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軽く設定紹介1

忘れそうになることもあるので、ここまでの軽いまとめみたいな感じです。

後半にちょっとネタバレ注意!!

――――――――――――


『主人公』

名前:アルス・フォン・ヘルズ

性別:男性

年齢:10歳

・異世界からの転生者。よくあるテンプレ的な物に近いが、その死因はどうなのかと自分でも納得がいかないものであった。

・異世界物に関してはそれなりに知っている方だが、その主人公通りに動く気は余り無い。のんびり穏やかに、平穏無事に過ごせればいいなと思っている。というかそもそも、前世の自身に関しての記憶も薄いのだが、そこまでチートで活躍する気もないし、良く言えば野心がない。

・転生先はエルスタン帝国のヘルズ領地を治めるヘルズ男爵家3男。上に兄が二人いるが、当主争いには興味なく、前世の記憶を思い出す前から独立を考えていたので、良くも悪くもそう干渉されることはなく無視されていた

・黒目黒髪な感じで、年齢的な幼さが残っている。

・一応前世の記憶があるおかげで、今の家庭の境遇でも人間不信とかはなく、心穏やか。無視されて余計な干渉をされないからこそ、自由気ままにできていたのが大きい。

・神に転生特典としてもらったのは、魔法薬を精製できる能力。いつでもどこでも、想像力以外の材料いらずで思い通りの薬を作成可能。とは言え、完全なチートではなく、いくつかの制限が存在している。

・現時点で判明しているのは、不老不死だとか効果永続などの大きすぎる類は生成不可能。ただし、ある程度融通が利くので、抜け穴は用意されている様子。とは言え、抜け穴を使うほどの機会もないし、この能力を生かして薬師にでもなろうかと検討中。

・健全な男子ゆえに、変化後のハクロの素っ裸は流石に気恥しい。とは言え、気軽に触れることができるほど、信頼関係は築き上げた。というか、飼い主と人懐っこい子猫的な関係に近い気がする。




『ヒロイン?』

名前:ハクロ

性別:女性(モンスターなので雌の方が正しいかもしれない)

種族:不明。現時点ではアラクネと言っていいかもしれない。教員の調べでは変化前はおそらくホーリータラテクトとよばれるもの。

・アルスが変身薬で楽しんでいた時に、偶然見つけた大怪我を負った巨大な蜘蛛のモンスター。

・何らかの事情があってその場におり、当初は警戒心が強かったようだが、世話をされているうちに野生を忘れたのか、すっかりアルスに懐いてしまった。

・最初の容姿は巨大な真っ白ふわふわモコモコな蜘蛛であり、蜘蛛の背中部分に黒い毛で模様があった。個体によって模様差があると考えられるが、何の種族なのかは不明。

・割と器用。足がたくさんでも、主に前足を重点的に使っていた。

・薬の副作用なのか、それともその種族故か、はたまたはアルスとのめぐり逢いがきっかけなのか、ある晩脱皮をした際に、アラクネと呼ばれそうな容姿へ変化した。

・変化後は、元の蜘蛛部分は下半身へと移動し、蜘蛛の頭に腰掛けるような女性の体が形成された。とはいえ完全な人間の容姿ではなく、太ももから先が黒くとがっており、全体的に白い印象を与える清楚な美女で目が真っ赤。ただし胸部はぷるんっと豊かであり、まだ成長の可能性を秘めている。ゆえに、他の同性からは嫉妬の目が向けられたりする。

・現時点では言葉は手に入れていないようで、【キュルル】っと鳴くことが多いが、意志疎通自体はジェスチャーなどで可能。ついでに人に近い容姿を獲得したからか、あざといおねだり方法なども覚えてしまったらしい。

・姿が変わっても人懐っこさは変わっておらず、アルスの薬で小さくなって、枕に自分の意思でなっている。時々薬を抜いて元のサイズになって、全身枕もやっていたりする。枕の座は譲れない。

・人間に近い容姿を手に入れたからこそ、顔も得ており、人間のような容姿は完全なる美女とも言えるのだが、中身はちょっと残念なところも多い。肉も好きだが、野菜や果物の方を好んでいる。

・何気に頭は良いようだが、まだまだ発音練習中。頭の中では分かっていても、いざ言葉に出そうとするとうまくいかないらしい。練習あるのみである。



『ちょっと出たその他人物』

名前:ズラダ・フォン・ヘルズ

・わざとなのか、その名前と言いたいような人物。主人公の父親。

・ヘルズ男爵家の当主でありつつ、貧乏な領地経営に向いていないのか、賭博に嵌っている。

・妻はいるが、主人公の兄たちの母と主人公の母と、どうやら2人いたらしい。主人公の母の方は他界しており、残った妻の方は何処かの愛人となっている。

・賭博の掛け金で借金をしかけているが、色々とそこは乗り切っているらしい。一応父親という事で、その不毛の大地を哀れんだ主人公にせめてもの好意(実験台)として毛生え薬をかけられ、一時的にボンバーヘッドになったが、それすらも担保に出してむしり取られてはいる。その毛は奇跡の毛として、思いのほか高額で取引されていたりする。

