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短編置き場  作者: 駄文製造機
3/3

桜のように(とある少年のサイドエピソード)

とある少年は、花屋の店員に恋をした。

アルバイト募集の広告を見た彼は、すぐさま応募する。

店員の名は、エヴァン。

彼女の繊細な見た目とは裏腹に花屋の看板娘兼オーナーをこなす仕事ぶりに少年は感心する。

しかし、エヴァンは日光にとても弱い体質という弱点があり、昼間に外へ配達できる少年へ感謝する日もあった。

店内には、様々な花の写真も飾られており、地元の桜並木の写真があった。

並木に悪目立ちする朽木を残念がる少年。

エヴァンは朽木を再生させるために研究をしていると語る。

少年に研究の成果を見せるため枯れかけの花に特殊な調合をしたという赤い液体をかける。

花はみるみる元気になり、少年は驚愕する。

エヴァンは完全に朽ちてしまった木を再生させるには素材をもっと集めないといけないと語る。

彼女は、朽木から花が咲いたら花見をしてみたいとつぶやいた。

少年も花見に参加したいと言うとエヴァンは笑顔で了承する。

少年は、神社で祈る。

桜は一年に一度しか咲かない。

エヴァンの研究が成功しても何年後に約束が果たされるかわからない。

一年でも早く花が咲いてほしいと祈った。

翌朝、テレビ放映の桜開花予想では今週がピークだと伝えられる。

朽木に一輪でも花が咲いてないかと祈りながら確認しにいく少年。

朽木だったものは並木で一番の花を咲かせていた。

少年は自身の頬をつねる。夢でないことを確認すると狂喜し、『フラワーショップサクラ』に向かって走りだした。

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