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二次元好きの錬金術師   作者: 饅頭ウメェ
1章
15/17

決別

前回はヤンデレ姉ちゃんが出ましたね!

心バッキバキですけど-W

ヒュイイイイイン

「もうなれたもんだな」

「ん」

転移独特の浮遊感の後、しっかりと大地を踏みしめる、そこには綺麗な花、ちっこい鳥のさえずり、この世界に合わない静かな場所であった。

「、、、ここは森みたいだな」

「ん、空気が澄んでる」

二人が新鮮な森の空気を堪能していると、

ドガアアアアアン、

この静かな森には合わない派手な爆発音が聞こえた、

「ちっ、この森でマスタ○ソード探そうと思ったのに」

「でもお礼に宿に泊まれるかもよ」

「んー、金ならかなりあるから別にいいかなー」

自分に関係無いこととわかっているので、完全無視を決め込む禍憐、

「、、、最悪の場合、宿が街ごとなくなるかも、」

「あー!なんかすごい体うごかしたいなー!!あっちで爆発音が聞こえたからいってみよっかー!!」

自分の事と関係あると、すぐに考えを切り替える、化け物ステータスの禍憐とて、寝床は必要なのだ。

「じゃあ走るか」

「ん、」

「、、、あのー、なにしてはるんですか?」

「抱っこ」

「、、、聞き間違えかな?まさかユリが抱っこなんて」

「転移で疲れたから抱っこして、その方が早い」

「ふぅ、《神速》使うからしっかり捕まってろよ」

「ん、」

ギュー、とユリは禍憐を抱き締める、

(、、、これからどうとでもなる)

「む、」

ミシミシミシ、

ユリは《魔眼・心読》で既に禍憐の心を読み、すぐさま行動に移した、

「ユリ!ギブ!ギブ!」

「、、、心を読んでやった、反省も後悔もしていない」

後ろにドヤアアアアア!と聞こえそうなほどのどや顔に禍憐は、呆れた顔をして見つめてやった、

「、、、禍憐、見つめすぎ、後で相手してあげるから」

更にため息、しかしユリに甘えてるのは自分なので何も言い返さず、

「行くぞユリ、《神速》!!」

ゴオオッッ!、

脚にいくつもの鋭い風が纏われてゆく、、、!

「行くぜぇ!」

ドオオオン!!

禍憐が踏み出すと、周りの土が吹き飛び、大地が凹み、爆発的な速度を生み出した、しかし禍憐はそんなこと気にせずただ走り続けた、

ーーーーーー

ーーー

とある戦場にて

「ぐっ!?おらぁ!」

「せえい!」

「吹き飛べえ!」

人間とモンスターが平原で戦っていた、

「クソっ、何でよりによって“大行進“に当たるんだよ!」

「無駄口叩いてないでさっさと一体でも多く倒せ!」

“大行進“、下級のモンスターが急に群れを作って攻めてくる一種の災害である、

「もうどこのレイドバトルよ!」

「今そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

“黒髪“の少年少女達が死物狂いでモンスターを倒して行く、

「すみれ!危ない!」

「へっ?きゃあ!?」

「すみれ!恵理!ぐっ!?」

勇者組の光陰達である、アリアス王国にとある街で黒髪の女性が保護されたという報告を聞いてクラスのみんなで向かっていたのだが、その途中で大行進と出くわしたのである。

ドドドドドド、、、

「ん!?何だ!?」

「こんなときに新手かよ!」

「ちっ、魔法部隊!あいつを蜂の巣にしてやれ!」

「わわー!ストーーーップ!!」

「なに!?モンスターが喋った!?」

「っておい!このままだとぶつかるぞ!退避!」

「とまんねえええええ!?“ユリ“!そのまま捕まっとけ!」

「!?ユリだと!?」

光陰が“ユリ“という単語に反応し、その爆走してくる物の前にたった、

「“禍憐“前に誰かいるよ」

「しるか!退かなかった奴が悪い!とゆーわけでこのままノリで爆裂ドロップキーーーーーック!!」

「なに!?《サンクチュアリ・集壁》!」

光陰が聖域を一点に集めて壁を作るが

「無駄無駄無駄ぁ!!」

ドガアアアアアン!!

