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うらめしい魔女による鉄拳制裁  作者: アホイヨーソロー
魔女、薫風で蘇る
65/78

1'-20

 ダイン騎士団は真面目で勤勉、皆仕事に真摯に向き合っている。と言いたいところだが、騎士号をいただいている者はともかく、末端まで全ての者がガチガチの騎士道精神を備えているわけではない。彼らも他の騎士団に所属するものと同じくいい給料に飛びついただけ、というのがおおよその入団理由である。

 夜の門番、村の出入り口よりも遥かに楽な、真面目なものしか通らない門の門番は人気の仕事の1つであった。

 勇ましく会場設営の荷物を引いて外へ出ていく騎士の背を見つめ、こっそりあくびをする。

「んんッ!」

 だがそこはダイン騎士団。真面目な者の割合は他の隊より多い。

 咳払い一つで門番たちはその場にピンと背筋を張ってまっすぐ立つ。

「それで、ロン。こっからどォするの?」

「ここの跳ね橋は巻き上げ式ですからあそこに細工をしましょう」

「ふゥん、面白そう」

 リールを巻くと鎖が張って門が上がる簡単でオーソドックスな仕組みだ。リールを逆に回転させると地下の重りが上がって橋が下がる。

「ロンが回すの?」

 流石にそれは難しい。リールのそばには必ず一人護衛が立っている。回すことはおろか近づくこともままならない。

「まず一瞬隙をつくって、ストッパーを外させます」

 ストッパーが外れたリールなら、他のところの鎖を引けばある程度自由に動かすことができる。

「自由になった鎖にイタズラするってことか…」

 ミーティアはこういうことならすぐに察することができるらしい。

「でもイタズラしたとして、どうやって外に出るの」

「まあ良い事されると相手のことを責めづらくなりますからね」

「…ロンも結構悪いこと考えるの好きだね」

「それほどでも」

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