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〜上島、コミュニティサイトの存在を知る編〜

「コミュニティサイトを利用するんですよ」

彼はハッキリと答える。

「コミュニティサイトって?」

俺って本当にそういうのに疎いな・・

「ミキシィって言葉を聞いた事はありませんか?」

彼は意外と英語の発音がいい。

「なんかテレビのワイドショーかなんかで聞いた事はあるな」

ワイドショー番組かニュース番組か定かでは無いが、雰囲気でワイドショー番組と答えた。

「そのミキシィというのがコミュニティサイトの代表格なんです。コミュニティサイトというのは、2ちぁんねるのような匿名で掲示板に書き込むサイトと違い、自身の存在を他のミキシィユーザーに明かした上で掲示板に書き込んだりする自己公開型の2ちぁんねるとでも言いましょうか」

2ちぁんねるは知ってるんだ。ネオ抹茶とか列車男で。

「でも2ちぁんねるってあまりいい評判無いじゃない?ミキシィもそうじゃないの?」

俺は軽くミキシィ批判をする。

「2ちぁんねると比べたら雲泥の差ですよ。ミキシィの場合は先程も言いましたが自己公開型な上に、自分の知り合いのミキシィユーザーからの紹介が無いとミキシィユーザーにはなれない方式を取っていますし、誰にでも簡単にアクセス出来る2ちぁんねるよりはユーザーの質は遥かに高いですよ」

彼の発言を聞いてるとミキシィが神格的な存在に感じてしまう。

「じゃあ、そのミキシィにURLを載せて宣伝すればいいんだね!」

今、俺はまともな発言をしたぞ。

「それは無理です」

何故に否定??

「自分はミキシィユーザーじゃありませんし、ミキシィユーザーの知り合いもいませんから」

さっきの

「俺、ミキシィ常にやってます」的な発言はなんだったんだよ!?

「あ、でも大丈夫です」

何が大丈夫なんだよ!?心でキレる。

「ミキシィ以外にもコミュニティサイトは存在しますし、紹介のいらないコミュニティサイトもちゃんと存在しますから」

それを早く言えよバカ!

「じゃあ、そこに宣伝URLを書き込めば・・」

「はい、ミキシィに比べるとアクセスして貰える率は低くなりますが、複数のコミュニティサイトで宣伝をしたらそれなりには・・」

なんか希望が見えて来たぞ!

さっそく実行という事で、彼のパソコンのインターネットからコミュニティサイトを検索し、複数のヒットに成功。各サイトのメンタルヘルス系のカテゴリを見つけては良さそうなトピックに片っ端から宣伝文句とホームページのURLを書き込んでいった。

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