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第1章1-1 「オレのターン」

1-1


「すぅー、すぅー、すぅー・・・・・・うぅ~ん!!」

オレは大きく伸びをして、寝ている間にこわばった筋肉を伸ばした。

数秒間、全身にこれでもかというほど力を込め、その力を一気に放つ。

「ハァー・・・・・・」

体中に勢いよく血が巡っていくのを感じる。


筋肉がいっきに緩んだ事で、血が細い血管を駆け巡り手足の先がジンジンとする。頭も勢いよく流れ込んだ血のせいでピリピリし、軽い脳震とうの様な感覚に見舞われた。

(あぁ、気持ちいい)

朝だ。とてもよく眠れた気がする。


すこぶる体調がいいのが、すぐに分かった。

(よし!)

オレはパッと目を開け、軽快に上半身を起こした。が・・・・・・


「はっ!?・・・・・・どこだココ?」

思わず言葉が突いて出た。

体を起こしたそこは覚えのない場所だったのだ。

見慣れた1LDKのオレの部屋ではなかった。しかも屋外。


朝日が目にしみる。手で陽射しを遮り、辺りに目を凝らした。

オレの側には赤茶色の瓦屋根に白い壁の建物が建っている。その建物から石畳の小道がこちらへ伸び、周りには樹木が植えられ彩を添えていた。


なぜかオレはその小道の横に広がる芝生の上で目を覚ましたのだ。

(公園?)

芝生の広場や、樹木などの雰囲気からそう思った。


まったく見覚えがない場所にいる事に動揺する。

(いや、いや、いや!まて、まて、まて!寝ぼけているのか?けど、意識ははっきりしているし・・・・・・なぜ外で寝ていた?昨日は何があった??)

記憶をたどろうとするも動揺したからか上手く頭が働かない。昨日の事なのにまるで何年も前の事を想い出そうとしている様に記憶がおぼろげだ。

爽快な目覚めはどこへやら、嫌な汗がじんわり吹き出してきた。


(こんな失態、初めてだ!!)

汗のせいで服が肌にまとわりついてくる。それが不快に感じ、胸のあたりをさすった。

触ってからそのゴワゴワする手触りで気が付いた!

「なんじゃこりゃー!?」


人というのは面白いもので唐突に発する言葉は、お決まりで、定番の、月並みな言葉だったりする。思わず叫んだ言葉はどこかのドラマで聞いたことのあるようなセリフだった。

そんなセリフを叫んだのは汗をべったり吸って張り付いていた服が、普段部屋着として着ているジャージでもなければ、会社へ着ていくスーツでもなかったからだ。


身に着けていたのはベージュ色の肌触りのよくない粗末な上着を一枚。そして足には革製のサンダル。傍らには帽子が落ちていた。

オレはいつの間にか古代ローマ人の様な、布を羽織っただけのラフな格好をしていたのだ。

もちろんオレはローマ人ではない。れっきとした日本人だ。世知辛い現代社会を生きる日本人だ。そのオレが古代ローマ人風の格好をしているだと?

(なんで・・・・・・)


東洋人にこういった露出の多い格好は似合わない。筋骨隆々とした西洋人が着た方が断然似合うと思う。

いや、似合う似合わないの問題ではないのだがオレが着ていると如何にも着せられた感丸出しで、なんちゃってコスプレのようだった。


これがもしコスプレイベントか何かに参加し、その打ち上げで飲み過ぎたあげく公園で朝まで寝ていたというのなら笑いごとで済むのだが、オレにはコスプレをする趣味は無い、したこともない。それなのにこの格好は一体!?

(寝ている間に、誰かが服を着替えさせたのか?)


知らない何者かに服を着替えさせられたうえで見当のつかない場所に運ばれて、芝生の上に放置された???

そう考えるとサーッと、頭から血の気が引いていくのを感じた。動揺してかいた汗が冷えて背筋が冷たい。血の気が引いたことで頭が真っ白になり何も考えられなくなった。手は小刻みに震えはじめ、その手をただ見つめることしかできない。


ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・・・・


「ハッ!」

何も考えられなくなっていたオレは、近くで鐘の音が鳴り響いた事で我に返った。

(何かの事件に巻き込まれたに違いない!)

信じられない気持はあったが、そう判断した。


(けど、こういう時どうすればいいんだ?まずは警察に連絡?)

オレは携帯を取り出そうと胸ポケットあたりに手を伸ばしてから気が付いた。

(そうだっ、スーツじゃないし携帯なんて持ってない!)

