第壱話:激励
本当はケイタよりも先輩の候補勇者のお話だったのですが、前回、気分が乗りすぎて時系列を間違えてしまいました。
プロットの方を修正したので、このまま走り抜けます。
「名はツキナと言ったか?」
目の前に、熊がいる。
「はい。私の名は月那です」
私は首を垂れたまま、肯定の言葉を返す。頭上から、小さく笑う声が聞こえた。
「そう緊張するな。わしは強い人間が好きだ。お前は紛うことなく強者だ。わしは強者を乱雑に扱いはせん。お前がここでどのような態度を取ろうと、わしはお前自身も、お前の親族も罰することは無い」
だから楽にしろと、上背一八〇を超え、重量四〇貫はあろうと思われる大男は再び小さく笑った。
様子を探るように僅かに視線を持ち上げて、垂れた首のままで表情を読み取ってみると、熊と紛うその大男は、まるで老人が孫を見るような、そんな優しい表情をしていた。
彼が……この國、天和ノ國の当主である弐篝和馬がそのような表情を浮かべるのだとは、今までの私は知らなかった。
いや、きっと、この國に暮らすほとんどの住人がその事実を知らなかったはずだ。
「お前はどのような家系の出だ?」
「……どのような?」
「あれほどの才を魅せたのだ。お前の両親は、さぞ名のある武人なのだろう」
当主サマの問いの意図が分からずに首を傾げていると、勝手に納得して話を進められた。
もっとずっと寡黙な印象のある御方だと思っていたのに、当主サマは私が思っているよりもずっと自分勝手で、自分の話したいことを好き勝手に話す人間のようだ。
でも生憎と、当主サマの読みは外れている。
「いえ、私の両親は武人ではなく農家です」
「…………は? 農家?」
國に暮らすほとんどの人間をその眼光だけで射殺せてしまいそうな大男は、立派な白髭を備え付けた口をぽかんと開き、何とも間抜けな声を零す。
「夏は茄子が、秋は柿が美味しいです」
「いや、何が美味いとかはどうでも良いのだが……では、春に武道でも…………」
「春は山菜を採取して売っています」
「さ、山菜?」
「はい。私は蕗の薹が好きです」
「た、確かに蕗の薹は天ぷらにすると美味いが……」
当主サマの問いに事実を返すが、事実を告げれば告げるほど、当主サマは混乱した様子を見せていく。この御方はこのように色鮮やかな表情をする御方だったのかと、素直に感心する。
先ほどから、驚愕したり困惑したり面倒そうな表情をしたりと、随分と忙しそうに感情を表情に張り付けなおし続けている。
「では、冬は何をしているのだ?」
もうここまで来たら最後まで聞いてしまおうと思ったのか、本題から逸れているであろうにも関わらず、当主サマは立ち止まらずに話を続ける。
その問いにも、私はやっぱり、事実を返す。
「冬は当然、下準備の季節です。蓑傘やら藁草履やら縄やらを囲炉裏の前で拵えています」
「草履……囲炉裏?」
最後まで聞いたうえで、当主サマはやっぱりあんぐりと口を開けて、不思議そうに首を傾げる。
「それは……両親共か?」
「はい。両親共です。まぁ、母は炊事や洗濯などがありますので、仕事はほどほどで切り上げていますが」
「い、いや……だが、それでは合点がいかんだろう」
「合点……ですか?」
納得がいかないと言った当主サマの様子に、私は首を傾げる。
多分、さっき当主サマがしていたような表情を今度は私がしている。
だって、純粋によく分からないのだ。
当主サマが何に納得できていないのか。何を知りたがっているのか。
どのような言葉を私から引き出そうとしているのか。
そのどれもが分からない。
「そのような両親の元で、どのようにしてお前は育ったのだ?」
「私が……ですか?」
「そうだ」
「私はたくさんご飯を食べて沢山寝ました!」
「そ……ちが…………むぅ」
私の言葉に、当主サマは何か言葉を返そうとして、返すべき言葉を見つけられなくて、そのまま苦しむように唸って黙り込んでしまう。