その戦場で二回目の爆発音が鳴り響いた、

「つつつー、あっ、あいつどうなった?」

「知らない、それよりマスター、街は?」

「あれれー?確かテンプレだと街のはずだったんだがなー」

「、、、また抱っこね」

「ウィース」

こんな戦場でかなりマイペースかつ自分勝手?な話のなか光陰が起き上がった、

「君たち!何をやっている!このまま僕が止めてなかったら君たちはモンスターの中に行っていたんだぞ!?」

すると、そこの煙の中から呑気な答えが返ってきた。

「しるか、勝手にお前らが止めたんだろ、それにそこらのモンスターは殺せたしな」

「!? その声は禍火君!?」

煙が晴れる、そこには光陰達が死んでいたと思っていた彼の姿があった、

「あ?その声は光陰か?」

「? 禍憐、知り合い?」

その今までとは違うクラスメイトの隣にはちっちゃい女の子の姿があった、

「!? 禍火君、君まさか誘拐したのか!?」

「ちげえよ、ボケ」

光陰が話しているのでみんなが大丈夫だと思い光陰に礼を言いに行こうと集まってきた、

「よお輝正、たすかっ、、た?」

「光陰君、ありがと、、、!?」

「どうしたの二人とも、、、!」

特に勇者パーティの奴らはかなり驚いているのか、固まってしまった

「、、、よおお前ら、久しぶりだな、、、」

「「「「「「禍火!?」」」」」」

クラスの大半がビックリしたようだ、そのなかでも特に、

「な、な、な、、、!?」

「嘘だろ、、、!?」

「よお屑ども、久しぶりだな、」

木村と中村がしんぞこビックリしたようだ

「? 禍火君、どういう事?」

「へぇ、木村、“あの時“の事、おれが自爆したとか皆にいったのか?」

「え?実際あの時、君は錬金術で自爆したんじゃ、」

「ちげーよ、木村の爆裂魔法でぶっ飛ばされたんだよ」

「嘘だ!俺たちはそんなことするわけない!そうだろ!?天照さん!?」

このきに及んでもまだしらばっくれるつもりなのか木村はそんなことをのたうちまわる、

「そうだ、だったら証拠見せてみろよ!そんなこと断言出来るんだったら証拠くらいあるよな?」

「あぁ、もちろんだ、先に言っておくがあの時俺は魔力切れだ、それに迷宮の壁は錬金術が使えなかったぞ」

「え?、あ、、、」

「つまり俺はあの時、あんな爆発を起こせなかった、お前の爆裂魔法いがいはな、」

「う、あ、」

「それと俺は常にライブレコーダーを持ち歩いてるんだ、聞くか?」

「う、うあああああ!!」

禍憐にさんざん論破せれた挙げ句、レコーダーで録られてた木村は禍憐に向かって魔法を使おうとした、だが、

「喰らい付け、《捕喰》」

寸前で禍憐が魔力を喰ったせいで魔法はつかえなかった。

「無駄だ、お前の魔力を喰った、お前は一生魔法を使えない」

魔法を使えない、それがわかった瞬間、木村は思った

殺されるっ

この恐怖のせいで木村、そしてそれを見ていた中村が襲いかかった

「「しねぇ!!」」

「、、、《反転》」

その瞬間中村と木村は真後ろに吹き飛んだ

「禍憐にてを出したら、殺す」

「ははっ、“ユリ“ありがとう」

「!? 皆離れろ!」

ユリ、といった瞬間、クラスメイト達はすぐに離れた

「禍火君!すぐその子から離れるんだ!」

「は?何でだよ?」

その聞き返しに光陰は切迫つまったように

「その子はかつて王国にて大虐殺を起こした子だ!今すぐ倒さないと!?」

「あ?テメェ ユリの何を知ってんな事抜かしてんだ?」

無意識的に禍憐は威圧を最大に、怒気を孕んだ低い声で光陰に問う、

「、、、今この場でお前らがユリにてを出そうとしてみろ、おれが即ぶっ殺す」

「禍憐君!」

「天照、何のようだ」

「何でそんなことしなくちゃいけないの!?その子が投降すればそれですむんだよ!?」

「こいつは、ユリは俺と同じだ、そんなことしてないのに自分勝手な嘘で傷つけられる、家を追い出された時の俺と同じなんだ」

そう、あのふざけた嘘で追い出された時のおれと、

「それは、、、」

「だからこいつを俺が守ってやるんだ、そして俺に愛情と言う名の感情を思い出させてくれたこいつを」

俺は後ろを向かずにユリにゆう

「ユリ、お前が好きだ、これからも一緒にいてくれないか?」

「ん、、、当たり前の事言わないで」

「くくく、あははははははははは!!」

「そんな、禍憐君、、、」

「そーゆーこった、ユリを捕まえたければ俺を倒してみるんだな!まぁ、お前らには無理だがな」

挑発して様子を見る、今まで禍憐がモンスター相手にしてみたなかで一番楽な戦法だ

「さぁ、かかってこいよ、雑魚ども」

元クラスメイトとの戦いがはじまる、、、






イヤークラスメイトとの戦いですかー頑張りますか、次回戦闘です!

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