番外編 『ありがとう』
この物語は非常に短いです。ご了承ください。
尚、これにてこのお話は完結とさせていただきます。
短いですが、楽しんでもらえると幸いです。
俺たちは、あれからたくさんのことをしてきて、いまでは、子供にも恵まれ幸せな生活をしている。
でも、時には辛いこともあったりしているが、そこはなんとか、二人で助け合いながらやっているため、なんとかなっている。
「愛理、アイドルになりたい!」
急に愛娘がそんなことを言ってきた。
アイドルは、ちょっとまだ早い気もするが、高校生くらいになったら、やらせてあげてもいいかもしれない。
「まあ、大きくなったらな。」
娘は、笑顔で、「約束だよ!」なんて言ってきたので、約束は守らなければならいない。
「もー。浩人、あんまり甘やかさないでよね」
おっと。愛する嫁にお叱りを受けてしまった。
まあ、悪い気はしない。
「ごめんって。でも、やりたいってのを否定するのは良くない気がするんだよ。」
「それもそうよね。愛理が、これをやりたいっていうのは珍しいしね。あんまり否定しちゃうと、やりたいものが見つからないかもしれないしね。」
なんと、理解のある嫁なんだ。
まあ、でも、本当にそうなんだよな。
俺たちは、何事もなく生活をしていたとある日に、なんと、二人目ができた。
家族がまた増えてとても嬉しい。
でも、たまに喧嘩することもあるが、まあそれも成長のような感じがしてたまらない。
これからは、たくさんいろんなことが起きるかもしれない。
愛理だって、高校生になったらアイドルになってしまうかもしれない。
でも、それを反対してしまったら、もう今後愛理がなりたいものがなくなってしまうかもしれない。
それらを否定してしまっては、あまり良くないと俺は思う。
だから、愛理がやりたいことを率先してやれるように、俺たちは愛梨のことを支えていきたいと思う。
もちろん、菜月のことも支えていくし、なにより家族だから、愛理も菜月も両方とも守っていきたいし、大切にしていきたい。