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はぐれ勇者の体術使い   作者: 不二子銅鑼屋
第1章:物語の始まり
1/16

1ー1.異世界転生!

暖かい目で見守って頂ければと思います。

これから宜しくお願い致します。

春夢はむら!!」


ありったけのオーラが乗っかった攻撃が、秒間12連打はいる。


不意を突かれた事もあってか、

相手ギルドのエースはHPゲージが全て吹っ飛び、一瞬で倒された。


一度体制の崩れた相手ギルドは、なす術なく各個撃破されていった。


◇◆◇◆◇◆◇◆


ーー今日もツワッターなる掲示板で、おれに対する誹謗中傷がひどい。


特にギルド戦の時はひどいもんだ。


おれはユグドラシルオンラインというゲームをβ版から今まで

やり込んでる、体術一筋の対人最強武闘家である。

レベルは最大まであげて、オーラ量でいえば、

この世界で一番高い。


オーラというのは、自分の身にまとっている気のようなもので、

攻撃する時にまとわせたり、剣や弓、魔法を防ぐ時にも

体に纏うことで、ダメージを軽減することができる。



色々と対人戦で強いジョブはあるが、

武闘家は極めれば対人戦で1番強いジョブになる。


ただ、武闘家でそこまで辿り着くまでが

とても難易度は高い。

クリアしなければならない問題は多いが、

ある一定のレベルを超えた所から、

武闘家はいきなり頭一つ抜けて強くなる。

これは他の追従を許さないレベルである。


今日もランキング防衛戦で勝利し、唯一の

Sギルドランクの防衛に成功した。



◇◆◇◆◇◆◇◆


ギルド戦の感想会という題目で


ゲーム史上初の

Sランク防衛20連覇の祝賀会を

ゲーム内で行う予定だった。


ギルド戦では新しいメンツが活躍し、古参もギルドの活性化に

繋がっていると喜んでいた。

これからの活躍に期待をこめて、ささやかながらではあるが、

歓迎会をしようということになっていた。


ギルド戦から少し時間をあけてからの開催ということで、

一旦コンビニでビールでも買って、

時間まで一杯しようかという所だった。


いつもみる、近所の道だったと思う。

普段そこを通るときは周りに気をつけるはずが、

今日に限ってはそうではなかった。



一瞬、ドーーンという衝突音とともに上空高くにあがったと

思ったらおれは地面に真っ逆さまに落ちた。


そう、おれは交通事故で死んでしまったのだ。





◇◆◇◆◇◆◇◆





気がつくと何もない空間の真ん中で突っ立っていた。


「よぉ〜お!! お前さん! 今さっき死におったやつじゃな?」


前に立っていた爺さんに話しかけられた。


みょ〜〜に軽い爺さんだな〜と思った。

背が低く、丸坊主。

60は超えてるか?

ただ、なんとなくだがこの人は神様なんだろうなとすぐわかった。


「はぁ、まあ死んだっぽいですね」


その神様らしき爺さんはホッホッホと笑っており、


「こんな若いのに残念じゃの〜。ピッチピチのギャルじゃったら

わしがちょちょいのちょいで生き返らせておったわい」


「まじ?! あんた生き返らせるとかそんなすげぇ事できんの?」


「神様に向かってなんじゃその言い方は!」


「別にいいじゃんそんなの。で、おれはどうなの?」


「お前さんは無理じゃな。

まあ、条件付きじゃったら、考えてやらんでもないが」


「おお!! なにその条件って?」


「これからお主にはある世界に転生してもらう。そこで、

魔王を倒すことができれば、生き返らせてやろう」


「それって何かのゲームをクリアすればいいってこと?面白そうじゃん」


「それはそれは頼もしいのぅ。

お前さんがよく知っとる世界じゃから、心配せんでよいぞ。

これから向こうの世界にお前さんを送るが、準備はええか?」


「おう!いつでもいいぜ!」


「ゆくぞ! テクマクマヤコン、テクマクマヤコン・・・」


「それ、どこかで聞いたことあるやつ〜・・・」





こうして俺は、ユグドラシルオンラインに転生することになった。

本日は3話まで出稿する予定です。


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