(……もしかしてこっちが本命だったんだろうか。聞いてないぞ)
「おはようございます、サクラさん。何か判明したのですか?」
「おっ、おはようございますっ!」
和やかな雰囲気をぶち壊し、一転して慌てふためかれるのにも慣れてしまった。まぁ、一般的な私達への認識はこんなものだ。気にしても仕方がない。
「二人共おはよう。これから結論が出そうなの、ちょっと周囲の野次馬に退いてもらいたいんだけど、手伝ってもらってもいいかな?」
これが神器であることも、私に下賜されてはいるが調査のため決断を保留にしていることも、あまり騒ぎにはなっていないが、邪神云々の話もとっくに広まっている。
既に離脱を企てる冒険者もちらほら出始めているとのことなので、ゆっくりしてはいられない。この場で結論を出さなければ沽券に関わる。
(あの場で説明を求めたのは失敗だったね……酷いミスだよ、本当に)
その点、全く動じた様子のないミッター君は最高だ。百点満点だ。頭ナデナデしたげてもいいよ。
「分かりました。どの程度下がらせればよろしいでしょうか?」
いきなり爆発したりはしないと思うが、万が一がある。それに一人で当たりたい。
「少なくともフロン達の後ろまで。何かあったら困るから、周りを囲まないで欲しいのよ。本当はこれを拠点から出したいんだけど……とりあえず今はいいわ。お願いできる?」
「了解しました、すぐに行います。エレノア、手伝え」
「お、おぉ!」
やっぱり騎士向きだと思うんだけど、彼はもうその気はないと言う。ガルデが逃した魚は大きすぎるね。もったいない話だ。
拠点の外れに鎮座しているオブジェから食堂やテントといった居住区を守るように私が立ち、その後ろに仲間と野次馬を固める。
騒ぎを聞きつけたのか、当初より遥かに多い人数が集まってしまったが、今更散れとも言えない。ギースもいるので余計言い辛い。
オブジェの端からフロン達までの距離は五十メートルほど。近くに人がいないことを《探査》でもう一度確認した後、その中間地点から一人歩を進める。
私ならここからでも調べられるとは思うのだが、通常鑑定魔法は黒板と教壇、机とメガネ、あるいは虫眼鏡の距離で行使する。これは仔細を問われた際のアリバイ作りだ。
(相変わらず変だね、これは……)
もし本物だったらお叱りの言葉を頂きそうなので、もうゴミとは呼べない。だが欠片ほども魅力を感じず、これがあの人の神器だとは今でも到底思えない。
勿体ぶっても仕方がない。いざというときにはフロンには逃げてもらうし、守りきれないと判断すれば私も逃げる。だがそれは最後の手段なので、《結界》の警戒レベルはマックス。強度と範囲を持ち得る最大に設定して控えさせておく。
私は結界の女神の後継者だ。その気になれば、小さめの隕石くらいの直撃からなら拠点を守り抜ける。
近くまで寄ってしまった。今一度心を落ち着け、手を伸ばす。もちろん触れはしない。《探査》の技法を、指向をオブジェに向ければ──。
種別:神器 品目:防具 諱:●●●● 評価:至高 使用歴:有 所有者:■■■ 契約者:なし。可 生産者:○○○
産地:◎■▲○×● 年日────。
組成:●×▲■◎○ 百
特性:不壊。加護。伸縮支配。重量支配。伝導支配。その他:▲▲▲と鍵を失った亡骸。
「──ふむ」
特に干渉に対する反応は返ってこない。今のところ、これは無害だ。
色々と気になることはある。というか気にならない点は種別と評価と使用歴くらいしかない。
受け取っていないのに既に所有者は■■■──つまり私になっているようだが、それはこの際いい。また知らぬ名が増えた。○さんと呼ぼう。
だが○さんの出番はきっともうない。人であるならハイエルフでもない限り生きていやしないだろうし、いたとしても友好関係にあるとは限らない。
それに○さんは十中八九他所の神様だ。気軽に会いに行ける間柄……などといった期待はしない方がいい。そもそも消息不明だ。
(それにしても……まず品目がおかしい。防具ってなんだ、大雑把過ぎるだろう)
剣でも短剣やら魔剣やらと区分が分かれるし、槍も斧も、棒だってきちんと区別される。どう見ても人が扱う防具には見えないが、防具だと《探査》が伝えてくれるので、これはもう防具でいい。特性が武具向けのそれでなければ大いに疑っていたが、もう《探査》からの情報に疑義を抱くのは止めにする。
(諱が最初からついているっていうのも初めての経験だ。今まで手に入れてきた物は全て新品だったってことだね)
きっと中古あるあるなんだろう。多少血は吸っていたかもしれないが、名付けだけはされてはいなかったわけだ。十手みたいに命名不可の代物があることも確認できたが、あれはうちの女神様そのものなわけで──気にしても仕方がない。
そしてこれがある意味最大の曲者だ。諱がついているのに名前同様に全く読み解けず、しかも契約可能な状態にある。意味が分からない。
契約とは、つまり名付けだ。人と物とを繋ぐ絆だ。武具を名付け、武具に名乗ることで契約は成立する。
このオブジェはおそらく私の女神様が名付けたまま、女神様が亡くなることで主不在となった。名前がついたままだ。
これは一度決めてしまうと変更はほぼ不可能になる。リューンの言葉を借りれば「無理、実質無理」で、これは伝承によると管轄の神様がどうやらいるらしいことは私も知っている。