・まぁ、ギリギリ破産していないところを見ると悪運はあるようだが、父親としては最悪の類。息子たちに当主の座を継がせた後は、勝手に破滅する可能性が非常に大きい。


名前:長男:ラダー・フォン・ヘルズ

   次男:グエス・フォン・ヘルズ

・年齢だけは主人公の語りで判明しているが、長男12歳、次男11歳ほど。

・全寮制の教育機関故か、行ったきり帰ってきていない様子。とは言え実家の父宛に手紙は出しているようであり、互に蹴落とし合って次期当主争いをしている模様。

・主人公を無視して互いにやらかしているようだが、そんなことは知る気もない。仮に争いに加わっていたら真っ先に始末をしようと考えていたかもしれないが、加わる気の無さを見て、無視することにした。

・一応、将来的な脅威になる可能性もあるのに排除し切らないのは、それだけの力を持っていないとの、そんな未来を見通す気もなく、自分だけが良ければいいという偶然によるものである。

・色々と頭が残念なことになっているようだが、そんなことはどうでもいい。


名前:ガルバンゾー

・学園のモンスター研究科目等、モンスターに関する授業を担当する教員の一人。

・アルスと関わり、何かと相談ごとに乗ってくれるいい教員である。

・筋骨隆々でありながらも、その肉体美は単純に趣味で鍛え上げた物らしく、その内容を聞けば自分もちょっと力持ちになれるのではないかとアルスは思っていたりする。

・学園の教員でありながらも、何やら事情があるらしく、帝国の間諜や皇帝と知り合いらしい。教員として過ごす方が楽しいので、そこまで関わる気もないが、帝国のためにという愛国心はある。

・モンスターの研究も行っており、その手の研究機関ともつながりが深く、何かと伝手は多い。ただし、研究機関に関してのコメントは避けており、何かそちらの方でも事情があるらしい。


名前:カイザリア・フォン・エルスタン(設定はあるが、本編で出せてない)

・エルスタン帝国の皇帝であり、厳格そうな人。

・帝国のために力を徹底的に尽くし、間諜たちに隅々まで探らせ、常に気を配っている。

・とはいえ、そこまで重苦しい雰囲気を纏う事はなく、孤児院を慰問しに訪れたり、臣下の意見を聞くための謁見などをこまめに行っており、国民からの人望は厚い。

・また、何かと見つけてはどういうことなのかすぐに探らせるようにしており、問題を早期に発見して未然に被害を防ぐ。ただし、一部ではそれができなかった例もあり、全てを掌握することが出来ないと悟ってはいるのだが、自身の能力不足として嘆くこともある。

・既に結婚済みであり、正妃・子供の存在はある。

・ただし子供たちは帝国だけで学ばせることはせず、他国の教育機関へ留学させるなどして、広い視野を持たせようとしている。また、家族仲は良く愛妻家ではあるが、たまにいらぬことをぼそりとこぼしては断末魔もとい絶叫‥‥‥悲鳴、何と言えばいいのかが定まらないが、時々そのような声が城内に響き渡る時がある。

・城内の臣下や使用人たちからの人望もあるが、上記の叫びの時は巻き添えに遭わないように動かれてしまい、助けてもらう事が出来ない。悲しい。



『現時点での国・地域などの設定』

国名:エルスタン帝国

帝国と名が付くだけあって、皇帝が治める大きな国。

領土はそれなりに広いが、皇帝が一番に権力を握っているわけでもなく、王城内で議会で話し合いをするなどをしており、議会制を半分とっているような形の政治を行っている。

帝都も国名そのままで、教育機関や王城など、何かと重要な建物が多い。

とは言え、領土がそれなりにあるとは言えまだまだ問題があるようで、議会の人達は高い給料をもらえるのだが、その分精神面での疲労が凄まじく、ちょっと薬師が厚遇されている。バランスが良い力関係を持っており、上層部は腐っていないのだが、最下層近くには一部困った者も多く、そのあたりの掃除もしたいのに増殖したりするのが頭の悩みどころ。

また、帝国の維持のために間諜などがあちこちに存在しており、何かがあればその情報をすぐに集めやすい。たとえ遠く離れた場所でもある程度直ぐに情報が来る当たり、情報伝達の技術が高いとみられる。