今さっき、なんちゃってコスプレ現在進行中だと認識したばかりだというのに癖でいつも携帯を入れている胸ポケットに手が伸びてしまっていた。


ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・・・・


鐘か鳴っている。

その音は白い建物の方から聞こえてくる。何かの知らせなのだろうか?

その合図を待っていたのか人々が徐々に集まりだし、芝生の上に座って呆けているオレの横を通り過ぎていった。チラチラとこちらを見たりはするが皆、建物の方へ真っ直ぐ向かっていく。


(携帯は無いし誰かに助けを求めるか?いや、助けを求めようにもこの格好、恥ずかしすぎる!)

視線を意識すると急に恥ずかしくなり、少しでも見られない様に足を抱え縮こまった。おでこを膝に当て考える。どういう状況なんだ!?

(ん、まてよ!?もしかしてこの様子を誰かが遠くから撮影して笑いものにしているんじゃないのか?)

いつもの日常とは違う唐突な展開。認めたくはないという意識がこの状況をドッキリなのではないかと脳が疑う。


(だとしても悪趣味すぎる!)

動画投稿でアクセス数を稼ぐ為にこんなドッキリ動画を撮ることを思いついたとか、なさそうな話ではない。

だがドッキリとかそういうレベルを越えている。はめられているこちらの事などまるで小道具の一部とでも思っているのか?笑えない!


段々と怒りが込み上げてきた。

(なんでオレがこんな理不尽な事をされなきゃいけないんだ!)

動揺による手の震えが今度は怒りで震えだす。


その時、


「大丈夫ですか?」

不意に声をかけられ、ドキッとした。

顔を上げるとオレに手を差し出している女性がいた。オレの顔を覗き込むように首をかしげ彼女は優しく微笑んでいる。


これもドッキリの一部かと脳裏を一瞬かすめたが彼女の笑顔にそんな疑いを忘れ、おもわず差し出された手を取っていた。

その手から伸びる指はすらりと長く、触れた瞬間ビックリするほど冷たかった。

(血はかよっているのか?)

そう思ったのは手の冷たさもそうだが、肌の白さからもこの世のものではない印象を受けたからだった。彼女の肌はまるで雪のように白く透き通っている。


握る手からオレの体を起こそうと力がこもった。その引っ張り上げる力に合わせてオレも体を起こす。

ここでちょっとしたハプニング発生。彼女は自分の体を後ろに倒して体重移動で引っ張り上げてくれようとしたのだが、オレの方も立ち上がるために踏ん張ったものだから勢いが余ってしまった。


代わりに彼女の方が倒れそうになる。

「キャ!」

慌ててオレは繋いだ手を引っ張り戻した。となれば、今度はお互いの体が触れるほど近くに寄ってしまう。


(顔が近い!)

整った顔立ちだ。美人と言って間違いない。しかも、ただのキレイな人ではない。凛とした顔立ちは男のオレが見てもどこかカッコよさすら感じる。

とっさの事で驚きを宿す瞳は大きく開かれキラキラと光った。それはまるで宝石のサファイアの様に澄んだ青色。頭には帽子をかぶり肩に垂れる髪は朝日を浴びて黄金に輝き、繊細な絹糸思わせるそのブロンドがサラサラと風になびいた。


(外人さんだ・・・・・・)

オレは声を出すこともできず、見とれてしまった。

男なんて単純なものでオレの身に起きた理不尽な状況に対する怒りは、美人を前にしてどこか夢の出来事のように思えて薄らいでいく。


しかし、怒りは収まったが今度は押し黙っている時間に比例して気まずさが募りはじめた。なにか言わなければ!

「ありが、」

起こしてくれたことに感謝を述べようとした時、突然風が吹き彼女の帽子が宙に舞って飛ばされてしまった。


「あっ!」


二人同時に同じ声を発した。

が、彼女が宙に舞った帽子を目で追っていたのに対し、オレは帽子が飛ばされたことであらわになった彼女の耳に目が奪われた。

それは一般のものより2、3倍ほどの長さがあり顔の横に張り出して更に耳の先は尖っていたのだ。


こんな耳をした種族をオレはゲームの中で見て知っている。

「エッ?・・・・・・ルフ」

つぶやきに反応したのか、彼女が体をピクッとさせたのが繋いでいた手から伝わってきた。


(付け耳?この人もオレと同じようにコスプレ姿でこの場所に放置されたのか?)

