表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/17

八話 『高校の時の記憶』

 これは、俺と菜月がまだ高校生だった時の話である。

 俺、濱野浩人は菜月の事が嫌いだった。向こうも、俺のことが嫌いだったのであまり菜月と話さなかった。

 でも、俺は菜月のことは嫌いではあるが、好きだったりしていた。まず、美人だしいいものをもっていて、そこがまず好きなポイントではない。確かに、そいう目でたまに見てしまうが、それは思春期の男子高校生なら絶対に見てしまうと思う。少なからず俺は見ていた。

 じゃあ、どこが好きになったかというと、実は塩対応だが優しい一面があって、ギャプ萌が激しい所とか、なんだかんだで、人思いだったりしているところなどに惹かれていった。

 だが、中学生に入ってから周りにお互いのところを馬鹿にされたりしたせいか、普段こんなことで、喧嘩なんかしない場面で喧嘩して、中学生3年になった頃から、菜月があまりにもうるさかったので、場を収めるために言った言葉はあまりにも酷すぎたことを言ってから気づいた。

 「お前、いちいちそんなところで怒るなよ。そいうところまじで嫌い。」 

 「私も、あんたのそいう上から目線なところが大っ嫌いよ!もう絶交よ。」

 「おう、いいぜ。もうお前となんて金輪際関わりたくもないね。」

 なぜ、こんなにも過剰に反応してしまったのか。

 そして、なぜこんなにも場を収めようと思っていながらも喧嘩腰に言ってしまったのか。

 こいう事が起こらなければ、今頃付き合っていたかもしれない。

 なぜなら、中学の時に菜月が俺のことが好きなのを知っていたからだ。

 なぜ、菜月が俺のことが好きだったのかを知っていたかというと、明らかに俺にスキンシップをとってきたり、少し、俺に好意的なんじゃないのかと揶揄って言っただけでら本気で誤魔化そうと必死に話しているのを見たら、絶対俺のこと好きだろとその時に思った。

 でも、周りから散々妬みやら嫌味やらを聞いていたら、段々と喧嘩することが増えていって....

 

だから、俺はこのまま付き合うのは無理なんじゃないのかと思った。

 そして、高校一年の時は一言も喋らなかった。同じクラスだったが、やはり、あの時言った言葉が癪だったのか、こっちを見ては鋭い視線で俺を睨みつけてきた。

 そして、進級すると同時に俺の親が離婚して、俺は母方の方に引き取られ、佐藤浩人になった。

 まぁ、段々と親の仲が悪くなっていくのをずっと見てきていたからか、いつか離婚するのではないのかと思っていた。

 だからと言って、生活が変わるかと言ったら何も変わらなかった。引っ越しはしたものの、別に今通っている高校からさほど離れていないため、転校することはなかっ、いや、免れたと言ったところだろうか。


 高校を卒業して、しばらくしてから親に例のお見合い話を持ちかけられ、その場所に行ったら菜月がいて、それから色々あったが、今はラブラブになって暮らしている。

 高校の時の俺は、絶対にこいう関係になれるとは思ってもいなかった。

 だが、結果的に結ばれて幸せに暮らすことができたので、逆によかったのかもしれない。

 

 そして、結婚してから一年になり、結婚二年目がスタートした。

 高校の時にあまり一緒に出かけるとことができなかったので、これからはもっと菜月と沢山触れ合ったり、出かけたりして今まで以上に良い関係になれたら良いなとも思っている。

 

 私、天音菜月は高校の時に浩人のことが、嫌いだった。きっかけは、中学3年になった時に、浩人が

 「....マジで嫌いなんだよ。」

 なんで、そう言われたのかはわかっていたけど、やっぱり言われると私の中での逆鱗に触れて絶交なんて言ってしまった。

 そこから、高校の時に浩人と目が合うたびに睨みつけてしまった。

 本当は、もっと浩人に話しかけたいけど、私が絶交なんて言ってしまったから、もし急に謝ったら、浩人はなんていうだろうか。でも、自分から言っておいて、急に私が悪かったです。ごめんなさいなんて、言ったらなんだか、私のプライドが許さなかった。

 それから、私はずっと話しかけずに高校を卒業をしてしまった。

 そして、お見合いの話が出てきて行ったら浩人がいた。

 その時は嬉しかったけど浩人のことが嫌いですと本人の前で言ったので、嫌っている雰囲気を出して、なんとか私がまだ、浩人のことが好きなことをバレずにすんだ。

 それから、私が入院して、もう関係が拗れるのは嫌だったので、退院してから本当のことを話そうとしたら、先に浩人がその話をしてきたので、浩人も同じ気持ちですごく嬉しかった。

 そのおかげで、今浩人と沢山触れ合えたりして、とても嬉しいし、幸せだった。

 もっと、沢山触れ合えたいし、浩人と色んな所に行きたいという欲望が最近ではじめてきた。

 浩人も同じ気持ちだったら嬉しいなと私はついそう思ってしまった。

 「幼馴染と結婚することになった」を読んでくださりありがとうございます。

 高校の時の記憶と題名で書いときながらもあまり、高校の話を出してないのはどうなんだと思ってしまった人もいるでしょう。実は私も書いてて思いました。これは、しょうがないことで高校時代の事だけを書こうと思ってもなかなか書けなかったので、少し中学時代のことを書いてみたら、思った以上に高校の話が少ないなと書き終わってから気づいたのです。

 でも、今更書き直すのも手間だったので、せめて題名たげでも、変えよようとも思ったのですが、私的にはあまりしっくりくる題名がなかったので、結局、「高校の時の記憶」という題名にしたのが理由です。なんだかんだで、これが一番私の中ではしっくりきたのでこれにしました。

 これからは、もっと良い展開にしていこうとも思うのですが、やはり現実は良いことが毎日のように起きるわけでもないので、そいった場面も含めて二人の関係を進めていけるように書いていこう思っています!

 改めまして、ここまで最後まで読んでくださってありがとうございます。これからも、二人の関係がどんどんと進んでく様子を見守りながら読んでくださると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