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梅雨は誰だって

作者: タマネギ

こんな雨の日は

具合がよくないから、

休むことが多い。

寝ていることもある。


なんともない人が

羨ましくて、

不思議にさえ思う。

何かはあるだろうに。


梅雨は誰だって

好きじゃないはず。

紫陽花にカタツムリ、

それしかない気がする。


嫌な季節がもう来た。

聞いてないけど。

空や町に訴えても、

ためらいの無い雨。


薄い桃色の、

か細い傘だった。

不思議とその色は、

覚えてしまってる。


梅雨は誰だって

好きじゃないはず。

あの頃は肩寄せ、

雨垂れが綺麗ねと。


どうにかもう少し、

頑張ってみたい。

できれば死ぬまで、

書いてみたい。


病や失恋や

一人きりの日々。

現実と思い出が

雨に濡れて泣きそう。


梅雨は誰だって

好きじゃないはず。

明日には語れるかな。

この思いのすべてを。


梅雨は誰だって

嫌いでもないはず。

明日なら歌えるかな。

この雨のすべてを。

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