時間もないのに、どこにいるかも分からない現役の神の下へ、おそらく彼らからすれば敵対神側の私が、このデカブツを担いで訪ねに向かう。名前を消して下さいとお願いする。
私なら百パーセント門前払いで、その上で駆逐する方向で動くだろう。
協力してやる義理なんてないことは火を見るまでもない。そんなことをすれば今までの苦労が全て水泡に帰す。邪神の前に多くの神々との全面戦争! 泉の底同様、お先真っ暗だ。イカレてる。
名前を司る神がとびっきりの善神でお人よし……もしくはやる気のないお役所のような事務的なそれで、しかも記録が残らなかったり……つまりは私にとってこの上なく都合のいい存在でなければ破滅は避けられない。
期待するだけ損というものだ。なので、もし私がこれを活用しようと思うのであれば──。
(……諦めて隕石にするか、防具の名前を言い当てるしかない)
無理でしょ。
産地も組成も、特性もこの際いい。前者は考えても仕方ないこと、後者は今考えても仕方のないことだ。
そしてその他。十手はつまり最初からこの防具の鍵で、棒でも杖でも武器でも何でもなかった。単に私の記憶にある扱いやすい形状、あるいは敵対神の呪いの枝に対抗してこの形を取ったのだろう。特に意味はなかったのだと思われる。
(鈎が付いた鍵っていうのは、洒落のつもりだったんですかね、女神様)
強いて意味を見出すならここか。中々上手くていいと思います。正直初めて尊敬しました。ついでにコイツの名前を教えてください。
(っていうか、消える前に教えておいてよ……本当にあの人いじわるというか、試練とか好きだよね……)
神力を守らせる気があるのか心から疑ってしまう。うっかりだとしたら全然可愛くない。おばさんのくせに。私もだけど。
「つってもまぁ……当てがないこともないんだよね……」
時間はない。だがこれまではあった。私はそれなりに、私の女神様が何者であるか、という点については思いを巡らせていた。
書物を買い漁って調べもしたが、一切明らかな情報は出てこなかった。そして後継者が私だ。思考、嗜好、行動原理、興味の方向などを鑑みれば、多少なりとも思い至ることはある。
私とて別に学者や研究者を名乗ることができるほど神や神話に詳しいわけではない。そもそも人名に類する一切は失われているに等しいし、幼少の頃に神社で祖父母が教えてくれただとか、授業の中で見聞きしたとか、創作物で名前を見たとか、そもそもその程度の知見しか持ち合わせていない。
記憶の端にかかることすらなくなって十年。消え失せるには十分な時間が経っている。
「でもまぁ、たぶんこれだよね」
防具の形と諱が肝だ。正直これが外れていたらまるで心当たりがない。うっすら記憶に……とかいうレベルですらなくなる。絶無だ。掘り起こしてこそぎ取っても埃一欠片分ほども出てきやしない。その時点でこの自称防具は隕石決定となる。あるいは永遠に神域の蓋に。
《引き寄せ》できればそれでもかなりの物になりそうではあるのだが、それにも名づけが必要なのがままならない。自分でもできることが分かっただけ一歩前進ではあるが、変な子扱いは避けられない。
魔法袋に入らない! なんてことになっていなければ、《次元箱》でズルして多少は格好良くできたかもしれないけれども。
「まぁ……大丈夫でしょ、きっと。そんじゃ──」
万全を期すのであれば拠点の外に出してから試してみるべきだが、たぶん平気。
根拠は勘だ。リリウムと同レベルだ。でもきっと、大丈夫。いけるいける。私のこれは、結構当たる。
女神様の名前は失われている。私の名前も取られた。だったら何だと言うのだろう。
そんなものは記号に過ぎない。これこそが、私達を繋ぐ鍵だ。
鍵は差し込んで使うもの。左腰から引き抜いた十手の棒先をオブジェに当て、力を篭める。刺さりはしない。
「●●●●──私がサクラだ。ちと手伝っておくれよ」
悪い牛を倒さないといけないんだ。弟妹分の故郷を守るためにも。
(その後も、一緒にいてくれたら、嬉しいな)
──懐かしい白く温かな光が、辺りを照らし始めた。
8/26 0:50
いつも感想、誤字訂正などありがとうございます。励みになっております。
これまでの話も意識して軽く目を通し直してみましたが、ご指摘を受けた通り、横道にそれたり想定していたよりも長くなってしまったりと、読みづらさが目立つようになってしまったと感じています。
これまではある程度書き溜めたものを3~6000文字でキリの良い所まで区切って一話としていたのですが、最近(一度ストックが尽きてから)は一話一話をその都度書き上げ投稿するという形を取っています。
以前はたまに、最近はその都度、といった感じで、横道の頻度が上がっているのはそういった理由も……。あるのかもしれません。是正できるよう努めます。
この話も(私の中では良いところだったので)本来は五話ほど使う予定でいたのですが、何とかまとめて以前のスタイルを意識して書き直してみました。
個人的には、こちらの方が読みやすくていいかな、と感じています。アドバイスありがとうございます。
お仕事のお話なのでつまらなくなってしまっているかもしれませんが、このストレスは書きたかったことなので、もうしばらく続くことになるかもしれません。
それでもよろしければ、引き続きお楽しみ頂けると幸いです。
お目通し頂きありがとうございました。