「ツキナよ。お前はどうしてそこまで強い?」
絞り出すように吐き出された言葉は、当主サマの心がそのまま乗っかったみたいな重さをしているように思えた。いわゆる、切実にと言う奴だ。
けれど、だからこそ、私は首を傾げてしまう。
ぶつけられた心のままの言葉に、心をぶつけ返してしまう。
「強い? 私が?」
ご冗談を。当主サマの方が私なんかよりもずっとずっと強いのに。
「強さを言うのなら、私よりもミナトの方がずっとずっと強いです」
「馬鹿を言うな。予選決勝でのお前たちの戦いは戦いなどではなかった。血を伴った演舞とでも言おうか。それほどまでに一方的なものだった」
「一方的ではないです。途中で諦めてしまいましたが、ミナトはずっとずっと、私の剣に、体術についてきてくれました」
「むぅ。まぁいい」
顎を摩りながら、当主サマは呆れたみたいに唸って見せる。唸りたいのは私の方。
さっきから角度を変えながら私から何かを聞き出そうとしているけれど、その意図が分からなくて、当主サマが何を聞きたいのか分からなくて、何を話せば話が前に進むのか分からなくて、少し面倒に感じる。
「ツキナよ。お前は戦いの途中、何を考えている?」
「何を……ですか?」
「うむ。ミナトと刀を交える中で、お前は何を考えていた?」
「あぁ…………」
なんだ。当主サマはそんな簡単な事を聞きたがっていたのか。
「楽しいなって」
私が刀を振るいながら考えている事なんて、それくらい。
逆に、他に何を考える必要があるのだろう。
「楽しいだと?」
「はい。私と肩を並べてくれるミナトに追いつくのが楽しくて楽しくて、もっと楽しくなるにはどうしたらいいのかって、そればかり考えていました」
だからこそ、私はミナトが突然歩みを止めた事に対して動揺してしまった。
その結果の光景こそ、あの瞬間の…………
「……あの、ミナトはあれからどうなったんですか?」
「できる限りの手は尽くしたと救護班より報告が上がっている」
今の時点では、未だ息はあるらしい。
普通は即死してもおかしくはない傷だったらしいけれど、それでも無事に生きているのだからやっぱりミナトは凄いと思う。
だからこそ、尚のことでミナトが解らなくなる。
ミナトは、どうして途中で諦めてしまったのだろうかと。
「多くの者は、圧倒的な力を前にした時、それと対峙する形となった時、最後には諦める選択を取る。その過程には無数の思考が繰り広げられている訳だが、今は不必要な話だ」
ついうっかりと疑問を口にしてしまっていたようで、当主サマは私の疑問への解を示す。
「そのような状況を勝利と言う形で切り抜ける事の出来る者を天才と呼び、その他大勢と同様に諦める事を選んだ者を凡才と呼ぶ」
故に、ミナトは天才ではないのだと当主サマは言う。ミナトのことを何も知らないのに。
ミナトがどれだけの時間を剣に、体術に、戦に費やしてきたのかを知らないのに。
確かに当主サマは強い。
強いからこそ、この國の主として権威を持っている。
でも、だとしても、私は私と共に走ってくれたミナトを蔑むように見ているこの男を許すことができない。
「良い。下がれ」
当主サマが呆れたように言う。
その言葉で、私は自身の素首に刃が当てられている事に気が付いた。
目視できている訳ではないけれど、首筋に触れる細くひんやりとした感触は刃物で間違いない。
おそらく、小刀よりも遥かに小さい苦無だろう。
「ですが、この者は今、和馬様へ殺気を向けて……」
背後から、声変わりしたばかりのような男の声がする。
声がするのに、気配は全く以って感じられない。
まるで死と言う概念そのものと相対しているような感触に、背筋につぅっと汗が伝う。
「とはいえ、未だ刀は抜いておらん。お前なら、ツキナが刀を抜いてからでも押さえる事は容易だろう?」
