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はぐれ勇者の体術使い   作者: 不二子銅鑼屋
第1章:物語の始まり
3/16

1ー3.1次転生

さあ、サクサクとレベルをあげていきますか〜!!

スキル「マジックボックス」を使って、

使えそうなものを探す。


俺は、メインキャラで使っていたアイテムを

2つ取り出した。


まず1つ目はユグドラシルの指輪。なんと経験値が最大7倍

までアップする。

これはあるクエストをクリアした時の報酬で、超貴重なアイテムである。

ただ一つ難点としては、レベルが低いうちは3倍くらいしか経験値がアップせず、

3次転生したレベル300辺りから、ようやく経験値5倍くらいに

なり、最終的に7倍になる。後半から恩恵を特に感じるアイテムなのだが、

レベル上げが相当だるいこの世界にとっては、これはチートアイテムだろう。


もう一つのとっておきのアイテムは、


アベルの指輪。オーラ量超大アップ!

初期レベルから使用すると、オーラ量が半端なく増え、

雑魚敵をあっさり倒せる。

サブキャラを育てる時に重宝する他、メインキャラでも

最後まで使える貴重なアイテムである。


この2つを使って、レベルを爆上げできる!

あとは転移アイテムを使って、レベルに応じた

マップに移動していけば効率良く狩れるだろう。


◇◆◇◆◇◆◇◆


家から目の前にある森は、初心者向けではあったが

感覚を掴むのには良い狩場であった。


ジョブは初期設定で武道家になっていた。これは好都合である。

最初のメイキングのキャラの時に、ジョブの適正か不適正かがランダムで選ばれる。

剣士には適しているが、武道家には不向きであるというのが、

残念ながら最初から決まっているのだ。ただ、不向きなジョブになれないかといえば

そうではないが、成長率が悪い。

完全なリアルラック要素となっているのだが、俺の場合は運が良かったと言える。


森での狩りは予想通りサクサクで、この辺りの狩場を移っていき、

順調にレベル上げはできそうだ。


この調子でいけば最初のカンストまではすぐだな。

あとはスキルの習得も合わせてやっておくか。


各ジョブのスキルを覚える条件としては、

キャラのレベル、関係するスキルの使用回数などが

影響している。

例えば正拳突きを100回すると回し蹴りを

習得できるなど、そういった条件がある。

ただ、その条件については運営側は一切開示していない。

簡単なスキルの習得条件については、攻略サイトを見ればすぐ見つかる。

しかし、上級スキルや奥義レベルのスキルについては、攻略サイトでも

「現在調査中」と書かれており、この間も更新はされていなかった。


そうゆう情報は、うちのギルドでの情報網からとってきたり、

偶然発見できるものもある。


俺は毎日朝から晩まで狩りをし続け、

レベルがある程度上がったら別のマップに移動した。


◇◆◇◆◇◆◇◆


この世界では転生をしない限り、

レベルの上限が決められている。

最初の上限は100。そこから1次転生をすると

200まで上げることができる

そのあとは2次転生、3次転生と、

レベルが100ごとに上限が決められているのだ。


レベルが100になり、最初のカンストに到達した。

ここまでくるのに1年。覚えておきたい技があったので

それをカンストギリギリで覚えられたのは良かった。

これからのレベル上げや、転生クエストで楽ができるからだ。


さて、1次転生クエストは至って簡単である。

あるモンスターを倒すだけ。

まあ簡単といっても、そのモンスターは

桁違いに強い。


俺は狩りついでに立ち寄るくらいのノリで、

指定モンスターの所まで到着した。


そのモンスターは、カゲロウというウルフ系の上位種で、

レベルが100あったとしても、まずソロでクリアすることは不可能

なくらい強い。普通はパーティを組んで、転生目的の

冒険者を周りが支援したり、ダメージをある程度与えたりしつつ、

最後のとどめを刺してもらい、無事転生をするというのが、常識と

なっていた。

そのカゲロウというのは、まずオーラの量が同レベルのモンスターに

比べても相当多い。またスキルも豊富であり、単体から範囲攻撃まで

対応できるところも強敵と言わしめる理由だろう。

普通ならソロで挑むやつはどっかのバカかあるいは



βプレイヤー(ビーター)か。



森の中で、広場のような所でカゲロウを見つけた。

その周りには障害物や、他のモンスターの気配もない。

転生クエスト用マップだからだ。


カゲロウが俺を見つけ、臨戦体制に入る。

体内のオーラが強化され、こちらに威圧感を与えてくる。


良い感じに盛り上がってきたな。


開放アンテ!」

「疾風迅雷!」



俺はスキルを2つ発動させる。

俺のオーラが爆発的に増え、威圧感だけで

カゲロウは怯えたような表情になる。


アンテは武闘家の気合という技の最上位技である。

気合は、自身のオーラを少し増量させる技で、

これを極めるとアンテを覚えることができる。

その技を覚えるのが大変で、気合系のスキルを

気の遠くなるような回数使うことで、最終的に覚える技である。

これを覚えるのに1年かかった。

普通はスキルの覚え方を知らないやつだと永遠に覚えないような技だったりする。



疾風迅雷も同じようなもので、自身の速度が飛躍的に向上し、

攻撃回数が増える。この技もかなりヤバイ。

戦闘において最大攻撃力というのも大事ではあるが、

攻撃回数についても、もっと注目されるべきだと俺は

考えている。この技も覚えるのに大体1年。

時間はかかりはしたが、この技を習得していなければ、

まずSランク冒険者にはなれない。

なれないわけではないだろうが、

Sランクになった周りの仲間は、このレベルの技を

全員覚えていた。必須スキルと言えると思う。


左右に動いているだけで、残像のような動きに見えているだろう。

俺の人間離れした動きを見て、カゲロウは踏み込むことができない。

カゲロウが攻撃のタイミングを見計らっていると、カゲロウの前から

俺は姿を消した。


ように見えた。


実際は動き始めからカゲロウの後ろに回り込むまでが

早すぎて、消えたように錯覚したのだろう。


そして次の瞬間には、上から踵おろしを炸裂させ、

カゲロウの胴体を大きく、くの字に曲げた。


カゲロウが大きな悲鳴をあげ、やがて静かになっていった。

俺の周りに白いオーラが包み、目には白色の六芒星が浮かび上がる。

無事、1次転生をクリアした、という事だ。

六芒星は暫くすると、目から浮かび上がっていたものは消えた。

これは発動するスキルや、全力を出す時に目に浮かび上がってくるものだ。


転生クエストなんて当時はクリアするのに半年はザラで、

諦めて引退するやつも結構いた。それくらい難易度が高かったはずだが、

攻略法が色々見つかってからは今は力でごり押しできる。

それでも、ソロでこんなことやるやつなんて、俺くらいだろうけど。


こうして、俺は一次転生をクリアし、レベルは101になった。

更新は週に2回のペースを予定しています。

難しい場合は週1回になります。


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