〜上島、起業に一筋の光が射す編〜
・・でも簡単に返事が来る訳無いんだよなぁ。だって無償だしさ、それにいかがわしい仕事と勘違いしてる人も多いんだろうし。しかも予測していたイタ電やイタメールさえも来ないとは・・どんだけ人運無いんだろ俺。
で、1か月くらいは全く返事が無い状態が続いた。もちろんイタ電やイタメールもその間も無し・・
でも、噂には聞いてたけど世の中に最低1人は物好きってのはいる訳で・・
今日もダメなんだろうなって思いながら、書き込んだネットの掲示板をチェックする。
すると・・
「自分でよければお手伝いさせて下さい。神奈川在住の23の男です。名前は加藤と言います」
もう織田裕二のモノマネするあの人じゃないけど
「キタァァァァァ!」って思わず叫んじゃったよ。
こっちもなんらかの返信をしないといけない訳じゃない?でもなんて返信していいか分からないし、とりあえず
「お返事ありがうとございます。ひとまず面接をさせていただきたいので、○日の○時に○○駅近くまで来れますか?よろしかったら返事お待ちしています」
って無難な返事を返した訳さ。
で、返信した後に文体をよく見たら、最初の
「お返事ありがとうございます」を
「お返事ありがうとございます」って誤字入力しちゃってるし・・
「こいつキョドってるなアハ!」なんて相手から思われて無いだろうか・・
まぁ、人間には誰しも間違いはあるんだ。と自分を戒めつつ、俺は小さい一歩でも自分の夢に近付いた事実に大きく胸を高鳴らせた。