「…………承知いたしました」
首筋から苦無が離れる。
瞬間、私は苦無を持つ手があると推測される場所へ左手を伸ばし、右手で鞘に収まった状態の刀を手に取って納刀した状態で背後に突きを放つ。
その勢いを利用して体を捻り、捻る勢いを利用して振り返りながら立ち上がり、一歩を踏み出す。
けれど、私の左手は誰の腕を掴む事もなく、突きは誰の体を貫く事もなく、次撃へ向けて体制を整えた私の視線の先には誰の姿も無かった。
誘導されたのだと気が付いて当主サマの方へ振り向くが、そこには先程と変わらない体制で座る当主サマしか居なかった。
「お前は自覚が無いようだから改めて言おう。同じ状況に遭遇した時、ミナトであればされるがままにやり過ごす。だが、お前は自らの首から苦無が離れるなり、すぐさま反撃に出た」
だから私は天才なのだと当主サマは言う。
だからミナトは凡才なのだと当主サマは言う。
私がどう感じようと、客観的に見た事実は当主サマの言葉の通りでしかないのだとも。
「ツキナ。お前は勝つべくして勝った。わしが当主になってから暫く経つが、わしが見てきた中でお前は飛びぬけて強者であり、天才だ。わしが断言する。今年の御前試合は、お前が勝つ」
熊のような巨躯で、当主サマは真剣な表情で真っすぐに私を見る。その視線に諭されるようにして、私は元の通りに脇に刀を置き、座る。
「なぁ、ツキナ。お前に少し、わしの願望の話をしても良いか?」
想定していなかった言葉に、私は反応を忘れる。
「お前と言う天才が現れて、ようやく叶いそうなのだ。年甲斐もない話だが、聞いてくれ」
当主サマに頼まれたのであれば、断れるハズもない。私は静かに頷いて見せる。
「御家二十一家の内、我々弐篝家は上位十家の更に上位階級に居るというのに、未だ英雄規則に基づく英雄候補を輩出できた事が無い」
英雄規則。
私たちが御前試合とその小國予選を行う理由。
嘗て、世界は再編を迎えた。
其れは西暦の末期の出来事。
天撃と呼ばれるかつて日本を襲ったものよりもはるかに大きな原子力の爆弾が、日本への投下を開幕の狼煙としてこの星の各地に降り注ぎ、ありとあらゆる文明を更地にしていった。
爆撃地は長い間、生命の存在が許されない土地となっていたが、それも時間と共に浄化されて行き、やがて日本以外の爆心地から新種の生物が湧き出るようになった。
人間の子供くらいの背丈でコケのような色の肌を持ち、低く潰れた鼻が目立つその生き物は、その禍々しい様相と肌の色合いから緑鬼という名前が付けられた。
そして、ある日突然、島外調査へ出た勇敢な先人の遭遇した一匹の緑鬼が発した「鬼王サマ」という言葉により、私たちの世界は皇帝期として新たな歴史を積み重ねる事になった。
この西暦から皇帝期に切り替わる一連を、現在では再編と呼んでいる。
数年にも渡る長期の調査の結果、日本の西半分を残し、島外に人類の文明は残されていない事が分かった。
たかだか数年でこの世界の全てを暴くこと等はできる筈も無いのだから、もしかしたら観測外の領域に生命の息吹が残っているかもしれない。
けれど、少なくとも調査を行った全ての国に人類の軌跡は遺されていなかった。
私たち残された人類はかつて残された日本の欠片を日の国として再興し、天照大御神を唯一神として奉り、その庇護の元、遺された人類の軌跡を守る為に繁殖を繰り返し、三百年以上の年月を積み重ねてきて現在に至る。
英雄規則はその過程で生まれたものだ。
皇帝期の初期は鬼王と言う存在がいる事だけしか分からなかった。
そのうち、緑鬼以外の未知の生命体が多種存在することが判明し、それらの呼称が魔物で統一された頃に、海を渡ってヒノクニへ侵攻してくる魔物が現れ始めた。
それはまるで、唯一残された人類の軌跡を今度こそ根絶するかのように。
魔物と人類の攻防が始まり、やがて外敵として襲来する魔物をある程度追い返した所で、島外調査の結果が更新された。
