レア登場!
俊介はソファで目を覚ました。
ん?なぜ俺はソファなんかで寝てんだ?
ベッドを見ると、そこには可愛らしい女の子がスヤスヤと眠っている。
そうか、まどかがいたんだ…
彼女って、二次元がいいんだろうか?俊介は考え始めた。まどかはノーマルだけど、その辺を歩いている女の子と比べれば十分かわいい。でも、俺、ずーっと二次元で慣れてたからな~。どーも、立体の彼女には違和感が…。
しばらく時間が経って…
まどかも起きて、今日は二人でゆったり部屋で過ごすことにした。
俊介は壁のモニターでゲーム。まどかは狭い部屋の床に寝転がって、ファッション雑誌を読みながらせんべいを食べている。
考えてみると、まどかが三次元に現れてから、最初の平穏な時間だな。ちょっとジャンクだけど…
こーゆーのも悪くないもんだ、そんなことを考えながらゲームをしていると、不意にゲームのモニターが鮮やかなピンクに替わった。
「そこでゲーム中のあなた!今、本商品のモニターになると、レア二次元彼女ゲットのチャンス!」
「おっ」
俊介は思わず声をあげた。でもまどかに悪いかな?
「どーしよーかなー、応募しよーかなー?」
「いいんじゃない~」
まどかは興味なさそうに、雑誌を読みながら答えた。
俊介は応募してみることにした。
当たった!
こ、これは…
かわいい!!!!
さすが、レア!
「ありがとうございます、ご主人様。かなこでーす。これから、よろしくお願いしますぅ」
モニターに満面の笑顔のかなこが写った。
「かなこ。あなたの出番はないわよ。俊介には、三次元の彼女がいるんだから」
まどかが俊介とモニターの間に割って入った。
「なによ!あんただって元々は二次元じゃない!」
二人が火花を散らしている。
「まあまあ、そんな。みんななかよくさ…」
俊介が二人をなだめようとした。
まどかが笑顔になった。
「まあ、いくらレアっていったって、所詮は二次元だもんね。まあ、せいぜい頑張れば?」
「くーっ!くやしーっ!」
かなこが画面の中で悔しがっている。
俊介は、モニターに応募したのを後悔し始めていた。…