領地:ヘルズ地方

帝国の辺境よりちょっと手前の田舎の方にある、貧乏な領地。

とは言え昔は貧乏ではなく、きちんとした侯爵家が治める領地だったらしい。

今でこそ領民も数が少ないが、きちんと管理すれば発展の見込み有り。


議会の人々

・帝国内で何かと議論を交わし合い、政策に関わる人たち。

・貴族平民に関係なく議論し合いつつも、互いの苦労を物凄く深く知り合っており、一致団結する心はかなり強い。どこでも会議を開けるようにしており、机やいすを運ぶ専用の使用人たちが常についている。

・しかしながら胃の方にも負担がかかるので、王城内の議会室近くに薬屋を設立したのはここの英断とも言われている。わかりやすく言えば常識人兼超苦労人集団。良い胃薬や頭痛薬など常に募集中。


『その他:現時点での細かい設定(後で変更の可能性あり)』


「モンスター」

一般的な動植物とは異なるものたち。

一見普通の獣や植物に見えても、その体内には魔石と呼ばれる代物があり、それのあるなしによって区別がされている。

凶暴なモノから、人畜無害な家畜へ変貌するモノなど多種多様であり、その細かい部分を知るために図鑑が作られてもいる。また、環境やその他の要因によって大きく姿や種族そのものが変わることが確認されており、進化や種族昇華など、様々な言い方がある。



「チート能力」

主人公が神から与えられた能力だが、転生者にどうも選択して与えられるらしい。

とは言え、過去にやらかした人がいるせいで全部にそれなりの制限があり、完全なチートでもないともいえる。

そもそも能力に関してはその人の使い方次第なところもあり、あってもなくても努力によってはそのチートに勝ることがあるので、一概にチートともいえない。

良く言えば「俺つぇぇぇぇ!!」みたいな人たちがはびこることはないのだが、そもそも大問題を起こしそうな人を転生させないようになってきたらしいので、利用して馬鹿をやらかす人がいないともいえる。

チートがあっても、割と平和な世界と言えるだろう。


「ゼルナイト学園」

留年さえなければ

・1~4年生(10~13歳ごろ):初等部

・5~7年生(14~16歳ごろ):中等部

・8~9年生(17~18歳ごろ):高等部

・だいたい9年制

・成績が思わしくなかったり、何か問題を起こすと留年が決定

・新入生に対しては入学式早々学力確認のためのテストがあり、学力や要望によって、今後の学習内容をある程度決めることが可能。

・将来を見越して商人になりたいなら商人学科、薬屋なら薬剤師学科、騎士となりたいなら騎士学科など、進む先によっての学科も設立済み。

・全寮制、夏季・冬季に長期休暇で帰郷可能、アルバイト可、ペット可(自己責任)

・平民貴族は特に分け隔てなく、暗黙の了解程度。ただしそんなことも知らない馬鹿が出たりするのも悩みどころ。

・教師陣、熱意あり。ただし帝国の歴史に関しては分厚過ぎでちょっと苦手。

・食堂や風呂場などもある。ただし、覗き見厳禁でやらかせばお仕置きあり。






―――――――――――

ネタバレになりそうなので注意。


・ヘルズ男爵家当主ズラダ⇒本来は当主代理であり、当主そのものではない

・アルスの兄たち⇒血縁関係なし、本来は継ぐ資格なし。

・他国の貴族家の企みによって操作されていたらしく、元凶はその人たち。現在は発覚したので兄たちは退学させられ、根こそぎ捕縛の用意がなされている。

・結果として、次期当主になるアルスではあったが、今のところはまだ年齢的な問題などで領地が一時的に帝国の管理下に置かれている。また、元は侯爵家でもあるのである程度たてばそこまで爵位が戻って来るらしい。

・薬屋などをしてスローライフを目論んでいたが、それはちょっと挫折した形。けれども、それでもまだまだやる手段はあるので、完全に潰されたわけでもない。


・帝国の近くにある、ショコラリア王国の貴族、ゲシュタリア及びその家がなにかと仕掛けていたらしいが、今は撤退中。一時的に身を隠すようだが…‥‥アルスにとっては母を亡き者にした憎き相手。詳しい話しはまた後で聞くだろうが、復讐に関してはすぐに行う気はない。


‥‥‥主人公よりもハクロの方が設定が濃い気がする。

いやまぁ、作者の作品全部で言える事なのだが…‥‥うん、まだこの時点での話だし、その内増えると思いたい。

何故、こうも主人公以外の設定が多くなるのか…‥‥

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 抜けているような情報 転生者の存在が認知されていること
[一言] いやまぁ、作者の作品全部で癒える事なのだが…‥‥うん、まだこの時点での話だし、その内増えると思いたい。 「癒える事」 → 「言える事」 でしょうか? あまりどろどろした作風では無いですけ…
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