私たち人類には複数の鬼王が立ちはだかっている。
最初の観測では数体程度だったけれど、最終的に二十体の鬼王が目視により確認された。
噂では、三体だけ特殊な鬼王がいるようで、合計二十三体の鬼王が私たちの敵として外の世界を統治しているらしい。
この調査結果を踏まえて、当時の御家二十一家が鬼王の殲滅を最終目標に作り上げたのが英雄規則。
《英雄規則本則》
一.鬼王を討伐した者については、御神様より英雄の称号を進呈するものとする。
二.鬼王を討伐するためヒノクニを旅立つ者は、英雄の候補者とし、これを英雄候補と呼称する。
三.英雄候補は、本規則により定める過程を経て選出された者のみを認定するものとする。所定の手順を経ずに認定を受けていない者は、鬼王討伐を目的として外界へ進出してはならない。
四.御家二十一家のうち、織田家の統治する國を除く二十の國において、それぞれ予選会を実施するものとする。各國の予選会を勝ち抜いた唯一人を、当該國の代表者として選出するものとする。
五.予選会終了後、御神様の御前において、前項により選出された代表者二十名による勝ち抜き形式の試合を実施するものとする。是を御前試合と呼称する。
六.予選会及び御前試合の一連の手続は、毎年一月一日を起算日とする一年ごとに実施するものとする。
七.御前試合を勝ち抜いた唯一人を、当該年度における英雄候補を束ねる者とし、勇者役の職位を与え、これを選任するものとする。
八.英雄候補のうち勇者役に選任された者は、自らの判断に基づき、御前試合及び予選会に出場した者の中から、剣士役、呪術師役及び祈祷師役の各職位について適性が認められる者を選出し、御神様へ届け出るものとする。
九.御神様は、前項の進言を踏まえ、剣士役、呪術師役及び祈祷師役の各職位について適性があると認める者に対し、当該職位を与え、これを選任するものとする。
十.英雄候補は、各年度ごとに、勇者役、剣士役、呪術師役及び祈祷師役の四名一組により構成されるものとする。戦力及び安全性の確保並びに翌年度以降における質の保持を目的として、規定人数を下回る構成又はこれを上回る構成のいずれも認めないものとする。
ー以下略ー
こんな感じの内容な訳だけれど、つまり、鬼王討伐を目指す権利を与えられるのは英雄候補だけで、英雄候補は御前試合を勝ち抜くか、御前試合の勝者に指名されることでしかなることができないというだけの話。
全く意識したことは無かったけれど、当主サマの言葉が本当であれば、私たちの暮らすこの天和ノ國は、今までどちらの経路でも英雄候補を輩出できていないという事になる。
けれど、それが当主サマの願望とどう関係するのだろうか。
「私が御前試合を勝って、國から英雄候補を輩出することが当主サマの願望なのでしょうか」
「そうだ。と言えればわしもそれなりの威厳を示せたのかもしれんが、そうではない」
少しだけ考えるような素振りを見せた後、当主サマはさっきよりもずっと大きな声で、まるで雄叫びを挙げるみたいに続ける。
「わしは、お前と言う才を輩出した國の当主として、弌惣家へ序列入れ替えの戦を申し入れる」
まるで私ではない他の誰かに自らの意思を示しているみたいだと思った。
「そして、上位十家の序列一位に成り、その権限を用いて御神様へと黒塗りの玉手箱の開示を求める」
なんでも、御家二十一家には御神様を当主に据える織田家を絶対の最上位とし、上位十家と下位十家、それぞれの中で序列があるそうだ。
その序列は定期的な序列再定義の他、御神様が認めた場合に限り、臨時的な見直しが行われるらしい。
序列見直しは基本的にその國がヒノクニに対してどれほどの影響力を持つかで決定され、より華々しく大きな役割を担う國の序列が高くなり、縁の下の力持ちであるほど下位になってくるそうだ。