同じような境遇のオレを見つけて声をかけてきたのかもし知れない。

だが、浮かんだ疑問を彼女自身の言葉が否定した。

「ええ・・・・・・確かに私はエルフよ」


”ええ・・・・・・確かに私はエルフよ”その言葉を頭の中で繰り返す。

(何を言っているんだこの人は?)

エルフ役という事なのか?やはりコスプレイベントか何かなのだろうか?

頭の中に更に疑問が浮かぶ。


自分が置かれている状況がつかめない!オレは誰かにこの状況の同意を求めたくて、辺りにいる人を探して目を泳がせた。

今更ながらよく見ると周りにいる人たちも明らかに日本人とは違う背格好をしている。

こちらを横目で見ながらオレ達の後ろを通り過ぎていく婦人達は中世ヨーロッパを思わせる装い。向こうには冒険者らしい集団もいて剣を携えた人もいる。


(なんだこれ・・・・・・)

みんなドッキリのキャストなのかもしれない。確かこんなドッキリまがいのパフォーマンスを”フラッシュモブ”とか言って、ネット動画で見たことがある。


「ははっ、」

乾いた笑いが漏れた。

(こんな大掛かりなドッキリがあってたまるか!)

オレは寝ている間に拉致まがいの事をされている。笑い事じゃない、これは犯罪だ。


「エルフを見るのは初めて?」

何を思ったか、彼女がオレに質問した。

初めてかどうかと聞かれれば初めてではないと言えるかもしれない。ゲームやアニメなどファンタジーの世界ではお馴染みのキャラクターだからだ。


しかしそれは架空の話。けれど彼女は真剣な表情でこちらを見ている。

(もしこれがドッキリでもなく、コスプレでもなく、現実だとしたら?)

彼女の質問によって、ありえないような仮説がオレの頭の中にひらめいた。


ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・・・・


鐘が鳴っている。

オレにはその鐘の音が、福引きの特賞にでも当たったかのように聞こえた。

『1等賞、異世界への旅おめでとうございまーす!』

そんな声が脳内で再生される。


オレがいつも読んでいたラノベでよくあるパターンじゃないか!気が付くとそこは異世界だった的なお約束展開。

(マジか!?本当のエルフ?)

オレは女性の肩を掴みマジマジと見つめた。

彼女はオレに見られているのを意識しだしたのか、頬がみるみる赤くなっていく。肌が白い為、赤らめているのがよく分かる。そしてその大きな耳も真っ赤に染まっていった。

(血がかよっている!作りものや特殊メイクの類なんかじゃない!)


「ぼうし・・・・・・」


顔を真っ赤にした彼女はオレに聞こえるか聞こえないかぐらいで何かつぶやいた。そして肩にかけていた手を振りほどくと、飛ばされた帽子の方へかけていった。

「はぁ――――――。」

力が抜けた。軽やかにかけていく彼女の背を目で追いながら一時の放心。足元がフラフラする。まるでまだ夢の中の様だ。


にわかには信じがたいが、彼女は本物のエルフのようだ。

だとすれば見覚えのないこの場所も、心当たりがないのに芝生の上で寝ていたことも、このコスプレ衣装も、むこうに見える冒険者らしき集団もすべて説明が付く。


異世界へ転生したのだ!!


(本当に?いや、でも・・・・・・だったら・・・・・・けど)

疑いの気持ちがあったが、フツフツと湧いてくる感情がそれを凌駕していく。


うれしい!!


異世界転生したのだ!そう確信した時、現実であることを確かめる様に大地を力強く踏みしめおもわず大声で叫んでいた。

「うお―――ぉ!っしゃ―――!!」

周りにいた人々の視線がこちらへ一斉に向いたのが分かる。

オレは普段、人前でこんな大声を出すようなキャラではない。それでも叫ばずにはいられなかった。


叫んでからちょっと後悔した。

「あ、」

空を仰いでいた視線をゆっくり下げると、側で奥様方が手で口元を隠して耳打ちしているのが見えた。チクチクと突き刺さる視線がイタイ。

この場を取り繕わないと!これではいきなり奇声を発した変人だ。


とっさにオレは世紀の大発見をした学者にでもなったかのように大げさに腕を広げ、今見えている世界をそのまま口に出した。と言うよりうれしさからか自然と口から言葉が溢れた。

「青い空!白い雲!空を飛ぶ小鳥!そして、緑の大地には白い建物!オレンジの瓦屋根!石畳の小道!そこを行きかう人々!勇ましき冒険者!麗しきエルフ!この世界はなんと美しい事か!このすばらしき世に祝福あれ!」

事実オレにとっては大発見だ!こんな事が起きるなんてラノベの中だけだと思っていたのだから。なんだか全ての物がいとおしく感じ、うれしい。ただ、ただ、うれしい!


ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・・・・


鐘が鳴り響いている。だがその鐘の音はオレを祝福するものではないようだ。

鳴り響く鐘の音以外、物音や話し声がまったくしない。オレを囲む人々はあっけにとられた表情で静まり返っていた。

「あらま、」

側にたたずんでいる奥さんはぽっかり口を開けている。


自分の感動とは裏腹にあたりには表現しようのない冷めた空気が流れているのを肌でひしひしと感じた。サムイ!寒過ぎる!

(かぁー!!なんて恥ずかしい事を口走ったんだ!オレ!!)

後悔しても、もう遅い。


例えば学校の作文発表で周りはありきたりな文章をつらつら述べているだけなのに、勘違いしたオレだけ本気のポエムを自信満々に発表した様な空気感!

(胃酸が・・・登ってくる・・・)

嬉しさから一転、後悔の念が浮かび早くもこの世界から逃げ出したい気分だ。


オレはその場を離れようとした。だが、駆けだすより先に誰かが肩に腕を回して寄りかかってきた。

(やめてくれ!たのむからっ)

何かやらかすと目ざとく見つけて茶化してくる奴はどこの世界にもいるという事か。


寄りかかっている男を横目で確かめると、防具を着けている事から冒険者かもしれない。腰には剣もぶら下げている。一般人のオレには到底かなうとは思えない相手だ。

何を言われるのか?ビクつくオレに対して冒険者の男の言葉は意外な物だった。

「まったくその通りだな兄ちゃん!世界はこんなにも美しい」

男は言葉に続けて、腕を広げ辺りの人に同意を求める様に見回す。


「我が兄弟、良き隣人に祝福あれ!」

そう言うと男はポケットからコインを取り出し、側に転がっていた帽子の中へと放り込んだ。

「頑張れよ兄ちゃん!」

そしてオレの肩をポンと叩き、離れたところでこちらを見ていた仲間とみられる冒険者集団の元に戻っていった。


「あなたねぇ、うちが金欠だってのに、人様に恵んでやる金があるの!」

「なんだか困ってそうだったからつい、金なんてモンスター倒せば、」

「そのモンスターが最近スライムしか狩れてないから困ってんでしょ!」


痴話喧嘩しながら去っていく冒険者達の背中を見ているうちに、いつの間にか地面の帽子の中には、何枚かコインが投げ込まれていた。周りにいた人もコインを投げ入れたらしい。


(なぜみんなコインを帽子に入れているんだ?)

何が起きているのか飲み込めないでいるオレも、次の言葉で察しが付いた。

「辛い事もあるかもしれないけど、頑張ってください」

そう言葉をかけたのはオレより一回り若そうな女の子だった。少女は同情の眼差しをこちらに向けている。

チャリン♪

その子は帽子にコインを投げいれると、そのまま小走りに駆けていった。


オレは物乞いとみなされたのだ!

(えぇ!?違う、ちがう、チガウ!そんなつもりない!)

こちらはそんなつもりが無くても、みすぼらしい格好で訳の分からない詩か歌かを大声で言っている人がいれば物乞いのたぐいかと思われてもしょうがない。


今まで生きてきた中でも、かなり屈辱的な出来事だった。

(自分より若い女の子から同情され、お金を恵んでもらうなんて!)

オレのプライドは粉々に砕け散った。


ポツンとたたずむオレを残して、人々は白い建物の中へ入って行ってしまった。

他に残ったのは帽子に入れられたコインだけ。

「どうするよ、コレ」


このコインを拾い上げれば本当にプライドを捨ててしまうことになってしまう。今ならまだ砕けたプライドはボンドでくっつければ治るかもしれない。

(プラモデルかよ!)

想像の中で砕けたハート型のプライドをボンドでくっつけ直している自分の姿にツッコミを入れる。


ボンドで治る様な安っぽいプライドなんて捨ててしまおう。

なんといってもここは異世界だ!新たな人生の始まりだ!オレはこれからこの世界を生き抜いていかなければいけないんだ!

物語の序盤早々にお金を得ることが出来たのは運が良かったのかもしれない。

そう思おう!うん!自分を無理やり納得させる。


集めたコインをポケットへ入れ、ついでに自分のモノかも分からない帽子をさっそうと被った。

(善意で恵んでくれたんだ、ありがたく使わせてもらうさ!)

屈辱的な出来事も異世界に降り立った事実に比べればどうってことはない。


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