故に、定期的な序列再定義では基本的に序列が変わることが無いとのこと。
だからこそ、当主サマはその序列の固定化を打ち破るために、弌惣家へ序列入れ替えの戦を申し出るらしい。
序列入れ替えの戦はその性質上、下位の家系からの下剋上の意味合いで用いられる。
戦の方法は当事者である家系の当主同士で話し合って決定を行い、御神様へと決定した方式を提出し、承認を得られた場合のみ実施される。
つまり、双方が納得しない方法や御神様が納得しない方法での戦は基本的に行うことができず、無効になるという話だ。加えて、英雄規則及び関連規則を侵害する方法の戦も無効となる。
過去、序列入れ替えの戦が起きた事例はほとんどなく、その数少ない事例はすべてが当主同士の一騎打ちだったという。
「弌惣家の当主と一騎打ちするのですか?」
「ああ。わしの動きを勘繰ってか、万が一に備えて当主を変え、虎の子は島外へ逃がしたみたいだがな。できれば理匁の奴をわしの手で葬ってやりたかったが、理性と感情は別物だ」
各御家の当主は、その家系で最も強い人間が就くことになっている。國の運営などは専門の人員に任せておけば國は回るのだから、純粋な戦闘能力だけで当主を決めてしまっても、当主が政を不得手でも問題ない。
ただ、そんな当主同士の一騎打ち。
どちらも無事では済むはずがない。
「私は、弐篝家の当主に和馬様以外の人が就ける想像ができません」
「嬉しい事を言ってくれるではないか。だが、仮にわしが負けたとして、この國にはお前がいる。ツキナよ、お前は正しく英雄になるべく生まれてきた器だ。弌惣理匁をも超えて、御神様に、白銀様に並ぶ存在となるだろう」
「和馬様は、どうしてそのような危険を冒してまで序列の入れ替えを?」
「なぁに、突き詰めればお前さんが刀を振るう理由とそう変わらんよ。楽しいから刀を振るう。楽しいから戦う。楽しいから人々を守り、楽しいから國を守る。そのように理由を大きく大きく広げて行くと、わしの考えに至るという訳だ」
だから当主サマは戦う。
私とは異なる理由でその刀を振るう。
当主サマは、自身が刀を振るう理由を得るために、私に御前試合を勝ち抜いて欲しいと望んだ。
「ツキナよ。お前には、御前試合を純粋に楽しんで欲しい。わしにはわしの願望があるが、お前はお前自身の願望に刀を振るえ」
天和ノ國以外の予選会を勝ち抜いた私の他、十九の國それぞれに予選会を勝ち抜いた者がいる。
それらが集まり、勝ち抜き方式で行う御前試合。
私は今まで、天和ノ國の人としか戦った事がないけれど、御前試合には私が戦った事の無い強い人たちが集まってくる。
そんな強者たちとの純粋な力比べ。知恵比べ。
楽しくない筈がない。
「分かりました。思いっきり楽しみます!!」
答えると、眼前の熊は満足そうに頷いた。
「ツキナよ。御前試合は英雄規則に基づき、その年の勇者役を選出するための戦いだ。だが、お前にはそれ以上に大切な意味合いがある」
「大切な意味合い……ですか。いろんな流派の剣術を見る事ができるとか?」
私の大真面目な言葉に、当主サマは大きく溜め息を吐いて見せた。
ケイタ達のお話とは根本的に世界の構造が違うのだと説明する必要がありましたので、説明文的なものが多くなりましたが、このお話を差し込ませていただきました。
ケイタの方の勇者ルールはその原文が出てきていないので、何気に勇者ルール(ヒノクニ版だけど)が文章で明記されたのは初めての事ですね。
なるべくe-G○vに載っていそうな文体になるように心がけました。
次回からいよいよ御前試合本戦です。
ツキナは果たして御前試合を勝ち抜くことができるのか!?
ぜひお楽しみに。
あ、あとしれっとイチフサアヤメの名前が出ましたね。
漢字は弌惣理匁です。
第一部では第二部の世界観を示しておくためにもちょっと強引ですがゲスト登場させていました。




